初心に返る
こんな時ですが前エントリーで書いたドイツ在住の女性のブログを読んでいて異文化(アメリカ)に初めて触れた時の事がフィードバックしてきました。初心に戻ってその辺の事も記録しておこうかなと。16歳で留学会社に決められたツーソンのホストファミリーの家へ。英語?できませんでしたよ。単語の羅列。太ったホストマザーと一回り年上の痩せたホストファザー、小学校低学年の男の子ともうすぐ一年生の女の子。小型雑種犬。絵にかいたようなアメリカの中流家族でした。留学生を受け入れるのは初めてだそうですが、しばらく手紙をやり取りしていたせいか子供たちはすぐになつきました。荷ほどきをしてるそばからぶら下がるようにまつわりついて、目ざとくお土産を見つけて、まあ喜んでくれたのはいいけど、かなり図々しいなと思った記憶が。初日か2日目か、くらいの時に、牛乳を飲むかと聞かれたので飲む、というと、冷蔵庫から出てきたのは生まれて初めて見る一ガロン容器のミルク。4リットル弱です。こんなもん、4人家族と言えど絶対期限内に飲めるわけがない。いや、期限、まだ大丈夫なんだろうか。でももうコップに注いでくれてるこの時点でいらないとは言えない。味もなんとも言えない。ミルクのせいなのか気のせいなのか、憶測と緊張で即座にお腹をこわしトイレに籠ってしまいました。その頃は着いて早々病気になってしまい、申し訳ないやら恥ずかしいやら。30年近くたった今もあの最初の緊張感は忘れられません。