Red Bull Art Conpe 無事修了
あっという間に、イベントが終わり1週間が経っていました。先週は久々にウルトラハードな生活で、心身ともに通常の生活に戻れるまで1週間かかってしまいました。でも、苦労の度合いが高ければ高いほど、終わった時の達成感、幸せ感は大きいです。心からやってよかった、誘っていただけてよかった、と関係者の方々、家族、友人に感謝です。今回のテーマはエネルギードリンク、Red Bullの空き缶を使って作品を作る、というのがテーマのAKIKAN ARTでした。Red Bullはオーストリアの会社で、ヨーロッパでは私がイギリスに住んでいた頃からよく見かけて知ってはいましたが、クラブなどでよく売っていたので、私はてっきりビールだと、今回のイベントまで思い込んでいました。なのでお酒が飲めない私は、ビールには全く興味ないので飲んだことはありませんでした・・・。AKIKAN ARTは海外ではすでに行われていて、今回は日本初と言うことでした。今回誘っていただいた方はファッションデザイナーなど、今まであまりつながりの無かった方々でしたが、イギリス、ロンドンで勉強された人達が多く、そんなつながりもとてもうれしかったです。で、今回の私の作品、いつも作品でやっている石膏の型取り。主人の足を取らせてもらい、その脚から体内に浸透したRed Bullが見える感じになっています。脚を石膏で包み、型を作り、その型にまた石膏を流し込むのですが、途中で缶を埋め込みました。そして型を壊しながら、原型を取り出していくのです。大きな木のマレット(ハンマー)と洋彫り用の大きめな彫刻刀で少しずつ壊していきます。そうすると、毛穴や指紋、血管、しわ、キズなど、それらが見事に残った状態で出てきます。これが本当に、生み出す感覚で楽しい作業なのです。一度始めると、あっという間に2時間ぐらいたち、無心で作業しています。こういうとき、瞑想状態と同じ状態にあるらしいです。本当に楽しくて、あっという間に明け方です。でも、朝6:30には朝ごはん、お弁当を作らなくてはいけないので仕方なく寝ました。この型を壊す作業、思った以上に時間がかかり、当日の朝までかかりました。型から全て出すまで、きれいに足が出てくるか分からないので、そんな緊張も抱えながらの作業でした。ギリギリで出来上がり、少しの睡眠でしたが夜には会場のクラブWarehouse702へ主人と駆けつけました。沢山の友人も来てくれ、久々に楽しい夜遊びでした。肉体は心と外界をつなぐ形あるもの。肉体は見えるけれど、心は見えない。見える肉体、世界にばかり“気”を取られていると、目に見えない大切な物が見えなく・感じなくなってしまう。目に見えない体の内側には、エネルギーも流れていて、これも見えない。エネルギーは体、心が良い状態にないと、滞ってしまう。内なる自分を見つめ、エネルギーを感じ、心と体が一体となりつながると、外界とのつながりも見えてくる。人とのつながり、世界とのつながり、宇宙とのつながりも感じてくる。