怒っちゃいけねぇよ(古い)
今日は3ヶ月ぶりで父の作品の素焼きを敢行。相変わらず「2時間経っても100℃あがらなかったり」「そうかと思って炭を足して吸気口を全開したら5分で100℃上がってしまったり」と、無茶苦茶な温度管理となってしまいました。相変わらず肉厚な父の作品、はじめのうちは昇温がゆっくりだったので多分大丈夫だとは思っていますが…。それはそれとして、私にはこの世で一番大嫌いなものがあります。それは「言うことを聞かない道具」というものです。最近はクスリの副作用か歳のせいなのか分かりませんが、とにかく何らかの作業の邪魔をされると、自分の血圧の上がるのが分かるくらい激昂する事が多くなりました。で、今日の激昂の跡がコレです。これは自前の「焼き物温度管理表」ですが、ボールペンのノリが異常に悪く『文字を書く時だけかすれる』という超常現象を起こしたのです。余白でグジャグジャと試し書きをしている時は調子良く書けているのに、それではと気を取り直して文字を書こうとすれば、一文字目から直ちに書けなくなるのです。 大事な記録なので書き直すのもイヤだったため意地でもこの紙に書こうと悪戦苦闘したのですが、その意地に反するかのようにボールペンは頑強に抵抗して徹底的に文字を書く事を拒むのです。写真のようになるまで格闘した後、私はその4色ボールペンを二つにブチ折りました。ゴミ箱にタタキ込みました。脳の血流が黒く染まってゆくのをハッキリ感じながら、インクの詰まらないサインペンを手にし直して、筆記を再開したのでした。あとたった数行のために。よく「道具には感謝しなさい」ということを聞きますし、その気持ち自身はないわけではないのですが、まず始めに「使う人間が快適さを感じる事」ありきだと私は思っています。こっちが使ってやらない事にはその道具には価値が出てこないはずなのに、人間を差し置いて自己を主張しようとするというのは到底我慢できない事です。ともかく「道具のクセに自己主張するんじゃねぇ!」と、言うことを聞かない道具に直面する度に私はこうして激昂するのです。コレを書いている時も一度パソがフリーズするし、ロジテックの安物光学マウスは何もしていない時に勝手にアイコンを左に流す悪癖があるし、怒りっぽいと些細な事が頭痛の種になっていけませんな。