イシハラこの野郎
都政投げ出して新党を旗揚げした某都知事さん。その彼が今日「太陽の党」という名前を付けたのですが『太陽の塔』を崇める私にとっては大変不愉快であります。(もともと作家らしからぬ下品な発言が多い人なので好かないし)。最近聞いた事によると、私の崇める『太陽の塔』も、この某都知事に浅からぬ因縁があったそうです。これは1970年の大阪万博当時の姿を模したものです。大きな透明の屋根を突き破るかのように太陽の塔がにょっきりと顔を出していました。このデザインを岡本太郎氏が打ち出した時にはまだ塔には名前が付いていなかったのです。そしてこの「大屋根を突き破ってにょっきり」の姿(模型)を見たプロデュースの小松左京氏が「まるで『太陽の季節』(某都知事が有名になった小説)の一説みたいだね」という感想を述べた為に、名前が決まっちゃったのだそうです。この小松氏が言う一説は、小説の中で一番印象的ですが大変下品な場面でもあるのでそんな連想で名前がつけられた事を知った時は軽い嫌悪感が走りました。名前が付いちゃったのは仕方がないけど「タイヨウノトウ」といえばこの下品な新党ではなく荘厳なるこの塔の方がこれからもポピュラーであり続けて欲しいものです。