イエメンひとり旅♪(7日目)
今年のリフレッシュ休暇はイエメン旅行です。何故イエメンか?何処イエメンって?イケメン?様々なご意見をいただきましたが、kikomataro自身もよく分からない。インターネットで彷徨っているうちに、いつの間にかイエメンに行くことになっていました。移動を含めて10日間の短いイエメン旅行ですが、しばらくは思い出に浸りたいと思っています。どうぞよろしく。【7日目】今日は紅海方面2泊3日のツアーの最終日です。世界遺産のザビードを見学して、イエメン最大のベイタルファキーフの金曜市に寄って、サナアに戻ります。今日もロングロードになります。 朝ごはんに村の食堂へ朝からヤギです。ヤギ小屋の前でヤギをさばきます。だからと言って別にもう驚かなくなりました。最終日になると「新鮮でいいね」ぐらいに思います。 ザビードの旧市街の入り口です。ザビードは819年にアラブで初めての大学が設立された学問の中心地で、旧市街は世界遺産に登録されています。 ちょうどお休みのところを失礼します。この足の長い椅子はティファーマ椅子で、ここの地方特有の椅子です。砂漠でのサソリよけに高い椅子を使っているようです。寝てみるとちょうどハンモックで寝ている感じがして気持ちがいいです。起こしちゃったかしら? 小さいレンガを積み上げて漆喰で塗り、様々な幾何学模様を美しく描く壁を目にすることができます。 石つくりに比べるとレンガは弱いので、メンテナンスが大変そうです。このまま世界遺産がボロボロにならないように願いますが、近年ユネスコは世界遺産の取消しを検討しているそうです。 これは遺体を運ぶ椅子です。三角形の屋根がついているのは女性専用だそうです。上から布を被せるそうです。 アル・アシャーエル・モスクです。アラブ世界初の大学を併設した、820年に創建されたモスクです。アラビア以外にもエチオピアやソマリアなどからも学生がやってきて、医学、文学、数学、神学などを学んだそうです。 モスク内のイマームの椅子です。アバヤを着ていますが、顔を出していますし、ちょっとアフリカ系のお顔をしたお嬢さんたち。 目がキラキラしてきれいな少女。 ザビードを離れ、ベイトルファキーフへ。ベイトルファキーフはイエメン最大の金曜市が開催されています。もともとはコーヒー貿易の中心地として発展していたのですが、それが衰退した後はティハーマ地方の手工芸品の交易に替わって今も大変賑わっています。 kikomaの最初の目的地、ティファーマ織りの工房です。男ふたりが1ヶ月くらいかけて手作りで織る布です。縦糸をていねいに張り、その後横糸を詰めていく気の遠くなるような工程でした。2枚購入しちゃいました 金曜日は人人人・・・のすし詰め状態で、足の踏み場がないほどになっています。ここは牛の市場ですね。だいたい1頭50,000円くらいだそうです。 子ヤギの市場ですね。帰ったらすぐ食べるようです。だいたい1匹2,000円くらいだそうです。 おなかがすいたら、チキンをどうぞ すいかも名産です。甘くて美味しそう。 イエメンで毎日飲んでいたシャイのお店です。美味しいですけど、こんなにもって帰れませんよ この他に、イエメンでの重要な足となるオートバイスーク(市場)、金スーク、雑貨屋、薬屋、スパイススーク、カーボンスーク、電気屋などなんでもあります。伝統的な日用品のスークは面白いです。お皿代わりに使う丸ござ、麦藁帽子、ロバの鞍、籠やバスケット・・・など遠くからきたようなベドウィンのオバさまたちが売っています。kikomataroはこのベイトルファキーフの金曜市に来たくて、スケジュールを組み立てました。でも本当にこのおもちゃ箱をひっくり返したようなワンダーランド的な市を見ることができてよかったなと思いました。 ベイトルファキーフを離れ、一路サナアに向かいます。暑い暑いティファーマ地方から涼しい山岳地帯に移動をすると、爽やかな風の中のドライブに変わり、「あぁサナアに戻ってきたな」と思いました。 サナアでの最後の宿泊は、ちょっと高めのホテル(といっても6000円くらい)に宿泊しました。旧市外内にある「Burj al Salam Hotel」です。 鍵もアラブっぽくてかわいらしい 明日はとうとうイエメンを去ります。あっという間のイエメンの旅に、ちょっと寂しくなりました。もうちょっとこの異空間を旅したかったなぁと思い、イエメンの夜を眺めていました。