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テーマ:受験シーズン(578)
カテゴリ:テスト
いつも明るい高3のNさん、クラスの盛り上げ役、マスコット的な存在。
そのNさんも、さすがにこの時期になってくると、ため息をついたり、うつむいていることが多い。 きょうも、不安そうな顔でわたしの方を見るので、「どうしたの?」と聞いてみた。 「推薦入試で、面接試験があるんですけど・・・面接の練習って何もしてないんです。よその学校の人に聞くと、学校でちゃんと練習してるって言うんだけど・・・どうしよう・・・」 「そうねぇ~~、あなたの場合、お辞儀のやり方と名前の言い方だけ練習しとけば、あとはそのままのほうがいいわね。下手に練習なんかしないほうがいいと思うよ。」 「ええ~~~~っ?(不安)」 「じゃ、わたしが、ダメな挨拶の例をやるから、どこがダメか言ってネ」 そして、ドアを閉めながらななめにお辞儀をしながら、ダラダラっと部屋の真ん中に歩いて、半分お辞儀をしながら、相手の顔も見ないで早口に名前を言って、背中を丸めて着席して見せました。 他の高3も何人か見ていて、大笑いです。 「あなたが試験官なら、ダメだこりゃ、と思うでしょ。いちどダメだこりゃと思ったら、このあとわたしがどんなに立派なことを言ったとしても、ダメだよね?」 「うん。」 「はい、面接指導、おわりっ!あなたは、持ってるキャラクターがとても魅力的だから、ちゃんと挨拶できて、あがらなければ、そのままでOKよ。わかった?さ、授業始めるよ~~~~」 とは言ったものの、全体に自信をなくしかけているNさん、もうちょっと細かく面接指導をして、自信をつけとくほうがいいのかな・・・ちょっと悩むところ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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