やっと1Q84 book3が読み終わりました!
少しずつ読んでいたので、1ヶ月以上時間がかかりました。book1,2で疑問だった事がこれでほぼ解決できました。book3は何だか謎解きが主で終わってしまったように思いました。book1,2が天吾、青豆の章だったのが、book3では牛河が加わりました。牛河は探偵のように青豆の行方を捜す重要な人物でした。もう少しで青豆を捕まえられるところで殺されてしまったのは何だかかわいそうでした。牛河はいびつな頭とか容姿の悪さが強調されていてちょっとかわいそうで、挿絵があったらどんな人なのか想像してしまいました。私は殺人が出てくる小説はあまり好きでないので、この話で牛河がビニ-ル袋で窒息死される描写がリアルで怖くなってしまいました。青豆は死んだと思っていましたが生きていて、天吾にもすれ違いながらもとうとう会うことが出来、月が一つの世界に戻れたので、読み終わってみるとbook1,2と比べスト-リ-が普通すぎる想像できた感じで物足りなさが残りました。ただ、ふかえりが急に出てこなくなったり、青豆に急に子供が出来たり、NHKの集金人が出てくるのかが理解できませんでした。NHKの集金人に関しては天吾のお父さんの職業だったようですが、たびたび現れているのは果たして誰だったのか何か意味があるのか気になりました。リトルピ-プルや空気さなぎに関してはbook1,2のふかえりの本をもう一度読み直さないと良くわからないなと思いました。宗教団体のリ-ダ-の死と今後の青豆の関係、青豆の宿した小さなものは今後どうなるのかを考えるとまだ続きがありそうな感じがします。牛河から出来た空気さなぎがどうなるのかも気になります。book3は10月から12月なので、1月から3月のbook4が出来るのかなとも思います。1Q84は久しぶりの長編で読みでがありました。時代背景、宗教団体、家庭内暴力、必殺仕事人のような殺人、推理など盛り込まれていてなかなか奥が深いと思いました。読み手によって受け取り方が違う本の面白さが味わえました。やはり話題となる本はそれなりに魅力があると思いました。話題の本はやはり読んでみる価値があるものです。