話を聞いてくれる人
フジのノンフィクションで放送していましたね。名古屋駅前で 無料で人のいろいろなその方の話をただ聞きますよ という青年の話。以前 ちょっとこのシリーズは脚色があると取材対象だった方がいうなんてことが ありましたがノンと言っても その方々の深い本音と 表し方にずれが出ることもあり得ることでしょう。なので やはり知りたいので 見てみました。人の話を さえぎらずに聞きますよっていうのは けっこう高いスキルではないかと思います。私なんか 到底できません。絶対なにか言っちゃうものでも仕事で顧客に対応していた時は 1時間以上も聞き役でいたこともありますけど・・・5年もやってきたというのは 世間でいうニートで引きこもり?な青年としてはとても有意義なんではないでしょうかただ それがお金を稼ぐことに直結していないだけで それを ニートのくせにとか 無職でとか 他人が言わなくたっていいことであります。確かに ほぼ自分自身のことは話さずに来ていたという その青年は週に一度レストランの配膳のバイトを少しやっているそうです。我が家からしたら 週に一度でもバイトをして ”聞き屋”をできてってとても羨ましいですよ。なにか 人と話したり楽しいと思えることをできたらいいのにと ギターやピアノを習ったら?などと やはり言わなくてもいいことを時に言ったりしますからね。ご両親がとても悩んで不安で でもいろいろ考えて支えていらっしゃる気持ちも ものすごくわかります。お母さまが 食事を作っておいておくのを青年がおいしそうに食べる「ご飯を玄米にしたら 風邪ひかなくなりました」と 親の思いをできれば感じないようにしながら食べ終われば 夜 駅前に出勤?するまで ベッドでだらだらするのだそう「生前贈与で年110万を毎年くれたらうれしいな」などと 本気半分 虚勢半分お父さまは 個人事業主でいろいろ苦労もされているのでしょうし 社会の中で苦労もなさってきたのでしょう「早く身を固めて 孫の顔もみたいですけど・・・・」と 同年代?いや私よりしただと思うのに へえ~~それは 私は考えてないなぁ と思ったり日ごろから言い聞かせてきたという ”世間の常識や当たり前”青年にとっては 父親は”話を聞いてくれない人” らしいとのこといやー-- 私も 言葉で言わないまでも そうだったかもね と思うところがあるまぁ 親ならみな少なからずそうでしょうでも私が 親にやはり進路のことで決められてきたことで 60代になっても親が亡くなっても まだまだ苦しいのですから自分が子育てするときに 一番気を付けたのは 強制しないことでした が気を付けるということは 本音には含まれていて きっと噴き出していたんでしょう。本音から なるほどね そうか そうしてるのか と聞くだけができていたらきっと 自分でいろいろを選べたことでしょうに・・・この青年は 苦しかったから それに反することしか選べなかったそうしたら こうなっていた ということでしょうこのジレンマは なかなか解けませんよそれは青年は 働かなくていいと思うんだ と決めきったことを言っていますが本音の中に 申し訳ない気持ちがあるので ベッドの中でグダグダせずにはいられないのでしょうわかるなぁそこで もう一つ親の気持ちで あー--良かったと思ったのが「石田さんちの大家族」の放送です。初めからずっと見ているのですが 定年後のご夫婦の気持ちがすれ違って うまくいっていない状態で まあ 今は円満別居中とのことですが昨日の放送ではですね・・・一番心配させた末っ子の隼司君がようやく結婚 子供をもって すごく大人になり一番苦労を掛けた子が 一番まわりの家族思いになった とか自己資金もないのに 妻や子のためにも家を建てたいと思いが募り お父さんにお金を貸してと頼みに来たのでした。そのとき お父さんはまだ早いんじゃないか 俺だって金は無いよ といいながら 100万円を貸すと すぐ言ってくれたことでした。以前のこのお父さんだったら もっと突き放していました。が今回は 違ったなぁ・・必死で働いていたころのお父ちゃんと ちょっと違ってきたインタビューに「率直に早すぎんじゃないのって・・ 自分に蓄えが無いのに なんでそんなに急ぐの?みたいな 他の兄弟らは 自分で買ってんだよ 自分でやっているんで 隼司は隼司で そういうふうにやりたいなら それでいいんじゃないの? 子供も生まれて こうやってやらないといけねー って言うならそれでいいんじゃないの? その代わり しっぺ返しは絶対来る 将来的に いつどこで何がくるかはわからん でも絶対来るで 覚悟しとき その時には 俺はもう地球上にはいねーから お前らで頑張ってくれって・・ そういうつもりで 俺のなけなしの金をはいどうぞってやるだけだから でも一つだけ よく子供らは 俺を頼ってくれている それは喜び 人生68年生きてきて あ~よかった やっと自分が子供らに対して ちゃんとやってこれてた という証だな あとは 何もない 親ってあほやなー バチっと切れない いつまでたっても 子供を甘やかすんだ 」お母ちゃんは お父ちゃんが仕事でいない頃と同じように 肝が据わっているのは以前からで「自分の仕事自体も落ち着いていないのに そりゃ無理だろってでも それは自分で決めるしかないの親がどうのこうのいう問題じゃないし口を出せば 金も出さないといけないでしょ自分の食べるものも青息吐息でやってんのに冗談でしょ? だよね でもワーと言ったって 一つずつ一つずつでいいんですよどんなに賢くてもいっぺんにやろうとしたら どっか抜けちゃうわけだし 」と 静観の構え久しぶりの家族旅行で そんなお父ちゃんの変わりようが不思議に みんなに伝わるんだね長男さんも久しぶりの次男さんも お父ちゃんに甘えてたあー- 気持ちって伝わるんだけっきょくそこで 隼司は「今回はやめる」と家族に伝えた一度 親に言葉にして頼んでみる そしてなんだかすんなり貸してくれるという・・だけど 言葉にしてから あとは自分に戻ってきた言葉で考えると自分でもう一度決められるんだねお父ちゃんの心の変わりようが お母ちゃんはきっと感じてたと思うだって今まで 俺だって家のために仕事に・・と 声を荒げることもあったけど・・ もっと頼り合わねばの時期になったら 受け入れられるんだろうなと 期待できた。なにがって 見えない変化なのに みんなが変わったそんなもんなんだね私も みんなにちゃんと伝えようっと