神頼みの季節
昨年はレポし損ねていましたが、ここ3年ばかりの間、我が家はY市の野毛山にある「成田山新勝寺別院」と「伊勢山皇大神宮」の二つの物件へ初詣の後に横浜中華街で新年のお食事会というコースが定着しています。よく気にしてみると、この習慣が始まった2009年からは弟の結婚やら子宝やらピコちゃんとのめぐり逢いやら大きなイベントが起こっているので、ここでの初詣は我が家の重要な行事となりつつあります(少なくともガイド役の私の兄はそう信じてる)。その初詣を今年も1月2日に敢行してきました。今年は家を出るのが遅かった分、全国的に有名な大和トンネル~保土ヶ谷バイパスあたりの大渋滞に巻き込まれて昼過ぎの到着となってしまい、空きっ腹を抱えて慌ただしい初詣となりました。さてその風景ですが今回は大変に人で賑わっていて、警備員による入場規制までされていました。こんな扱いを受けるのは今回が初めてです。この鳥居をくぐるまで急な階段が続いているのですが、若者から杖をついた老人まで、みんな忍耐強く待って一定の数づつゾロゾロと登っていました。拝殿の賽銭箱前もこの通りの人だかりです。その場では口にする人は見かけませんでしたが、かの東日本大震災の恐怖がこの参拝者の数に結びついていることはほぼ間違いないと思います。日頃の信心がだいぶ薄れつつある現代日本人であっても何かあったら寺社仏閣へすがりに来るという習性はDNAレベルからしっかりと受け継がれているのだと強く思う今年のお正月でした。そんな中ちょっと心が揺らいだお手軽グッズ。なんか1000円という安さに危うく買うところでした(自作すりゃいいのだ)。その後運転手役の次兄に手間をかけてもらって中華街でいつもの儀式のように本格中華料理(でもメニューは庶民的)をいただき、ピコちゃんの待つ我が家へ帰るのでした。今年は穏やかな正月だったと思います。明日からは気持ちも新たに仕事初めです。