世界の国からラテン通信♪

[スペイン] カテゴリの記事

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• 未来のことはNo tengo idea(アイディアなし）！

  あまりにも忙しすぎて、もう続きが書けません。またそのうちに書くとして・・とりあえずしばらく更新をお休みします。学校が終わるのですが、なんと、タルヘタ（居住許可証）が来るのは、学校が終わってから！！！！！！マジですごいですよ、ビバ、スペイン！まあ、こんなことは他の方もだいたい同じ目にあっていると思うので、めずらしくもないでしょうけど・・。ここまでの道のり、尋常じゃなく長かった。８ヶ月もかかっちゃった。でも田舎に住んでる利点：ビザの審査が比較的厳しくない＆人が優しい＋ビザの有効期限を長くいただいたので、私はこの夏は本当にバカシオーネに出かけるのです！やっほ～い！！私は基本的に運がいいタイプなので、本当にありがたいことだと思います。そして、みんなの卒業後の動向について聞いてみました。私たちはアートスクールにいるのですが、５年ー７年も勉強しているのに、みんなとりあえずそれで食べていける人がいません！とってもうまいのに、仕事がないのです（今の段階という意味）。都会ならまだしも、田舎では難しいですね・・。「卒業したらどうするの？」という質問に、「とりあえず田舎に帰るよ。」「バルでカマレロ（ウエイター）でもするよ。」と答える人たち（なんで、カマレロ？）「インドでも行こうかな。」という返事に思わず、「なんでインド～～～？！」と叫んでしまいました！でも大半の返事がこんな感じです。「わからないわ。No tengo idea(アイディアがない）。」それも来年とか将来のことじゃない。この夏のこともNo tengo idea!今まで、食べられるかどうかもわからないことに時間を費やして、私はバカなんじゃないか？と思ったこともしばしばありました。でもですね、５年も７年も勉強して、すごくうまいのに、No tengo ideaってすごいよー！このあとなにするか、なんにも決まってない！マジすごい！！！日本人的に、なにかを勉強するということは、それを活かして、生計をたてることだと思ってました。でも、No tengo ideaでいいんだ、と思ったら、急に気が楽になりました（ただし、家族の助けがあったり、それで生活できる場合です！）。未来のことはNo tengo idea。来月のこともわからない。私のほうがよっぽど計画してるし、日本人に生まれて私は運がいい。もしかすると、彼らより私のほうがいろんなことができる可能性があるのではないか？とこの頃思い始めました。でも私はアイディアはいろいろあるのに、働いていいビザがないのです。彼らは働いてもいいのに、仕事がありません。皮肉なものです。というわけで、日本に帰るまで更新をしばらく休みますけど、また気が向いたら報告しますね。注（重要）：これはアンダルシアの場合なので、都市部や北のほうではまったく違う返事（計画的）になるでしょう・・。

  2011年06月22日

• 誰もなにも知らないパーティ。

  　１０周年パーティは夜１０時からと書いてあったので、１０時半に行ったら、ほとんど誰もいなかった。スペインにしちゃ早いと思ったよ。これはただのドアオープンの時間だったらしい。　しかも行ったら、普通にディスコ営業してた（貸切りじゃなかった）！　一応、カメラマンも待機してるけど、やっぱりすごいよ、スペインは！☆スペインでお約束：とりあえずまわり近所の人と仲良くなっておく作戦を繰り出す。カメラマンにも話しかけて、いろいろ情報を得る。が・・選手が来そうな気配がない。　結局２時間待って、数人の選手が来ただけで、あとは誰も来なかった。当たり前だ、これからトーナメント始まろうって夜中に、誰がのこのこ出かけてくるよ？！考えてみろ、自分！　ここでスイス人と、日本人のテニスファンに出会えたのでよかったけれど、あとは結局パーティらしきものは、なにひとつなかった！普通にお客さんが入って踊ってたし、なんのアナウンスも係りもいない。これでお金取るってひどすぎるよ、スペイン。　でもさすが、あっぱれスペイン！とも思ったのだった・・。

  2011年05月18日

• スペインでテニスを好きになるまでの道。

  震災のあと、旅行について考える元気もなかったのだけど、もうすぐスペインを離れるので、前々から決めていた、テニスの大会に行くことにした。ナダルがいるので、テニスのニュースが多いのと、１、とにかく生活が暇すぎる（そしてテニスを丸々、時差なしで観られる）２、スペイン語の放送があまりわからなかった（おもしろい番組が少ない）３、去年からＴＶがデジタルになったので、スポーツ（デポルテ）専門チャンネルが観られるようになったので、一気にテニスファンに転向。思えば、スペインに来て始めたことといえば、社交ダンスにベリーダンス、テニス観戦と、あんまりスペインに関係のないことばかり・・。フラメンコは速攻で挫折！！　去年、試合をＴＶで観たとき、前列にはキラ星のように俳優やサッカー選手が座っていて、テニスよりそちらの方がまぶしく、「これは行かねばならん！」とミーハーにも思ったのだった。去年は大好きなラウル（レアル）もいたけれど、今年はいない・・・残念。今考えたら、ＴＶ観てからでも観戦間に合ったんだった。電車で行けたのになあ。　テニスを観に行くと決めたものの、チケットの買い方もトーナメントのシステムもわからないので、くわしい方にいろいろ教えていただいた（本当にありがとうございます♪）　今まで知らなかったのだけど、トーナメントって、前日の夜にしか次の日の試合の予定が出ないのね！！！　つまり、みんな誰が出るかわからないのに、勘でチケット買ってるらしい。サッカーなら、この日この時間に行けば、必ずレアルなりなんなりその試合が観られるようになっている。でもテニスはギャンブルなのね。　そしてチケットは昼と夜に分かれている。どっちを買ったらいいの～～？！正解：テニスファンは昼も夜も買う（驚）！！！いやーすごい世界だ、テニス。　とにかく早く会場に行きなさい、ということで、１０周年パーティというものから参加した。でも、このパーティＷＥＢにもくわしい内容は載ってないし、大会事務局に電話しても、よくわからない（選手も来るんじゃないか？という返事）。インフォメーションの人もわからない。　スペイン得意の、誰もなにも知らない（イエイ！）。なんだかわからないが、行ってみてから考える！ということで、とにかくパーティへ行くことに。つづく

  2011年05月14日

• スペインでも地震が・・。

  スペインでも地震がありました。うちからそう遠くはないのですが、まったく揺れなかった・・。スペインで地震があったらこうなる、という予想どおりな崩れ方に、驚いてしまいました。耐震構造になっていないので、映像を観る限り、家がボロボロに崩れてた。自分のアパートでも、地震にあったら、どうなるかわからないと思います・・古いし・・。お風呂でこけただけで、タイルが大量にはがれおちたアパートです（怖）！地球は動いているのでしょうね。つながっているような気がします。さて、地震以来、落ち込んでいたのですが、やりたいことは全部やろうとマドリッドに出かけてきました。もうすぐスペインを去るので、準備しなくてはならず、いつ続きが書けるかわからないのですが、またあとで書きます！

  2011年05月13日

• レアルのCOPA DE REY優勝！

  　１８年ぶりにCopa de Rey優勝です！やっとタイトル獲れた！考えてみたら、スペインに来てから、初めてレアルがタイトル獲ったような・・(泣）。　バルサが強すぎるのです。他のタイトルは獲れるか微妙なところ。　ところで初めてスペインに来た時、国王が気さくに試合後インタビューに出てたりして驚いたのですが、今回は、カシージャスが優勝トロフィーを受け取るのに、国王と女王にキスしたあげく（注：いつものこと）、二人の目の前の仕切りに登り、至近距離で女王の目の前にお尻を向けた上、女王をどかせ（なんと）、国王に手を支えてもらって（正しくは手を握り合って）、立ち上がったのには、本当に驚きました！！！！！　んにゃ～！スペイン人すごすぎる！　スペイン優勝の時、プジョルが上半身裸で下はタオル巻いただけで、女王に会ってたのにも驚いたけど、とにかくスペイン人、王室との距離感近すぎ！　去年、皇太子ご夫妻も、シャキーラのライブに普通に来てて、しかもノリノリでした。シャキーラも「フェリペ、レティシア、ありがとう！」とか普通に言っていた。　このフレンドリーさ、日本にも取り入れたいところです。でも、エリザベス女王にキスしてお尻向けるイギリス人は想像できませんが（笑）。　ところで、今シャキーラはバルサのピケとおつきあいしてて、超ラブラブなので、この日試合を観に来ていましたが、なんと国王と同じ段の席にいました。さすが、世界のシャキーラ。「レイナ（女王）並みだね。」と友人と話しました。　よく考えたら彼女はコロンビア人なんだけど、この懐の深さがスペインだと思います。　　選手は試合後、すぐさま飛行機で帰り、着いたらすぐに優勝パレードっていう体力がすごい（見に行く人もすごい）！ヨーロッパの他の国で試合があっても、終わってすぐ飛行機で帰って、明け方着くとかいうスケジュールはザラ。優勝したあとは、飛行機でも大盛り上りで、歌ったり踊ったりしてる！このありえない体力、スペイン料理からなのかな～～？延長１２０分を戦ったあと、あの元気って、よくわかりません。　地元では、セマナ・サンタの行列のセット脇で、地味～にレアルファンが集まっていました。寂しいなあああ！１８年ぶりの優勝なのに・・。パレード行きたかった！　

  2011年04月22日

• 誰が好きなの？？セマナ・サンタ？！

  ＠スペインです。レアル×バルサ、なんとか引き分けました・・後半立ち上がりで一発レッドが出てしまい、レアルは１０人で戦いましたが、バルサ相手によくふんばりました。　そして、セマナ・サンタ（イースター）が始まりました。ヨーロッパのＧＷというべきイースター、どこも混んでるので、どこにも行きません。　そして、私は教会と教会の間の聖母マリア通りに住んでいるので、セマナ・サンタ行列の間、寝れないのです・・最終行列が夜中２時で、家からも出られません。うかつに家を出ると、今度は家に戻れません。毎年予定表を手に入れるのは、行列を避けるためです。　各団体に音楽隊も付いているので（それももの悲しい音楽の）、本当になにもできないです。私は今年最後なので、開き直ってがんばろうとは思っているのですが、毎年この時期が憂鬱です。　ところで、地元の誰に聞いても、みんなセマナ・サンタ（の行列）が好きじゃないと言っています。じゃあ誰が好きなんだろう？？たくさんの人が出てるので、誰かは好きなんだと思うのですが。それか基本的に暇なので、なんとなく見に出てるというのもあります。出かけるとなると友人、家族と一緒（ベビーカーも）なので、場所を取るし、超うるさい！！　行きつけカフェ１のラファとカルメンは、前日から戦々恐々で準備に余念がありません。早じまいして、シャッター閉めて襲撃に備えています！「まるでゲラ（戦争）のようだね」と笑いました・・。行きつけカフェにも夕方はしばらく行けません。　とりあえず、この一週間を乗り切らねば。「アニモ（がんばって）！」とお互い言いながら、ラファとカルメンと別れました。結論：嫌い、と言いながら、行列が来ると見てしまう人も含め、人出がすごいのだろうと思いました！　Ｐ．Ｓそして気がつけば、震災後初めて、数時間ほど日本のことを考えませんでした（あまりにセマナ・サンタの行列がすごいため）。意外なセマナ・サンタ効果です。

  2011年04月18日

• ワンピースと禁煙。

  ＠スペインです。　パンツ党でしたが、今年からスカートをはく回数を増やしました。普通の格好でも、スカートをはいただけでほめられます（笑）。　先日、サッカーを観に、久しぶりにバルへ行きました。そのあと出かける用事があったので、うすいピンクのワンピースにラインストーンのピアスをして、自分の作ったブローチをつけて、行きました。　そしたら、この３年間、一度も話しかけてこなかったスペイン人の男の子が話しかけてきました（爆）！ワンピース、恐るべし。そうです、今まで私はほとんど家着でここのバルに行ってたのです！！　なんで家着で行ってたのか？というと、タバコのにおいが服につくので、すぐに洗える服しか着ていかなかったのです。煙で目が痛くて、ほとんど泣きながらＴＶを見ており、ハーフタイムは外で休憩していました。本気でゴーグルして行きたかったです。いつもサングラスをして観ていました。　ところが、今年からスペインは公共の場所が禁煙になったので、バルの空気が超すがすがしくなりました（外が煙くさいですが、それはまだ我慢するとして）！　もう泣かなくてもいい！　今までチェーンで吸ってたおじさんたちも、途中で立ちたくないので、４５分間おとなしくＴＶを観ています。退席するおじさんもいません。　な～んだやればできるんじゃん！という感じ。今までなんだったのでしょうか。これで、カフェでもライブでも、くさくなったり、服が燃えたりしなくて済みます（感動）！！！　というわけで、私はワンピースを着て、バルに入ることができたのでした。　でも、私はレアルのラウルファンで、彼がレアルを去ってから、行く機会が減って残念ですが・・。　今日からバルサとの直接対決があります！vamos a ganer(勝つぞ）！　

  2011年04月16日

• 玄関に闘牛士？！

  今週の驚き：夜９時、アパートの前で、２０歳くらいの男の子が途方に暮れていました。洋服の袋を持って、人を探しているのです。「アルフォンソを知りませんか？」アルフォンソとか、アントニオとか、たくさんいます（笑）！さて誰だ、アルフォンソ？　よく考えたら、テイラー（洋裁屋）のアルフォンソでした。私はまた玄関まで戻って家を教えてあげました。 あとで奥さんのラファに聞いたら（注：家まで来た）、彼は闘牛士で、明日着る衣装がどうも入んないんだかなんだかで、リフォームを頼みに来たらしい。なんで入らないの？牛にさされたの？それともただ単に太ったの（これが濃厚）？！　というか、なんで前日の夜９時にそれを頼みに来る？(ただし、夜９時は、スペインでは晩ごはん前）　そしてアルフォンソも部屋番号が変わってるのに、なぜ正しく書き直さないの??だから彼は困ってたのです。　という、とてもとてもアンダルシアなお話でした。これで人生なんとかなるところがすごい！すべてがこの調子！　P.S.明日までに衣装を直すそうです・・。いやーびっくり。誰かの友達かと思って、よく見なかったわ。衣装を届けに来た子かと思ってた・・。衣装を着てないと、まったく普通のスペインの子ですねー。

  2011年04月14日

• 作って作って止まらないのは・・

  ＠スペインです。というわけで、この一ヶ月なにもできませんで、ひたすらモノを作っていました。人生でこんな目に会った事がないので、なぜだかよくわかりませんが、作りまくっていました。　売れるものは売って、全額寄付にあてました。でもまだ作るのが止まらない。なんでだ？！　人はストレスがたまりすぎると、わけわからない行動に出るものだとわかりました・・　私はストレス解消に野菜を切るのが好きなのですが、今回は買い物にも行けず、野菜がなくてなにを料理していいかもわからなくなり、野菜が切れませんでした。子供がいたら、もっと早く普通の生活になったと思うのですが、一人なので、なかなか元に戻りません。　なにかを考えるのも、計画するのも、旅行も考えることができず、なにも建設的なことが考えられず、今にいたっています。唯一、you tubeで日本のＴＶ観るのが息抜きです。　ありがたいです、you tube!　そのＴＶの中で、「なにかを作ったり表現することが、震災ストレスにもよい。」というようなことを言っていて、私の症状はこれだったか、と思います。なんとか、自分の中でバランスをとろうとしていたようです。　スペインの生活で学んだ、「倒れてもわらをつかむ」というか、なにか違う方向に成長しようとしてるのかもしれないと思いはじめました・・。ありえなく前向きで、ありえなく自己主張してて、ありえなくなんとかなると思っている。スペインで細胞が入れ替わっていて、日本でありえなく浮いたらどうしようか、とちょっと心配で笑えてきます・・。

  2011年04月12日

• 震災後のスペイン語

  　＠スペインです。　やっと少し落ち着いてきました・・　今回の震災のあとわかったのは、私はスペイン語も英語もまったく正しく話せていないなあということ。ラファにチャリティのチラシを添削してもらったら、結局全書き換えになった(笑）！それで彼がパソコンで打ってきてくれたのでした。　もう少し、真面目に勉強しておけば・・と思うのですが、あとの祭り。　毎回同じ会話をするので、このスペイン語だけはよく話せるようになりました。「私は南の出身なので、家族も家も大丈夫です。友達も無事です。でも東京にたくさん友達がいるので、心配です。でも東京はそれほど混乱もなく、ちゃんと機能しています（東京がヤバいと思っている人が多いので）。」　これに、「今回のことは悲しいことであるけれど、私たちはまた立ち上がる」と付けていたのですが、いつ立ち上がれるのか・・わかりません。　これを３週間ほど、オウムのように繰り返していたら、本当に気持ちが疲れてしまって、スペイン語もなにも・・出てこなくなりました。誰ともこの話をスペイン語でしたくない。そうでなくても核とか地震とかの単語まじりのスペイン語・・疲れます。これにプラスして、東京の人口や、お金の金額など、質問によっては数字が必要になります（数字が苦手）。　スペイン語は、誰が主語なのかで動詞形が変わる上、女性名詞と男性名詞があって、冠詞もそれぞれ変わるので、統一して話すのが私には非常に難しい。会話ならまだしも、書いたら全然間違ってる！！　別に正しく話さなくても通じりゃいいじゃん、と思うかもですが、途中で相手がハテナ？の顔になるのも、なかなかつらい・・　こうなってくると、ただ普通に、何も考えず、しゃべれることがなんてありがたいことかと思います。日本語バンザイ！

  2011年04月10日

• 普通の幸せ。

  ＠スペイン　行きつけカフェです。　すでに３０度超えてます。暑い・・。　行きつけカフェ１のラファ（チャリティのチラシ作ってくれた人）と、「あっついねえー。夏はここにはいられないねー。」などと話していたら、彼は、「８月は店を一ヶ月閉めて、アルメリアのビーチに行くんだよ。」とうれしそうに言いました。そうです、ここら辺の人たちは、アルメリアのビーチに行くのです。間違っても、コスタ・デル・ソルなんか行かない（イギリス人がいっぱい！）！とはいえ、私は一番好きなのは、マルベージャなのですが・・。これみよがしにフェラーリとか止めてるのを見るのが好き（笑）！買わないけど、カルティエとかに入っていろいろ見せてもらうのが趣味！　ラファには子供が二人いて、こちらの家族はいつも全員一緒に動くので、もちろんみんなで海へ行くのです。たぶん親とか友達と行くのかもしれない。　外国にも行かないし、お金もたいしてなさそうだけど（失礼！）、仕事はたいしてきつくもないし（コーヒー作ってるだけ）、客は少ないし、上司のストレスもないし（一人で働いてるから）、その上夏は一ヶ月休んでバカシオーネだなんて・・ぜ・い・た・く♪　こういう生活を幸せというのかもしれないと思いました。　　

  2011年04月08日

• 罪悪感と心労・・

  　震災のあと、自分に罪悪感があるとは思ってもみませんでした。安全な海外にいて、なんの被害にも合わず、食べ物もふんだんにある生活。そして日本の人たちとこの時を分かち合えない自分。本当にまさかです。このラテンな生活の中で、まだ罪悪を感じるなんて、やっぱり自分は日本人なのだと気がつきました。　半年ぶりに東京から友人が帰ってきて、ようやく日本語でいろいろ話すことができたのですが、東京の現実を聞かされるにつけ、やっぱり想像以上によくない状況だとわかりました。特に人の心が傷ついているとわかりました。でもそれもあくまで想像でしかありません。それがまた悲しくもあります。　赤十字にお金を送りました。今のところ、これしかできません。これしかできないということがまた私を悲しくさせ、異常な勢いでの募金やチャリティ活動になったのかもしれません。すっかり疲れて、寝込んでしまいました。　そんな中、土曜の朝１０時、ベッドから出られずにいたら、ピンポ～ン、と玄関のチャイムが鳴りました。津波のことかな？と思ったら、下のおばちゃんが、「水がもれてるから、今すぐ家を見せて！」と言うのです！水がもれてると他のおばちゃんから聞いたのが１ヶ月前。いきなり来て、いきなり家に入れろ！と言うか！！！　スペイン人は家だけはきれいなので、いつ人が来ても大丈夫なのです。でも私は日本人、頼むから前の日に言ってくれ～～～！！！　でも震災のあと、私は募金やチャリティの準備や鶴を折ったり、モノを作ったりするのが忙しく、そうでなくてもなにも手につかず、家も片付けられず、なにもかもが出っぱなし（言い訳？！）。旅行のあと、スーツケースの中身もそのままで、はっきり言って、この家始まって以来の家の汚さなのに、そこに入ると言うか！　・・もうしかたない、入れました。私たちの気持ちなんかわからないだろうな、と思いつつ。津波の津の字も言ってくれなかったし、前々からとんちんかんなおばちゃんだと思ってたけど、これでもう本当に縁切ろうと思いました（笑）！　そして「あの日本人の家、とっても散らかってるのよ。」とアパートで言われてるかと思うと、またベッドに戻って寝込んでしまったのでした・・（スペイン人はウワサ好きです）。　この日本人の心労が、誰にもわかってもらえないのが、また疲労の元なのです。　

  2011年04月07日

• 日本は私の家族。

  ＠スペインです。　先日、地元でのアートによるチャリティがあり、ひとまずこちらでの募金活動をいったん終わりました。　この３週間、個人的な募金活動のほかに、団体での募金活動に１回、チャリティに２回参加しました。　また、個人的に和布ブローチを作って販売しました。これが結構評判がよくて、思ったよりもみんな買ってくれたので、まとまったお金を送れます。　この３週間、できる限り、全力でがんばりました。なぜなら、・・こちらでの日本への関心は、そろそろ薄れてしまうだろうと思ったからです。あとは日本人でがんばるしかありません。　モノや食べ物を販売して、そのお金を寄付する方法はなかなかいいのではないかと思う反面、自分よりもお金を持たない人から、寄付を募るというのはどうかなと、思ったこともありました・・。ただ、一人一杯のコーヒー代で、日本がとても助かるということは確かです。日本だけの力(お金）では、どうにも足りません。　途中、自分がお金を送るだけのほうが、まだ早いのではないかと思ったこともありました。　少し時間がたって、ようやく少し冷静になり、自分は自分がお金を送るだけではなく、とにかくなにかをしたかった、と気がつきました。多くの海外在住の日本人が、「震災後、なにも手につかない。」と書いたり、言ったりしてるのを見たり聞いたりしました。私もです。自分はここでなにもできないのに、なにかをしなければ、とあせっていました！　本当になにもできなかったです。ごはんの味もしないし、なにか食べられればいいという感じで、料理も掃除もできませんでした・・。　いいこともありました。人の優しさが身にしみたり、あと、自分のことを考える暇がなかったため、自分について悩む時間がなくなりました！自分の悩みはちっぽけなことだ、と思いました。　今後も日本を支えるという意味で、支援をしていくと思います。復興は日本人にとって長い道のりですが、きっと大丈夫。　日本は私の家族。家族のために、また元気に働いて、お金を作って送ります！

  2011年04月06日

• 私たちは同じ惑星（ミスマ・プラネタ）に住んでいる！

  ＠スペインです。　震災のあと、毎日いいことと悪いことが起こって、気持ちのアップダウンが激しいです。なにかをしようとすると、このようにストレスがかかるんだったなあ、と思い出しました。日本でのストレスとは違うストレスですけれど。　この震災を機会に、自分たちの活動や仕事をアピールしようとする人たちもいるように感じます。スペイン人と日本人の考え方や思いの違いに、悲しくなることもありました。しょせん人事よね、と思うことも多々ありました。　でも、寄付を募るために作ったブローチを買ってくれたスペイン人のおばさまが、「あなたの国のことはもちろん心配してるし、気にしてるわよ。だって私たちは同じ惑星に住んでるんだもの。違う惑星じゃないわよ。」　と言ってくれて、とてもうれしかった！　同じ惑星＝ミスマ・プラネタ（スペイン語）。　私たちはミスマ・プラネタ！他の惑星のことじゃない！　共に助け合っていきましょう！　他の国の人が困っていたら、また助けましょう！

  2011年04月05日

• スペインで灯篭流し

  　先週、ある団体が日本人のために、灯篭流しをしてくれるというので、行きました。実は灯篭流しを見るのは初めてです。　でも行ってみたら、ずいぶんイメージが違ってました！　まず、お菓子を入れるうす紙みたいなのに、オリーブオイルを入れ（さすがスペイン）、その中にパラフィン製？の小さなろうそくを入れてるのです。で、これはくにゃくにゃして手で持てないので、お掃除する柄？みたいなものに乗せて、川に流してました！　そしてなにより驚いたのは、地元の川が激流で、すっごい勢いで流れていったこと！！！これはみんな想定外だったようで、「川の流れが速くて・・」と言ってました。土手でやってたので、ぼろぼろ崩れてきて、踏み外したら流されそうだったし！！　まったくもって日本的な風情とか、悲しみとかそういう感じはなく、子供は大騒ぎだし、やっぱりスペインらしかったですが、とてもありがたく思いました。P.S.　行きつけカフェ１のラファはチャリティイベントのチラシを作ってくれて貼ってくれたし、他の行きつけのカフェ２と３にも張り紙をさせてもらっています。他のチラシはすぐにはがしてしまうのに、日本への寄付とチャリティイベントについては、ずっとはがさずにいてくれてる！しかも私は店の玄関の一番目立つところに貼りました(笑）！確かに許可は取ったけど、こんな場所に貼っていいとは言わなかったよね・・。だんだん厚かましくなります。　あとで聞いたら、「はがれるから、時々貼りなおしてるよ！」と言ってくれました。ありがとうルイス！　よく考えたら、親切にしてくれてるのは、またみんな男性ですが・・（笑）

  2011年04月02日

• 今だから、自分に小さな楽しみを。

  　数ヶ月ぶりに映画館で映画を観ました。なにかこう、自分を甘やかしたかったのです。頭も体も疲れています。　最近、こちらではとても少ないスペイン語字幕バージョンしか観ません。なぜって・・スペイン語で吹き返られているのはまだいいとして、映画観てる間、スペイン人がしゃべってうるさくて映画に集中できないから！！！！　映画観ながらしゃべる？！田舎だからなのか？電話だって出ます（笑）！　というわけで、映画に行くと余計疲れるので、スペインではまったく行ってませんでした。　スペイン語字幕映画はすいてます。今日もまた一人で映画を観ました。映画館に一人きり（他に客なし）で観るのが好き。誰にも気を使わず、家で観てるみたいに、ばりばりぼりぼり食べたり飲んだりしながら観ます！田舎ならではの醍醐味♪自分では試写室みたいと思ってるのですが。　久しぶりに映画に行って、やっぱりよかった。ＤＶＤもいいけれど、映画はその２時間、他のことを考えないで集中できます。やっぱりいい！　震災のあと、気持ちが沈んでいて、そのことを考えない時間はなかったけれど、この２時間だけ癒されました。　自粛や不謹慎という言葉も聞きますが、やっぱり消費できる人はしたほうがいい。　震災後、スペインでの消費活動は、生命維持のみに限られています。まったく消費する気がおきないし、暇もない。新しい服もなにもかもどうでもよくなっています。でも、今までさんざんスペイン経済に貢献してきました。だからこれくらい、いいでしょう。　でも日本にいるのだったら、今こそお金を使って、楽しんだほうがいい。なにもかも自粛なんてダメです！その右に習えが世の中をつまらなくします。復興も遅れます。　寄付を集めるのも大切だけれど、きちんと消費するのも同じくらい大切なことだとこの頃思います・・。　映画は、パーキンソン病の女性と恋した映画でした。　たまたま観た映画がこれだけど、おそらく、落ち着いたら、今、日本で日本以外で大変な人たちのことも考えなさいというメッセージかもしれないと思いました。　そして、健康であることに感謝し、心も体も健康に生きることを選択しようと思いました。　

  2011年03月31日

• アイディアで寄付を募る

  ＠スペインです。　私は、元々ものづくりが好きで、なにかを作っていると癒されるタイプです。アイディアを考えるのも好きですが、今回は募金をつのるために、いろんな工夫をしました。どうやったらお金になるかを考えました。　張り紙はもちろん、いろんなところに協力をお願いしました。でもこれだけではお金にはならないし・・寄付は集まらない。　大きな街でチャリティイベントがあると知り、ここで自分の作品を売ったらいいと考えました。ただ、知ったのが３日前くらいで、準備が間に合わない。自分の作品だけだと商品が足りないので、どうしたものか？と考えていたところ、次の朝、「そうだ、他の人たちに作品を寄付してもらったらいい！」と思いつき、他のアーティスト数人に作品を寄付してもらえないか、頼みました。・・本当に厚かましいです・・。今考えても、そうとう厚かましい！！！　でも、現金での寄付が難しい以上、商品でいただくほうがまだよいと考えました。はっきり言って、彼らに日本に寄付する義理はなにもないのだけど（笑）。　みんな心よく寄付してくれました。私の勢いに押されたという説もあるのですが！　でもこういうときに、本当はどういう人かわかります・・。　情けは人のためならず、ってことわざが頭をよぎるのですが、スペイン語で説明できないので省略。　いまだにスペイン語も怪しいけど、時々英語もまぜこぜで、すっごい会話ながら、なんとか言いたいことを通じさせてます。人間、やればなんとかなる！　もう少し時間があったら、お菓子やＴシャツなども作りたかったのですが、間に合わないので、アクセサリーだけに絞りました。それならこちらでの値段設定や、どういうものだったらスペイン人が買うのか、だいたいわかります。　結果的に、この大変むちゃぶりで思いつきなアイディアのおかげで、まとまったお金を寄付することができました。私の作品もだいぶ売れました♪うれしい！　ひとつは、ヴェネチアングラスとスワロフスキーのピアスなのですが、これは元々ブレスレットだったものをばらして、そのガラスで作りました。実は材料費の１５倍で売れました！　外国にいると、なんでもアイディアしだいなんだ、と気がつかされます。　今は折鶴作りをひと段落して、別バージョンの和布ブローチを作り始めました。鶴もいいけど、やっぱり、人が買ってくれそうなものを作ったほうがいい！　今は習字の練習もしています。日本人だから、漢字は書けますし、人間やればなんとかなる！！　自分のためにはここまでがんばれませんが、他人のためならやれるのです。　募金活動もチャリティも、人それぞれいろんな意見があると思いますが、私は他の日本人の方たちと協力して寄付を行ったことで、ようやく気持ちが上向きました。本当にありがたいと思っています。一人では孤独な活動でしたから・・。　作品を提供してくれた人たちには、お礼のお手紙に漢字で名前を書き、日本のせんべいと抹茶飴、バナナをあげました。どうもありがとう、Gracias!

  2011年03月30日

• 芸のない人なんかいない！

  ＠スペインです。　募金活動に否定的な方（日本人とスペイン人）もいましたが、結局のところ、☆どれだけ他人から否定されようとも、自分の信じたことをやるしかないことに気がつきました。人から意見されて、それで気持ちがぐらついてしまうようなら、人に操られていますし、やめたほうがいいのです。それでもやる！と思ったら、やればよいのです。まだまだ修行が足りません。　他人がそれは違うと言ってきても、自分が信念を持ってやりたいことはやったほうがいい。　かわいそうに、「芸がないから、募金活動くらいしかできない。」と思われた方もいました。でも、☆芸（才能）のない人なんか、絶対いないです！！！そりゃあ、お金になったり、目に見えたりするものにはならないかもしれない。特に、外国では、日本的な才能があったほうが、いろいろと便利です。私もなんで生け花とか書道とかもっとやっておかなかったのか！！！と思います。　でもいろいろと考えたら、なにかしら芸ってあるのです。なにもないとしても、お菓子作ったり、いざとなったら、日本人だから漢字も書けますしね！それすらダメって人は、他に才能があるのです。こころが優しいとか、なぜか人に好かれやすいとか、スピーチがうまいとか、友達が多いとか、犬と話せるとか（！）、なにか目に見えない能力です。　話しやすいとか、話を聞く能力がある、というのも才能です。こういう状況になると、ただたわいもない会話をするだけで癒されます。　だから、なにも才能がないなんて、どうか思わないでください。

  2011年03月28日

• 日本は金持ちだから、寄付はいらない？

  ＠スペインです。　日本は金持ちなので、募金活動はどうなのか？と言う人がいます。お金や援助がいるのか？と。　スペイン人から言われたのは一回だけで、たぶん９０％以上の人はそうは思ってないと思うのですが・・。　思いのほか、日本人の意見（それもネット上の）に傷つきます。　日本がこれまでどこの国にも一切援助しないできたのなら別ですが、今までもけっこうな金額を援助してきたことがわかります。援助してないのなら、こんな記事出ません。「モンゴル、全公務員に一日分の給料の募金を呼びかけ」とてもうれしかったです。　スペインの経済状態が悪いのは確かですが、だからと言って、スペイン人の経済状態が全員同じかというと違います。日本と同じように、貧乏な人もいれば、お金持ちもいます。　ただ思うのは、その意見を言う人の経済状態で人はモノを言うんだなあということ。　お金持ちの視点でみたら、また違うことを言うのではないかと思います。　お金がエネルギーの交換だとしたら、寄付もまたエネルギーの交換ではないでしょうか。　スペイン人が全員貧乏だと思ったら、それは見くびりすぎです。　貧乏な人からお金をもらうのではなく、人として、寄付したい人からだけいただく、それでいいんではないかなと思います。　それに本当に生活に困っていたら、洋服を買ったり、ビール飲んで、外でワイワイしてません。それに食べるものもないような、本物の貧困地区で募金活動などはやりません。　自分もそうですが、なぜ自分の服は買えても、寄付になると高いと思ってしまうのかがわかりません。コーヒー一杯のお金（１ユーロ～１，５ユーロ）のパワーはすごいです。一人が１ユーロでも、または１０セントでも寄付してくれたら、大きな力になると思うのですが、こちらではそのような考え方は一般的ではないように感じます。少し落ち着いたら、他の国（ハイチとか）にも寄付を送ります。ＰＳ．アメリカのある州の方が、今月は日本への電話を無料にしている携帯会社がある、とか、スーパーで募金を呼びかけてくれている、と書かれていて、あまりの待遇の違いに、泣きたくなってきました・・

  2011年03月27日

• 折鶴盗まれる？！

  ＠スペインです。　街に募金のお願いの張り紙をしたので、今度は責任を持って貼った場所を見回りです。というのもたぶん、張り紙はしてはいけないのです。見つかりしだい、はがされます。　ですがこちらでは、張り紙は効果的な宣伝方法としては一般的です。　　注目してもらうため、張り紙に折鶴と赤十字のマーク（折り紙）を貼ったと書きましたが、鶴の盗難が多発してしまい（！）、みんな鶴をちぎっていくので、張り紙がボロボロになり、逆効果とわかりました！大失敗。　一応、気を使って鶴だけ持っていこうとするのですが、まあ張り紙が破れてるよー！　鶴を貼るのはあきらめました。または鶴だけ別の場所に貼るか。なんでもなくなるけど、まさか鶴まで盗られるとは・・・。ps 写真を載せたいのですが、パソコンが不調のため載せられません。ごめんなさいね。

  2011年03月25日

• 鶴を折るのは誰のため？

  ＠スペインです。　すでにこちらでは数日前のリビア攻撃から、ニュースがそちらのほうへ移っています。原発について、なにか情報はない？とスペイン人に聞かれました。　昨日、中山美穂さんが歌っているyou tubeを観ました。　今、誰がなにをしても半分の人はありがとうと言い、半分の人は批判します。　今どんな活動であれ、なにかをした人はエライと思います。　鶴を折ることについてもこちらで話題になっているようですが、私は鶴かお金（物資）か？と言ったら、それはお金や物資を送るを送るほうだと重要だと思います。鶴は被災地に送るのではなく、募金のお礼としてあげています。こちらでは折鶴を見たこともない人もいるので、よいアテンションにはなります。　ですが、鶴を折るのは誰のためか？と考えたら、半分は自分のためでもあると気がつきました。今ここでなにもできない分、祈るとかでもなく、精神を落ち着かせるために作っています。　なんでもそうですが、お互いにその状況になってみないと、相手の気持ちはわかりません。ですので、日本にいる方に、海外でのんきに暮らして鶴なんか折っちゃって、と思われても仕方がないかもしれません。　ですが、日本人がほとんどいないところで、自分が完全にアウェイ状態で、誰とも気持ちを分かち合えないというのも、なかなかつらいものがあります。　別の人が書かれてましたが、被災してなくても、みんな心の傷はあると思います。　今いるところで、やれることをやるしかありません。　なんで海外でそんなに必死になるの？というと、親の病気を、なんとか助けたい子供の気持ちに似ていると思います。母体あっての今までの幸せだったと、しみじみ感じています・・・。

  2011年03月24日

• 少しずつですが、寄付をいただいています＠スペイン

  　昨日の続きです。ピソ（アパート）の人たちが寄付してくれるのが、なぜうれしかったかというと、同じアパートに住んでいるので、だいたいの生活状況がわかるからなのです（壁も薄いし！）。みんな決して裕福ではありません。隣のだんなさんは、ずっと家にいるようで、仕事がないのかもしれないし、上の大工さんも、冬は仕事が少ないので、ほとんど家にいました。だから余計にうれしかったのです。スペインの失業率は２０％と言われていて、私のいる場所もそのくらいだと思います。だから多くは期待できないけれど、気持ちがうれしいです。女性からも少しずつですが、募金をいただいています。　今日は郵便局と銀行に行って、寄付の張り紙をお願いしましたが、やはり公共の場所はダメなところが多いです。だいたい、この寄付のご案内を外に貼っていいのかも謎ですが・・。　募金箱と共に動いているので（設置するとなくなるので）、気がついた人は寄付を入れてくれます。郵便局に張り紙をするのはダメでしたが、郵便局の女性が寄付してくれました。バス停に貼ってたら、バス待ちの女性が入れてくれましたし、タクシーのおじさんも入れてくれました。鶴をあげると、みんな机や車に貼ってくれます。　寄付金のお願いの紙をチェックしてくれている女性も見ました！　地元の郵便局の人たちは、スペイン赤十字に寄付してくれたそうです。ありがとうございます。　銀行は、在スペイン大使館が今回の寄付金の口座を開いたので、地元のその銀行にお願いに行ったのですが、大使館が口座を開いたことももちろん知りません。この銀行から振り込むと、手数料がゼロです。　在スペイン日本国大使館銀行名：サバデル・アトランティコ銀行口座名：EMBAJADA DEL JAPON口座番号：００８１　００８５　６６　０００２２０２０２９寄付は日本赤十字に送られます。

  2011年03月23日

• 悪いことばかりじゃない。

  サッカー、バレンシアＶＳセビージャ戦で、バレンシアがカタカナで名前の入ったユニフォームを着て、試合してくれてました・・なんだかうれしかったです（マタ、とかブルーノ、とか書いてあって、私たちしか読めないと思いますが）。個人的には、ローズマリーを持ったヒターナさん（ロマの人）を黙らせたので、満足しています。いつもお金をくれといわれているので。それほどの震災です。ピソ（アパート）の人たちはしばらくなにも言ってきてくれませんでしたが、ついに昨日の夜、いつもよくしてくれてるおばちゃんが部屋をたずねてきました（初めてです）。下に寄付の張り紙を張ってもいいと言われたので、貼ってみたところ、上の大工夫婦のだんなさんが寄付してくれましたし、今日、隣の部屋の家族がわざわざ、「お金を送るからね。」と言いにきてくれました！　外にも寄付金を募る張り紙を作って貼っています。注意を引くように、鶴と赤十字のマークを折って、貼り付けました。この３年間、一切あいそのなかったスペイン人のおばちゃんが、初めて優しい目で見てくれて、お店に張り紙していいよ、と言ってくれました！いつも親切なビオの女性や郵便配達の人も協力して張り紙してくれています。いろんな人と話します。原発についての意見なども聞かされますが、こうなってみて、いろんな人の優しさ（冷たさも含め）、交流を感じています。日本人で、しばらく連絡を取っていなかった人たちとも、連絡をとるきっかけになりました。悪いことばかりじゃありません。

  2011年03月22日

• 男性しか寄付してくれない・・

  今日、寄付金の張り紙をしていたら、「いやあ大変だねえ、家族は大丈夫？」と声をかけてきたスペイン人のおばちゃんがいました。しばらく世間話をして、それなら募金してくれるのかと思ったら、隣のロト（宝くじ）だけ買って、私に入れるお金はないというのです！！！んもー、本当にここまで来ると、笑えてきました！！まあクジの売り上げは目の不自由な方に行くからいいのですが、こういう人には絶対お金は当たらないです。でもいいこともあって、パキスタン人に、「以前、日本がたくさん援助をしてくれたので、お金を送りたい。」と言われました（※本当に多額の援助をしていました）。　実は魚屋のおばちゃんと顔見知り以外、募金してくれたのは、全部男性です！男性のほうが同情的で、お財布を開きやすいのかと思ってましたが・・・どうも違うみたい。　いろいろ考えた末、出た結論は・・たぶんこれは私が女性だから！　男性は・・無意識に女性に反応していて、女性は男性に反応するのかもしれません。男女の住み分けがはっきりしているヨーロッパでは、特にこれは顕著だと感じます。　なんかおもしろいです。募金活動ひとつとっても、いろいろな発見があります。　

  2011年03月21日

• 一人で募金活動してみた＠スペイン

  日本にいて、おつらいみなさんすみません。スペインにいる私には、今はこのくらいしかできないのです。　募金箱を設置することも考えたのですが、実はスペインではそんなものを置いても、なくなる可能性が大！！！「あなたが募金箱と一緒に移動したほうがいい」と言われて、そうすることにしました。。　略奪がない、なくならない、並んで待つ、人を思いやれる・・日本人の美徳をしみじみありがたく思います。とにかく折鶴の入ったメッセージ付きのカゴと、募金箱（貯金箱）を持ち、外に出ました。「ほんとにやる気なの？」とまた声が、というか、もうここまで来ると、自分に自分で話しかけています（他に日本語で話す人がない）。そしていつも行くメルカド（マーケット）に行きました。でもこんな日に限って、なんでか知らないけど、いつもいるはずのクジ売りのおじさんも物乞いさんもいない！物乞いさんにはお金をあげようと思っていたのに、私にはお仲間もない！そばにいた犬をなでて、「私には無理だ。」とつぶやいて、募金活動をあきらめ、かごを持ったまま、魚屋に行きました。そしたら、そこのお店のおばちゃんが１０セント入れてくれたのです！本当に感激しました！！！この人がいなかったら、あきらめていたと思います。　その後、少ない人数ですが、いろんな人がお金を入れてくれました。行きつけのカフェのルイスは、一番たくさん入れてくれました！いつも親切だけど、本当にいい人だった！こういう時に、本当にいい人が誰なのかがわかります。　厚かましくも、久しぶりに顔なじみの中国雑貨屋さんに行き、中国人からも寄付をいただきました。折鶴は中国の人も折れるそうで（というか、中国から来たのかも？！）、幸運を意味するそうです。それで、人によっては、「幸運」と漢字で書いて、渡すことにしました。「日本は金持ちなのに、お金が必要なのか？」とあるスペイン人に聞かれました。必要に決まってんじゃんよ！　寄付の金額よりも、問題提議をすることを中心に考えています。日本のことを考えてもらえれば、まずは十分です。　ここは元々があまり豊かな場所はないので、多くは期待できません。ただ、中国と日本がごっちゃになっている人、今回の件は完全に対岸の火事だと思っている人に、１、日本はまた再生する。２、日本のすべてが壊滅したわけではないし、東京は不便ながら、ちゃんと活動している。３、でも復活するには、あなた方や世界の援助が必要。４、これは対岸の火事ではなく（それもえらく遠い対岸）、私たちの問題は世界とつながっていて、日本だけではなく世界経済にも影響する。このようなメッセージを伝えるメッセンジャーのような役割を果たしたいと考えています。いいです、一人でもわかってもらえれば。今日のところはこんな感じです。

  2011年03月20日

• 一人で募金活動！

  もう泣いて心配するのはやめました。これからは前向きに考えていきたいと思います。日本はこれからです！ひとまず友人のツテで、地元の新聞社に募金のお知らせを載せてもらえるかどうか聞いています。この際、なんでもするつもりです。マドリッドなどでは、街頭募金活動が始まっていますが、いろいろ考えた結果、私のいる場所からの交通費が１００ユーロを超えてしまうので、その分を募金することにしました。　それから、可能な限り、ヨーロッパの友人知人に募金のお願いメールを出す予定です。なりふりかまいません。日本が復活するためなら、がんばります。　以前、セビージャのフェリアで、難病の子供のために写真とメッセージを持ってお父さんが寄付をつのっていたのですが、あのお父さんの気持ち、今よくわかります。もちろん、私は寄付しました。　でも、もっと大きな感じで、復興を助けられたらと思っています。　昨日の夜から、猛然と鶴を折り始めました。募金してくれた人に渡すためです。こんなに鶴を折ったのはいつぶりだろう・・？　このところ、折り紙が気になってしょうがなかったのです。何回も店で手に取りました。でも買いませんでした。でもこのためだったのですよ。私の潜在意識が教えてくれてたというのに、「なんでもうすぐ日本に帰るのに、折り紙？？」と思ってたのです。　でもスペインで鍛えた「なきゃないで生きていく、あるものでなんとかする」精神で、なんと折り紙の紙から手作りしています。日本の字が書いてあるほうが喜ぶのでは？と思い、日本の雑誌を探すのですが、家に１冊もなかった・・とほほ。　それでもなにか探して、ヴォーグのジュエリー特集の紙で折ったら、なかなかきれいな感じになりました。　一応、中華雑貨の店に行き、折り紙になりそうなものと、貯金箱を買いました。「あなた正気？」と私の中のもう一人の声が。鶴を折りながら、「あなた一人でやるつもり？？」とまたまた声が。唯一の日本人の友達は日本に帰っており、私は一人なのです。日本人が大変少ないので、助け合うのは無理。そう、一人で募金活動するのです！正直アホか、と思いました。つづく

  2011年03月19日

• スペインでの報道

  ＠スペインです。報道に温度差があると書いたのですが、日本の人は、日本の報道はなにか隠しているのではないかと思い、私たちはこちらの報道はあおりすぎだと思っています・・映像が過激すぎて、疲れています。最初のほうから原発の爆発シーンやら津波やらの映像で、今は亡くなった方の映像まで出てきています。自分の目を疑いました・・こちらではそういう映像を流すのです。ショックです。昨日までは、２４ＨのＴＶで、小さくＮＨＫの映像が他のニュースのときにも流れていました。日本にいないのに、毎日１回は泣いています。泣いてもしかたないのに・・すみません。このような状態だったので、私の異常な心配は、度を越してしまい、もしかしたら友人や知人には迷惑だったかもしれないと思い始めました・・とにかくみな落ち着いています、私よりも。友達がブログに書いていましたが、本当に無力を感じます。しかしながら今日、自動筆記をしていて、「自分を責めるのはやめなさい。あなたが助ける人はまだ他にいる。」というメッセージが出てきました。これが友人の言う「出番はこれから」ということだと思います。現場に助けにはいけないけれど、また別の形で誰かを助けることになるでしょう。その時まで、元気でいなくてはいけません。人にはそれぞれ、活躍の場があるのだと思います。特に、身寄りがなくてお一人の方、お会いしたことはまだないかもしれませんが、あなたは絶対に一人ではありません・・改めて日本地図をＴＶで見ると、ちっぽけな島国だと感じます。よくぞこんな国がここまでがんばってきたものだと思います。またの再生の日を願って、今日も一日を終わります。

  2011年03月18日

• 小さいことから始めよう。

  昨日、テレビにオーランド・ブルームが出ていましたが、司会者もみんな日本のバッジをつけていてくれました。オーランドは、日本についてもコメントしてくれてました。結構おバカな番組なのですが（以前、ベジタリアンのエヴァ・メンデスに無理やり肉を調理させていた！）、オーランドは結構楽しんでいて、なかなかいい人だなあと思いました。海外と日本の報道には結構な温度差があり、もちろん東京の様子などわかりません。「東京は大丈夫です。」なんてのはニュースにはならないからです。よくわからないのでとても心配だったのですが、ようやく東京の友達などとも連絡が取れ、様子がわかってきて一安心です。なにせ、アメリカの放送では、原発の影響がアメリカやオーストラリアまで達する勢いで報道されていたので、東京はどうなってしまうのか、本当に心配でした。スペイン人も心配してくれています。が、ようやく今日、他の日本人に会ったのですが、知り合いからじゃんじゃん電話がかかってくるので気持ちが休まらず、すっかり疲れた様子でした。もちろん東京の家族も心配です。でもなにも言われないのも、それはそれで日本に興味がないのかと（あり得るので）悲しくなりますし、複雑な思いです。さすがのスペイン人も、日本と中国はなにが違うのか、わかってくれたことでしょう（と思いたいです）。　私はなにもしていない＆なにもできないことで、すっかり疲れてしまいました。　日本のことを考えないようにしようと思っても、そうはできません。まるで石を飲んだような気持ちです・・。　日本にいないので、嫌というほど日々、自分が日本人だということを思い知らされています。ですが、今ほど日本人であることを感じたこともないし、日本のためになにかしたいと思ったことも過去にありません。たぶん、他の外国にお住まいの日本人も同じような思いだろうと思います。　このなにも手につかない感じは、まるで親が危篤の時のようです。　しかし、いったん落ち着かなくてはいけません。なにか他のことをして、気を紛らわせなければ、爆発してしまいそうです。　こんな時、日本語で話せる人がいたらなあと思います。まったく関係のない話が、気持ちを落ち着かせてくれるでしょう。　日本にお住まいの方、日本、東京はどんな様子なのか、どうぞ書いてください。私たちは本当のところがよくわかりません・・。こちらでも日本人による募金活動が始まっています。街頭募金活動もするそうです。私もこちらでなにかできることをやっていきたいと思っています。

  2011年03月17日

• スペイン銀行カードの謎。

  今週の驚き：銀行カードが、デビットでは使えるのに、銀行のキャッシュディスペンサーに入らなくなった。なんで？？？「飛行機乗りました？」「乗ったけど。」「X線でダメになった可能性があります。新しいのにしますか？」「でももうダメになったのこれで３回目よ！」「（履歴をチェックして）いえ、２回目です。」そこ、訂正せんでもいい！　この銀行は２行目で、トータル３回もカードがダメになったのだ。　こんな弱々カードに年１５ユーロも払わなくてはいけないのだ。どこの国にこんなに磁気がダメになるカードがあるよ？？　やっとの思いでカードを使っていたところだったので、もうあきらめた。窓口でお金をおろすことにする。なんのためのカード・・。　最近、スペイン国鉄（renfe)で、外国発行のカードが使えないので（注：使えるものもあるが、私のは２枚ともダメになった）、どうしてもこのカードを維持したいのだ。　ローコストエアラインでは、クレジット清算するときに、デビットだとクレジット手数料の約半分になる。　今回、それでこのカードをふたつのエアラインで試してみたが、まったく決済できなくて、結局いつもの日本のカードで買った。本当に使えないカード。　結局、この銀行カードで使えたのは、renfeとvodafoneだけ！！あとお店でのデビット！頭が痛い・・。PS.スペイン人に言わせると、私のエネルギーが悪いせいなんだそうだ！！！４０年ものの古ーいアパートの水がもれ、一日中音がして、洗濯機が脱水せず、留守にすると茶色の水が出てくる（絶対水道管が錆びている）のも、全部私のマラ・エネルヒア！！！そんなんで片づけないでもらいたい・・・

  2011年01月16日

• シャキーラライブのその後

  　ここには詳しく書かないけれど、信じられないほど雑な段取りのライブのあと（注：ライブはとてもよかった♪）、会場で私はスペイン人と一緒にクレームを出した。んもー本当に頭に来た！　高いチケットを買ったのに、一切そのサービスはなかったし、あると言っていたプログラムもなかった。スペインでは当然、いつも誰に聞いてもわからないし、責任も取らない。誰もなにも知らない。　毎回こうなので、もう完全に八つ当たりというか、この３年の総集編というか、もうクレームできるところはクレーム出しまくることにした！　まずあると書いてあるものやサービスがない段階で、日本では完全にNGでしょう。ここスペインでは消費者は泣き寝入りなのか？？？　会場からは、直接イベンターに連絡しろ、と手紙が来た（丸投げ)。そこでイギリスオフィスにメールを出した。すると、それはスペインオフィスに連絡したほうがよいというので、スペインオフィスに速攻でメールを出した。わかっちゃいるけど、全員責任なすりあい。本当のことを言って、もうプログラムがどうとか、サービスとかどうでもいいの。とにかく誰かに文句言いたい！なんなんだよ毎回この国はよ～～～！　でも、決して怒りに満ちた手紙は書かないし、直接非難もしない（よくスペイン人は「あんたが悪い！」と叫んでいるが、あれは逆効果に思う）。いかに自分が楽しみにしていたか、それがとても残念なことだと、切々とメールで訴えた。　２週間もたって、スペインオフィスから返事が来た。なんとまあ、謝ると書いてある。スペイン人が謝るなんて！！！驚いた。でもプログラムやそのほかのことについては一切の言及はない。　その後、何回かメールをやりとりしたあと（それだけでもスペインではましなほう、普通は返事が来ない）、結局プログラムについては一切返答がなかった。絶対作ってないよ。でも別のライブのチケット２枚を提供すると書いてきた。がんばった甲斐があった。ひとまずこれで落ち着こう。　今回の混乱の理由というのが、普段は４０人しかいない顧客（VIP)が２5０人もいたので、キャパオーバーだった、ということだった。　キャパオーバー！！！たった２5０人で？？それが理由？？？しかもそれを私に送りつけてきたよ！その上、顧客が間違った住所を教えた可能性があるとまで書いてあった。ありえんだろう、わははははは。　こんな感じで生きていかれるって、すごいことだよね・・。　怒りもそがれて、笑っちまいました。　だから楽に生きられるのね。

  2010年12月19日

• 世界で一番便利な国、日本。

  　今日は日曜日、料理しまくっている・・昨日は買い物しまくった。だんだん自分の料理にも飽きてきたけれど、他になにも食べるものがない。毎日料理してると、洗い物もたまる。 あ～日本ならお惣菜やさんがあって、飽きたら出来合いのものを食べたり、レストランに行ったりできるのにな。日本ならスーパーでもコンビニでもおいしいお惣菜が安くて買えるし、２４時間開いてるなんて夢のようだ（しかも日曜日も！）。稀にしかないこっちの２４時間ショップは、たとえ開いていたとしてもお惣菜なんか存在しないし、夜なんか中に入れてくれないところがある（窓でやり取りする）。２４時間ドアが開いてるコンビニがある日本って平和だなあ。　スペインの都会はともかく、地方都市には基本的にお惣菜やというものが基本的に存在しない。エルコルテにはあるけれど、当たり前だけど、高くてしかもスペイン料理しかないのだ。　レストランも９０％スペイン料理。それもどういうわけか、どこで食べても基本メニュー同じで(爆）、焼いてあるか、揚がってる。塩辛いか甘いので、どうしたって、自分で料理するしかないのだ・・あああ・・・。　いつも思うんだけど隣の国フランスではあんなにお惣菜文化が発達しているのに、なんでスペインはないの？？共働きが普通のフランスにお惣菜やが発達するのはよくわかる。でもスペインの女性だって働いているはずなのに、みんな毎日料理しているんだろうか・・？謎。　最近初めて（今頃）EMS郵便を使った。郵便を追跡できるのはすごいけど、問題はスペインについてからの動きが遅いこと。日本からはたった一日で旅立った。それもどうやらみなさんに夜中に仕分けをしてもらったおかげで、たった一日で飛行機に乗れたようなのだ。　これを読んで、「日本ってすごすぎる・・」と思ってしまった。そんなに夜中に働かなくても、一日くらい遅れてもなんにも問題ないのに。朝でもいいよ、仕分けなんか。どうせ他の国に入ってから遅れるんだし！　どう考えても、スペイン人が夜中がんばって働く図が想像できない（誰かは働いているのかもしれないが）。昼は休む、夜も休む、日曜も休む。家族と過ごすから働かないのは当然。　意味不明に郵便が来るのが遅くても、もう仕方ないことだとあきらめている。EMSには２～４日で着くと書いてあったけれど、絶対にそんなにうまく着きっこないし、期待もしてない。先のことは考えても仕方ないので考えない。来る時は来るし、来ない時は来ない。　「人の便利は他人の不便。」ふとそんなことを思う。　私たちはいつも他人のこと、他人へのサービスばかり考えている。だから自分は幸せに感じられない。自分の幸せを追求すると、人へのサービスは少し悪くなる。でもその分自分は無理はしいられない。　コンビニが２４時間開いてなくても、日曜は休んでも、本当はなにも問題ない。夜中働かなくてもいいのなら、なるべく働かないほうがいい。その分私たちのサービスが劣ったとしても、誰かが幸せで、自分の人生を豊かに生きられるのならそれでいい。結局、自分の便利のために他人を働かせるということは、自分の人生も忙しくしてしまうのだから・・。　料理しながらそんなことを思ったのだった。　とにかく世界で一番便利な国なのは間違いないです。感謝です！！！これ以上は望めません。　　　

  2010年12月12日

• ドラえもんの好きな食べ物

  　パリで冷凍どら焼きにはまり、家まで持って帰りました。日本ではまったく好きではなかったどら焼き・・人間の趣味って変わりますねー。　趣味が変わったといえば、今はYOU　TUBEで昔はやった歌を聴いています。ご年配の方が懐メロを聴く気持ちが今頃よくわかります・・私のスペイン生活での好きな歌は銀河鉄道９９９のテーマ。あとなぜかここにいると３６５歩のマーチが頭に出てきちゃう。♪幸せは～歩いてこない　だ～から歩いていくんだね～♪（かな？）一日一歩、三日で三歩、さ～んぽ進んで二歩下がる～（これがスペインの生活にぴったりくるのだ）♪　さて、パリで見たどら焼き、なんだこれって作れそう！と思って作ってみました。日本では絶対に作ろうなんて思わなかったし、これからも作らないと思うけれど、売ってないものは作るしかない。普通の味と抹茶味の２種類で、まあ初めてにしてはそれっぽいものができあがりました。　それを私の先生の誕生日にプレゼントしたところ、私の先生は一言、「まあドラえもんの食べ物ね！」と言いました。そうか、ドラえもんってどら焼き好きだったんだっけね・・思いつかなかったわ。　そういえばこちらの人（特に子供）がどら焼きを見たことがないと言っているのを思い出しました。　先生が「これがドラえもんの好物よ。」とみんなに見せたかったと言ったので、もしかしたら、どら焼きが作れたら特技としてイケるかも？！と思ったのでした。

  2010年12月09日

• やるときはやるのね。

  　基本的に、日本でも海外でもなるべくニュースを見ないようにしている。でも、外国では時々見ておかないと、ストライキのニュースとかがあるのだ。注）ただし、スペインのTVは、事件、事故の映像とか普通に流すので、見たくないものまで見てしまう可能性あり。　ストライキのことをスペイン語でウエルガと言う（いつも｛飢えるが｝と思っている）。他にもイタリア語とフランス語もストライキという言葉はしっかり覚えている。この言葉がどこからか聴こえたら、要注意なのだ。　しかし今回のは空港管制官のストで、飛行機が飛ばなかった。しかもスペインの連休が始まろうとい時にやるなんて！！！みんな旅行に行こうと、空港に行ったら、飛行機飛ばないのよ・・かわいそう。だからこの時期にストをしたんだろうけど、あんまりすぎ。なんのストをしてもいいけど、飛行機とか電車、食べ物関係はダメよ！　スペインは隣のフランスよりはストが少ないと思う。この前も、なんだかフランスのストが多すぎちゃって、終わったのかなんなのかよくわからないまま、スペインに戻ってきた（笑）。さすがフランス革命を起こしただけのことはある。でもストの少ない国に生まれてよかった。結局ストって、自分の主張を通すために、人に不便をかけても平気ってことでしょ？それがやっと取った休みの旅行とか、家族が危篤とか、人にはそれぞれ事情があるのに、すべてをぶっ飛ばすってことよね。だいたいスペインはストとかやって、経済に打撃を与えている余裕があると思ってんのか？！こら！自分の立ち位置を考えなさい！　スペインもやるときはやる。一回タクシーストというのにも当たったことがあって、これもなかなか大変だった（空港に行かなくてはいけなかった）。　トラックストというのもあって、このときはだんだん食べ物が来なくなったし、漁師さんのストもあって、このときは魚があまり届かなかった。このときはいつも魚を釣ってくれて、ありがたいと思った。こうして時々、当たり前に思ってることを感謝するにはいいのだけれど。飛行機も飛んでいてくれてありがたい。高いと文句言ってるけど、よく考えたら、飛行機飛ばすのも並大抵のことじゃないよね。　この週末に空港のストで飛行機が飛ばなかったので、問題になったのは、サッカー選手の移動（平和な話題ですね）。試合を飛ばすわけにもいかず、結局バルサは電車とバスを乗り継ぎ、試合開始時刻すぎに到着した（away試合だった)。レアルはホームだったから移動なしだった。　空港の映像を観ていて思ったけど、やっぱり言葉は大事だと思う。自分が一人旅だとして、あそこに一人取り残され言葉がわからなかったら、本当に悲惨だと思うもの。食べ物にも情報にもありつけない。そこの国の言葉じゃなくても、せめて英語は必要。空港なら絶対に英語わかる人がいるはずだし、チケットの払い戻しとか、情報はやっぱり言葉、それもスタッフからだけでなく、同じ客どうしとか、連帯感というか、助け合いでなんとかなると思う。それにああいう時、言葉がわからないとしても、人がぞろぞろ動き出したら自分も動くとか、なにかアナウンスがあったら、即座にそこのカウンターへ移動するとか（これをしくじると１、２時間待ちは当たり前、すごく並ぶし、スペイン人はこういうときは機敏♪）勘を働かせて動かないと、とっても大変なことになる。　この前のアイスランド噴火でヨーロッパに戻れず、日本に一週間多く滞在しなくてはならなかった外国人に何人か会った。やっぱり自国の大使館に行ったり、空港に毎日行って確認したり大変だったみたい。日本語は話せなくても英語ができれば大丈夫。いくら日本の空港でもスペイン語やフランス語ができる人がそこらへんにたくさんいるとは思えないし・・。今何歳でもなんでも、英語だけはなんとかしよう！と思ったできごとでした。

  2010年12月06日

• 子連れでシャキーラ？！

  　スペインでライブに行くと、と～っても疲れる。まず、スタッフはなにもわからない。どういうわけか、入り口には長蛇の列で、絶対に時間通りなんか始まらない。　今回は奮発してVIPチケットを買ったので、優先的に入れるはずが、スタッフがVIPチケットのことを理解してないので、全然優先的に入れない。あんたバカ？！と叫びたくなるのをこらえる・・。あ～あ、日本だったら、たとえアルバイトでも絶対に事前ミーティングってするよね？！知らないってことはありえないでしょ。　なんとか入ると、今度は中の人たちもなにもわからないので（案内係もなにも知らない）、迷う。今回、チケットについてくるツアーパンフレットを受け取るので、チケット売り場に行かなければならないのだ。が、しかし、それは外にあった(ありとあらゆるスタッフに聞いたけど、誰も知らなかったので、すんごい探した）。で一回入ったら、もう出してはくれないので、ライブが終わってからにする。　VIPエリアってどれだけいい席かと思ったら、日本で言うところのアリーナだった。スペイン人はVIPという言葉が好きなようだ。しかし、VIPエリアには大量の人だかりだった。これをVIPというのか？！　とプリプリしていたら、目の前にフィーゴ（サッカー選手）が立っていた。　室内なのに、タバコを吸いまくって、酒を飲みながらみんな待っている。しかも一人で来る人なんか少数派なので、みんな団体で場所を取るため、たいした人数でなくても、もう前に進めない。モクモクの煙としゃべくりまくる騒音・・・　　そして、さあいよいよライブが始まるか！という時に、なんとお父さんたちが４、５歳くらいの子供たちを肩車し始めた！！！！！ただでさえ人が多くて見えないのに、子供を肩車するか？！２メートル以上になるんだよ！！つーか、子供なんで来てるの？？？子供はただなの？？？村祭りじゃないのよ、シャキーラよ！子供が見てもしょうがないでしょ～～～～！！！！！！！！！！！！！　スペインで黙っていると損するだけなので、「見えないから少し下がって」とお父さんに言ったら、なんだこいつという顔をされた。なんだこいつはお前だ。　スペイン人は子供に甘い。犬猫並みの扱いなので、子供を肩車するのに文句言うアジア人なんか、フンって感じだったのだろう。でもあんまりよね。　そうこうしてる間に、シャキーラが登場した。どこか花道か通路かどこかから出てきたみたいで、人がごっそり移動した。というのも自分が小さすぎて、まったくなにも見えないのだ。ライブに行って、映像で確認する悲しさよ。でも前方にスペースができたので、みんながシャキーラに気を取られている間に、ステージの前方にダッシュした！つーか、花道あるのも見えなくて知らなかった。　とにかく、このダッシュのおかげで、シャキーラから１０メートルくらいの位置は確保した。これがなかったら、まったくなにも見えなかったわ。　日本で絶対なくて、スペインでOKなのが、写真やビデオを撮りながらライブを見ること（あとタバコも吸う）。というわけで、シャキーラが登場すると、みんな一斉に写真を撮る。　以前フアネスのパーティで、フアネスと写真撮ろうとして、本人はOKだったのだけど、日本側のスタッフがすっごい勢いで止めにかかっており、本人も当惑していたのを思い出す。最近スペインにフアネスが来日していて、インタビューを見る限り、えらく気さくな感じの人だった（見た目はあまりにも変わっていて驚いた）。　こっちの人たちは、道を歩いてても、車に乗ってても、ファンとは写真を撮ってくれる（たぶん写真を撮るという感覚が違っている）。サッカー選手とか、車を止めてでもファンとは写真を撮ってくれたり、サインしたりしてくれているのだ。これには驚いた・・。　シャキーラ、TVで見るよりきゃしゃでキレイ。腹筋もすごい。歌もちゃんと歌ってるし、あのやたらとセクシーっぽく見える踊りは、やっぱりベースはベリーダンス。あれだけ踊りつつ、歌えるのはすごいと思う。とりあえずセクシー路線は健在で、途中でヌーブラみたいな衣装になったのは、ちょっと驚いた。そこまで脱がなくても、と思うけど、やっぱり見たいし、期待どおりでうれしい♪　でも私はそんなに彼女のことをセクシーだとは思わない。すごく健全で、健康的な感じ。性格もよさそうだった。ヒット曲もたくさんあるし、曲がキャッチーだし、なんといってもライブ映えする。　あんまりきれいで踊りも素敵で、歌もよかったので、このまま永遠に見ていたかった。彼女のように美しく、歌もうまかったら、ビデオクリップはセクシーに作りたくなっても無理はないと思う。　シャキーラはたしか日本でライブをやってないはず。ビルバオやモンペリエでもライブがあるのに、なんで日本でやらないの？スポンサーが付かないのかな？　そのあとのいろいろは割愛するけど、結局ツアーパンフレットは存在しなかった。段取りの悪さから、ほとんどなにも受け取れず（スタッフは全員、私は知らないの一点張り）、ライブのあと、スペイン人たちとクレーム書を提出した・・どこの誰が返事をしてくれるのか知らないけどね！！！　スペイン人は自分の権利はとにかく主張する。黙ってたら、OKだということだ。　だいたいどこの世界に３倍も高いチケットより、安いチケットのほうが見やすくていい席だってのがある？いやそれが、スペインにはあるんですね！　ライブのあと、１時までかかってクレームを出したので、とっても疲れた。遊びに行く元気もなかった。今回の件を仕切っている会社がUKなので、ロンドンにもメールを送った。なんかこんなのばっかり。このあとどうなるのやら。　スペインでなにかすると、必ずなにか起きる。わけのわからないことが多すぎて、みんなで一致団結する。なんだかな～～～～。　

  2010年11月24日

• スポーツクラブに遺跡？！

  今週の驚き：友達に紹介されて、スポーツクラブの体験クラスに出た。スペイン人にまぎれて運動するのもいいかもしれないと思ったのだ。なかなかそんな経験できないしね。　まあ、田舎のスポーツクラブはざっくりしてる。いろんなコースが分かれていて、金額も違うのに、入り口でチェックはないし、スタッフはお互いどうし話すのに忙しい！システムを聞いても、ざっくりとしか答えてくれない（疲）。　この前乗ったAVEのカフェテリアでも、スタッフが集まって全員大声で話すので、すっごいうるさかった。たった５人であの騒音量ってほんとに驚くよ！「スペイン人って、うるさいところで大声で話すの好きだよねえ。」と先日会ったボリビア人も言っていたけれど、あなたもそう思う？！と思わず共感してしまった。私だけじゃないよね。最近、スペイン人の集まるところに行くと、あまりのうるささに頭痛がします。激しい疲労感。　さて、ダンスの体験クラスは地下スタジオ、というので降りていった。が、このスタジオ、とっても変な形なのだ・・５角形みたいな部屋の半分の面積に石作りのオブジェみたいなものがあって、とっても狭いというか、これはいったいなんなの？？？　誰にも確認はしてないけど・・明らかに遺跡っぽい。それも古代ローマ時代の土台のようだ！！！　確かにこの街は、古代ローマ遺跡があるし、ある銀行なんか、その石の土台を残してある。でもね、スポーツクラブの床に古代ローマ遺跡があるってあなたねえ・・・おかげで鏡も設置できないし、とにかく変な形の部屋になってしまって、踊るにはとっても向かないのよ！！　これが本物の遺跡じゃなくオブジェだったら、本当に理解に苦しむけれど、いくらスペインでもそれはないと思う。　というわけで、まさかのスポーツクラブの床に古代ローマ遺跡？！でした。でもなんでこの建物にしたんだろう。　結局、スペインのスポーツクラブ（特に田舎の）、フィットネスのクラスが、土日は極端に減るか、なし（ここのクラブはまったくなし！）なので、週末はマシンか泳ぐしかなく、あきらめた。土日は習い事はほとんどできない。誰も働かない。すべてを月ー金でやらないといけないので、平日が異常に忙しくなる。 その他にも、やってると書いてあっても、今日はやってないとか、今はないとか、そんなのばっかりで、全然目的にたどりつけない。電話には出ない。電話の後ろで子供は泣きわめいてるし！　んも～～～～！！！

  2010年11月14日

• ビバ！エスパーニャ！

  今週の驚き：学校にフランス人の一行が来た。でも誰もフランス語が話せず、スペイン人たちに「ねえ、フランス語話せる？」と聞かれた。・・・！！。あなたたちが話せなくて、なんで私が話せるねん！　結局、私がフランス語を少しだけ話してみた。他の人たちは（たぶん）２年から数年はフランス語を習っているはずなのに、誰も私より話せなかった・・。　しばらくスペイン語のことを一切考えず、フランス語と英語のことだけ考えていたら、スペイン語が出てこなくなってしまった。とっても小さな脳のキャパシティ・・。　スペイン語を話そうとするとフランス語が出てきてしまうし、メルシーと言ったり、どう見てもセニョール顔のおじさまにもムッシュ～と言いたくなってしまい、ムムムと言ってもごもごしていた。まさか、たいして話せないスペイン語を忘れるとは思わなかった。１０日たって、ようやくリハビリが終わり、スペイン語が戻ってきた（フランス語は忘れてきた）。だいたい言語は、切り替わるまでに１週間かかる。普通の日本人の旅行だと、時差ボケが治って、旅が終わる頃に、言葉が話せるようになる、という具合。　フランスでちょっとイラっとしていたのは、私がスペイン語を話すというと、「だったらフランス語を学ぶのは簡単だよ。ラテン語だから似てる単語もあるしね。」とみんな口をそろえて言うのだけど、その割には誰もスペイン語が話せないこと！そんなに似てると言うのなら、なんでみんなスペイン語話せんねん？？　というか、本当のことを言うと、スペインのことなんか、眼中になさそうな感じだった。スペイン人は昔からフランス語を習っているというのにね（今は英語に切り替わっているもよう）。それがますます腹立たしいって、これは完全に「スペインの肩を持つ病」にかかってるかもしれない・・。スペイン代表ユニフォームも持ってるし。スペイン最高！スペイン万歳！ビバ！エスパーニャ！

  2010年11月09日

• スペインでサムソナイトが直るまで。

  　ここまで来たので、ウソでしょ？ということを続けて書こう。　以前にサムソナイトのスーツケースの取っ手が取れたことは書いた。その部品を取り寄せてもらったら、スペインのサムソナイトは、部品だけ送ってきて、肝心の止めるネジを送ってくれなかった。それが７月。　ネジを送って欲しいと店のおじさんに言うと、「ネジは金具屋で買ってくれ。」と言う。どんな取り寄せなんじゃ。でもサムソナイトのネジは、特殊なネジ。すでに探したけれど、そうそうはまるネジなんか売ってない。しかも品質改良してて、前のネジじゃ止まらなくなっていた。たぶん、取っ手が取れた人が多かったのだろう。それが８月。　最初に担当してくれた、割とマシなおばちゃんは、夏休みで８月終わりまで帰って来ない。おじさんではてんで話にならないので、おばちゃんの帰りを待つことにした。　９月、おばちゃんが帰ってきたので、「ネジを送って、とサムソナイトに言って。」と頼むと、おばちゃんは、「どういうわけかわからないけど、サムソナイトは、いつもネジを送ってこないのよ。なんだか知らないわよ。」と言い、まったくネジを頼んではくれない。なんでもう一回電話してくれない？！なんなんだよ、スペインのサムソナイト！！！「ネジは探してあげるから、とにかくスーツケースを持って来なさい（おじさんと言うこと違う）。」とおばちゃんが言うので、しかたなく預けた。　翌日、スーツケースの取っ手は直っていた。「やっと２個だけネジがあったわよ～。」とおばちゃんは言った。ネジ代として１０ユーロを払った。探すのが大変だったようだ、当たり前だ。家に帰って見たら、まったく違うネジで２ヶ所とまっていた。それもひとつはなんとさびたネジ・・・・・。ああああ・・・これがスペインの田舎の現実。　ここまでに２ヵ月かかった。こんなことばかりしてるので、月日が立つのが早い。生活の半分はこのように、右往左往している。買物が終わると、スポーツした後のような気分になる。スーツケースはとりあえず使えてるのでそのままにしてあるが、この仮止めな感じ、まるでスペインの生活そのもののような気がして、笑えてくるのはなんでなんだ。今がよければ、とりあえずよし。　　

  2010年11月04日

• 電気がもれてる？

  　今月のなんだ？！　電気代の請求が来た。１ヵ月以上まるまるいなかったのに・・・なぜか請求は家にいる時と同じ金額！！！基本料金というには高すぎる。すべてのコンセントを抜き、冷蔵庫だけが稼動してる状態だったのに・・なんで？？？　前々から電気のことでは問題があった。毎月の電気代はまちまちで、高い月と安い月が交互に来る（のちに２ヵ月に一度しか調べに来ないことが判明）。「電気もれてない？」とアパートの住人に聞いたけれど、絶対にない！と言い張る。大家さんにも言ったけど、エアコン４台も使ってる彼には、たかだか３０ユーロくらいでごたごた言う私の意味がわからないのだ。彼は毎月１００ユーロ以上払ってる。電気に１００ユーロ（約１２０００円）！日本ならまだわかる。でもスペインのここでの収入は、せいぜい月１０００か１５００ユーロのはず・・収入の１０％が電気代なんて、絶対に嫌！・・・もちろん、家賃は収入の３０％以下にしましょう、なんて、指針もない（経済観念がない）。　私がみみっちいの？でも日本の電力会社は、ちゃんといない間、基本料金のみ請求してくる。ENDESA（スペインの電気会社）に文句を言ってもいいけど、たぶんムダな抵抗なんだよね・・。今日一応行ってみたが、８０人待ちなのであきらめた。本当に働く人を増やしてほしい。考えてみたら、仕事なんて作ればいくらでもあるのだ。日本のサービスを考えたら、ここでの生活は穴だらけだ。　今までマメにコンセントを抜いたりしてたけど、なんだかアホらしくなった。本当に地球のためになってたんだろうか。あ～あ、今年の冬は暖房使おう。

  2010年11月03日

• スペインは遠くにありて思うもの。

  先週の驚き：電車でお向かいに座った、なかなかおしゃれなマダムが、いきなり手にしていた文庫本に鉛筆で私の顔をスケッチし始めました・・！そんなに描きたくなる被写体だったんだろうか（笑）？　スペインに帰ってきました。パリにいると、だんだん笑わなくなりますね。人を視界にも入れなくなります。　ふるさとは遠くにありて思うもの(??)。スペインも少し遠くに離れると、なんだかとても帰りたくなりました。マドリッドの空港のバルのおじさんが優しいだけで、涙が出そうになるし。パリは優しい人が８０％と思っていますが、残りの２０％が北風のように冷たい時があり、結構へこみますnee・・。フランス人に聞いたら、もう慣れっこだよ、と言っていましたが。　あんなに帰りたかったスペイン、戻ってみたら、オリーブ畑に帰ってきたか？と思いました。こことパリの文化レベルを比べたら、酷というものです。人が、「日本と中国って何が違うの？」とか、「パリってどんなところ？」と聞いてきても、もう怒らないようにしよう。　独断と偏見ですが、スペインに入ったら、文化レベルは２段階は落ちると思っています。でもとにかく人はいいし、食べ物もおいしいし、物価は安いし、天気もよくて暖かい（南スペイン）。人が笑ってるっていいです、どんなくだらないことだったとしても。　帰ってからさっそく鯛と野菜やフルーツを買いこみ、料理しました。パリって魚が高いので、まったく買えなかったです。しかも鮮度が今ひとつ（に見える）。キロ２０ユーロの魚って意味わかりません。エビ１００グラム４，５ユーロってなんだ？スペインではせいぜいキロで７～８ユーロです。キロです！鯛もキロ７ユーロ前後です。　それにスペインから来たオレンジ、キロ８ユーロとか絶対買いたくなかったので、我慢してました。オレンジはせいぜい３ユーロくらいなものです。　毎回ですが、パリでは気持ち悪いほどお金使いました・・・しばらくはスペインで食べ物しか買わないです。　パリって恐ろしいです。とにかく金銭感覚がマヒしてきます！　勢いこんで、シャキーラのライブチケット買ってしまいました！

  2010年10月28日

• ただ存在することのありがたさ。

  海外に住んでいると、ただ存在すること自体がありがたいと思えてくる。常に自分がここに存在してもよい、という許可を誰かから得るのは、本当に疲れる。理由なしにはここにいられない。日本にいるのに、理由はいらない。EUの人たちは、世にも簡単に私たちが仕事ができるくらいに言ってくるのだが、労働ビザを取るのはとても難しい（結婚は別として）。人は自分がやったことのないことはわからないんだと思う。自分もそうだ。私には子育ての苦労とかはわからない。でも海外に出た日本人の苦労は想像できるようになった。スペインは失業率が高い。仕事がない。でも仕事がなくて働けない（でも仕事があれば働ける）というのと、働いてはいけない、というのは大きな差がある。海外に出てから、日本だったら、なにをしても生きていけると思うようになった。ただ自分がここに存在して、働いてもいいということ、なんてありがたいんだろう！次、日本で働く時は、喜んで文句も言わず働くと思う（たぶんだよ、たぶん・・）。働けるってありがたい。存在してていいってありがたい。この気持ちを忘れないようにしよう。

  2010年09月29日

• マジ

  　今週の驚き：　海からマラガ行きのバス、わざわざ時間指定して買ってる（買わされてる）のに、なんと満席の上、席以上にチケットを売ってしまい、補助席はないので、床に座らされている男の子がいた！ここで、普通は安全上問題が・・とか言うはずが（高速を走るので）、運転手も客もなにも言わず、そのまま出発した！いったいどんな国なんだろうか。　毎日驚くことにはことかかないが、ボーダフォンが、勝手にコントラクトを変えてきたのには驚いた。今までプリペイド式電話を契約していたのだが、これの使用期限をなんと５～１０ユーロの購入で７日、１５ユーロ以上で３０日までしか使えないと決めてきた！！！それもメール１本よこしただけで！！　しかも肝心なことは「WEBで見ろ」と書いてあって、なんだか詳細はわからなかった。ただ、契約が変わった、とそれだけ。しかたなく、ボーダフォンショップに行って、ようやくリミットができたとわかったのだった（いつものごとく、それもなんだかあまりよくはわかってない店員　疲）。　今までは一度購入すれば、８ヶ月だか１０ヶ月だか金額が終わるまで使用できた。それが一気に３０日、それも毎月１５ユーロ購入しろってさ・・。中間処置ってもんはないのか？！２ヵ月とか？！　５月頃から、しきりに電話代購入を勧めるメールを送りつけていて、ボーダフォンの経営状態はよくないのではないかと思ってた。しかも１５％から２０％もディスカウントすると書いてある。でも当たり前だ、ディスカウントしたところで、３０日しかリミットがないんじゃ、使えない。それを新しく契約が変わる前にしきりに送りつけていた。一回しか買わなかったけど、これってある種のサギだと思う。　憤慨してもどうしようもない。おそらく訴えるところも、そのスペイン語能力もない。日本にこんなに消費者に不利になる契約変更ってあるんだろうか？しかもメール１つで！　これまでも、電話の新規契約の値段はなんと毎月変更されていた。今月はキャンペーンだけど、来月はないとか、もうさまざま。店員も「来月は来月になってみないと、いくらかわからない。今月はこの値段。」とか言う。そりゃそうだ。そんな国なので、また急になにか変更になってくるかもしれない。あーあ。　冷静に考えると、それでも日本よりはまだ携帯料金は安いから、怒ることのほどでもないんだけど、でもこの国の物価を考えると高いと思ってしまう。　レンフェ（鉄道）も値上がりしたし、夏は突然人が店を閉店する。なんの前触れもなく、今月数軒が店を閉めた。　なんだかこの頃、ユーロ不況をじわじわと感じる・・スペイン人は感じてないかもだけど！

  2010年09月01日

• 旅するハガキ。

  今週の驚き：かれこれ、これといって修理する必要もない、１００メートルやそこらの道を工事しだしてから、すでに１年以上がたったことに気がついた！その間、そこの道路は車は通行止め。しかも新しくなった部分はもうすでに汚くなっており、捨てたガムやらなんやらでベタベタ黒くなってる・・。終わる気あるのか？！スペイン人に新しい道路はムダ！これも仕事がないからなのでしょうか、むやみに公園やらなんやら掘り返しては、新しく風情もないものに作り変えているのです・・。その２、今日、約４０日かかって、プエンテ・ラ・レイナから出したはがきが着いた。出したことも忘れてたのでびっくりした！！スペイン国内で１ヵ月以上かかるって、あなた・・。でもよく見ると、エスパーニャってわざわざ誰か書いてくれてる。私の住む場所は観光地で、住所は間違えようがないのだ。しいて言えば、同じ地名が南米にもあるかな・・・？？？って南米にこのハガキは行ったのか？！うーむありえる。１ヵ月ならありえる。でもさ、普通国内で、国内料金で出したら、スペインでしょうよ。あんまり考えないことにした。とにかくどこかを旅して来たのさ。スペインでは、ハガキも旅ができるのだ。

  2010年08月23日

• 

  今ごろですが・・スペイン優勝パレード♪

  今頃ですが・・ワールドカップ、スペイン優勝！！！本当にうれしかった！レアルファンになって早数年、スペイン代表の試合はかかさず観てきました。日本代表より、スペインの選手のほうがよくわかる・・。レアルの試合は、おやじたちにまぎれて、煙にまかれつつ、毎週かかさず観てました！初優勝で、今度いつ優勝するかわからないので（なんといっても前回優勝のイタリアが予選敗退ですよ）、行ってきました、優勝パレード！直前で買ったので電車代がありえなく高くて（パリへの飛行機代ほど）、しっかし！「やれることは全部やる！」が人生のモットーなので、行きました。AVEにはプレフェレンテというグリーン車にあたる車両があるのですが、これしかあいてなかたので、これに乗りました。TVで観る芸能人のおばさまが乗っていたり、隣に全身シャネルの美人母娘がいたりしておもしろかったです。お母さんのほうは、ブルガリの時計にカルティエのパンサーのネックレスです（ちゃんとブランドがわかるところが日本人だと思いますが）！ただしスペイン人じゃありません。こんなことをわざわざ書くのは、こんなに全身ブランドづくめな人がスペインではめずらしいからなのです。ま、とにかく、マドリッドに行き、グランビアで張りました。思ったより、人がいない・・。本当に絶対ここ通る？と聞いてしまいました。ここで思うのは、いつもTVですごい人だ！というのは、特にすごいところを映しているだけで（そうでないとニュースにはならないよね）、実際突入したら、たいしたことなかったです。特に東京で鍛えている者にとっては、「なんだこれだけ？」と言いたくなります。２時間待ちました。もっとすぐ来るかと思った。暇なので、近所のビルの人たちが水撒き合戦をしています。そしてやーっと来たかと思ったら、２０秒しか観られず、あっという間に去りました！私は最前列で観ており、「ビジャ～！」と叫んでいるうちにセルヒオ・ラモスを見逃しました。しかし、彼は優勝カップを手に持っており、キスしているではないですか！私は優勝カップ側に立っていました。ラッキー。そして気がついたら、バスを追いかけて、猛然と走っていました！人間って、興奮するとなにするかわかりませんね！そしてシベレス広場まで走っていったら、そりゃあもう人が大量にいて、抜き差しならない状態にはまっていました・・・バルで飲んで宿に帰ったら、やっと選手が到着して祝賀コメントしているところでした。ぺぺ・レイナショーもあったし、そのあとやっと夜ごはん、そしてディスコテカ？！です！優勝パレードだけで６時間です！！！しかもその前、試合をさんざん戦ってきて、寝ないで飛行機に乗ってます！！！ありえない体力。まじですごいスペイン人（と友達とも話しました）。カシージャスなんか、決勝前日の夜１２時に生放送に出てました。寝たほうがよくない？ま、１２時なんて、スペインじゃ食後の時間くらいな感じですが・・。少し疲れて見えましたが、ちゃんと次の日はセーブしました。まさに神がかってます。カシージャス。特別な星の元に生まれた人です・・。スペイン優勝直後。決勝に残った段階で、スペイン人が暴れたため、泉や噴水にバリケードがしかれ、封鎖されました。この人たちはやたらと水に入りたがる・・（水が汚いのに）。この時期、赤、黄色を着てたら、間違いなかったです。 カシージャスが手を振っています・・この時期にスペインにいられて、サッカーファン冥利につきます！

  2010年08月06日

• スペインでスーツケースにまつわるあれこれ。

  　ワールドカップ、スペイン優勝で突如マドリッドに旅立ち、そのまま北へ向かいました。　とその前に、今日とここ数日の動きを書きます。あとで考えると、なんでそんなにイラついていたのかたぶんわからなくなると思うので、記録のために（外は今３５度、まあまあ涼しいほうです）。ただでさえ思い出は美化しやすいからね。　まず、ログローニョから送ったはがきは、どういうわけか、１６日もたって着いた（まあ着いたのでまだマシだ。もうなくなったと思った）。　地元の銀行は移転したが、看板は違う銀行のままなので（経営状態が怪しいのでは？）、友達に教えてもらわなかったら、きっとわからなかった。　マルベージャのオスタルで、おやじにぼったくられた。二度と泊まらないエル・カスティージョ。　スペインで買ったSDカードは、新品なのにエラーになってパソコンに取り込めない。しかたなく、エルコルテに行って、データをDVDに入れようと思うけれど、これが頼むのにスペイン人のおばちゃんの山とともに３０分以上待たされる。すべての場所で絶対に人が足りない。失業率が高いのは、雇用しないからだ。日本人の半分しか働かないのに、人が半分しかいないので、本当にイライラする。イライラMAX.スペインのおばちゃんは厚かましい上に、でかい＋メカニックに弱いので、大変時間を取る。ちなみにスペインのおじちゃんは結構優しい。女性には譲る。でもおばちゃんは本体が女性なので、このアジア人の前に入ろうと虎視眈々とねらっている（でもぜーったいに入れてやらない！）。　スペインで１年前に買ったサムソナイトの取っ手が取れた（スペインで前のスーツケースは壊れた）。買ったときから少しグラグラしていて、元々の出来が悪すぎる。それも地元には売ってなかったので、わざわざバルセロナで買ったのだ。その時、ブエリングで帰ったが、行きは持っていなかったスーツケースを持って帰るのに２０ユーロもチャージされた。　サムソナイトは１０年間全世界保証をうたっていながら、日本での部品のみの取り寄せを断っている。だったら１０年保証をうたうな！しょせん海外で作ったものなんか、そのあとは知らんよね。そもそもスペインではなにかを修理して使うのがとても難しい。　とにかく苦労して、地元のサムソナイトの代理店を探した。部品を送ってくれるように頼んだが、あったのかなかったのか、それも連絡がないので、自分でまた店まで出向く。とにかく待てというので、待った。　私が北に旅立ったとたんに「来たわよー。」とおばちゃんから電話があった。思ったよりは早くて、１週間ちょっとで来た。そして今日それを取りにいったところ、部品は来たが、肝心のネジがない。「ネジがないと止まらないんだけど。」「ネジは送ってきてないよ（だからネジを送ってくれるように頼んでるんだって！）。ネジは金具屋で買って。」とおじさん。あのねーーー！どこの世界に部品だけ送ってきて、ネジを入れない人がいる？どうやって止めろってわけ？？？ほんとスペイン人、バカすぎ！！！　最初に頼んだおばちゃんはバカシオーネに出てしまい、月末まで帰らない。おそらくサムソナイトも夏休みで動くのは９月から。どこでこのメッセージ伝達は抜けたんだろう？　あ～あ日本ならな。いつ入荷するとか、逐一電話くるよね（夢のようだ）。頭使え、スペイン人！　　なんでこんなになにもかもが時間かかるの？しかもサムソナイトのネジは特殊なので、そんじょそこらのネジでははまらないのだ（すでに調べ済み）！もう本当にバカバカバカ～！！！キイイイイイ　日本にいる人が読んだら、なんだそんなことくらいで、と思うでしょうね。でも毎日がこんなだと、本当にイラつく。よくみんな生きていられると思う。便利を知らないから、不便に耐えられるのだろう。写真を焼いても恐ろしくクオリティが低い上高いので（コピー機も同じ）、これは同じ星か？と思ってしまう。　私はタバコは吸わないが、こんな時はタバコが吸いたい人の気持ちがわかる。ま、イラつき解消法はまたあとで書くとして。　スペイン人は大変親切な国民である。それゆえスーツケースを持っていると、黙っていてもよく荷物の上げ下ろしを手伝ってくれる（男女とも）。先日、一度だけ若い男性たちに断られた。外国人だったけど、びっくりした。こんな人初めて。私の考えでは、スペイン人は基本が親切、＋人に（特に女性に）よく思われたい、＋いいことをしたと思いたい＋外国人に親切にしたい＋キリスト教助け合い精神etcで、いろんな場面で手伝ってくれるように思う。　今、私のスーツケースの取っ手は壊れているため、この旅の間、スペイン人がそこを持たないように、上からガムテープで貼り付けた。でもそれでもスペイン人はそこを持っちゃうんですねーー。まったくなんのためのガムテープなんだよ。　しかたがないので、今度はガムテープの上に「壊れてます」とスペイン語で書いた。でもダメだ。やっぱりそこを持つ人がいる！誰も読んでない・・・。　結局毎回、手伝ってくれる人がやって来るたびに、「取っ手が壊れてるから持たないで！」と叫んでいたのでした（笑）。これが一番確実だ。

  2010年08月03日

• タコのお告げでスペイン勝つ！！！

  　大変です、サッカー、スペインが勝ちました！！！あとは優勝あるのみ！　TVを観る限り、オランダサポーターも他の人たちもスペインが勝つとは思っていなく、みんなドイツが残ると思ってた。まあ、あの勢いでしたからね。一応、スペインは世界ランク2位なのに。みんなスペインをなめんなよ～～～！おりゃ～～～～！！！　勝つ！と思ってたのは、スペイン人とドイツのタコ（スペイン語でプルポ）パウル君のみ。　でこのプルポ、ドイツ×スペイン戦でスペインが勝つ！と占ったんですねー。空気読めよタコ！（でもタコはどちらかというとドイツよりスペインのほうが産地なので、タコも気を使ったのかもしれないし、またはスペイン出身のタコだったかもしれない？！）　そして勝った！プルポの予想が当たった！！！みんなで、「プルポの予想は当たったね。あのタコすごい。」ということになりました。　そしてお約束、街の中心の噴水広場に集結。田舎でも一応集結します。これに備えて、私はスペインTシャツに赤いパンツ、赤いビーチサンダルです！全身赤づくめなんて、スペインでしかできません。　お友達と広場に着いたら、すでに噴水広場は赤の集団でいっぱい。もう優勝したかのよう。だって初めての決勝進出ですからね。でも優勝したら、どうなるんだろう？先が思いやられます・・・。　発炎筒はたくは、噴水に入って水をかけるわ大暴れのため、ついに盾を持った警官隊登場。それにビール瓶を投げつけ、その破片が平和にアイスを食べている私たちのテーブルにも飛んできたので、緊急避難。しかし、警官隊にビール瓶なげるかなー？！デモ隊でもあるまいし。　毎回、こんなにはじけるスペイン人を見つつ、「そんなにストレスたまってないでしょ？毎日自由に生きてるじゃん！」と言いたくなる気持ちを止められません。　今度はいよいよオランダ戦。次回はベネチアで買ったスペインカラーの帽子をかぶって、濡れてもいい格好で噴水広場に参戦です！たぶん水着が確実♪PS　ソフィア王妃が赤と黄色の衣装でサッカー観戦してたのにも驚きましたが、そのあと、選手のロッカーに現われたのにも驚きました・・。プジョルなんか、上半身裸で握手してました（笑）。裸で王妃と対面！日本じゃ考えられない！　こちらの国王も王妃も気さくで、重要なサッカーの試合やテニスの試合にも、王妃か皇太子、誰かしら、来ているし、結構TVのインタビューにも普通に答えてくれます。これが最初スペインに来たときに驚いたことです。

  2010年07月08日

• もっと抱きしめればよかった。

  いよいよ夏休みモードです。暑い・・・・昨日は、お友達の本の出版パーティがありました。日本についての本を書いたのです！お取り寄せの日本酒飲みつつ、せんべいをぼりぼり食べながら、おしゃべりです。そして日本人は洋装（でも今どきのTOKYOファッションで）、私はパリ風手作りOBI（帯）ファッションで、そしてスペイン人がなんと浴衣を着て登場！という会になりました。いやー、気温が４０度もあるのに、浴衣は無理よーー。途中で脱いでいました（笑）。日本の美は暑いのだ。そして、夏の間しばらく会わない私の先生とハグしました。考えてみると、スペインではいろんな人と度々ハグします。特に先生は私の母とほぼ同じ年齢で、感慨深いものがあります。考えてみたら、この２年の間に、母とハグしたよりも、先生とハグしたほうの数が絶対に多い。いや、家族とハグした記憶がない（習慣がない）。日本人で、度々ハグする家族なんか少ないのかもしれませんが、今はもうできなくなったからすごく思うけれど、もっと家族を抱きしめればよかった。それが私の後悔です。今、家族が生きていたら、できるかというとそれもどうかと思うけれど、まだできるのなら、生きている間に自分の家族や大事な人たちをもっとハグしたかった。でもどういうわけか、照れくさくて、家族はハグできませんでした。他の人たちとは全然大丈夫なんだけど。まだ間に合う方は、ぜひ抱きしめてください。習慣的にハグとキスをするのは、スペインのよいところだと思います。日本酒飲んだあと、揚げ物を食べて、やや気持ち悪くなりながら、そんなことを考えながら、家に帰ったのでした。

  2010年07月02日

• 盗賊団襲来？

  先週の驚き：学校で国家試験があるというので、先生と二人で、いろんな大事なもの（一見そう見えなくてもなくなったら困るもの）を隠しました（笑）。なぜならスペイン、なんでも持っていったりなくなったりするのです！貸したものは、注意してないと返ってこない。だんだんスペイン人の性格がわかってきました・・「先生、まるで盗賊団の襲来に備えているみたいですね！」と笑ったのでした。昨日のサッカー、日本戦とスペイン戦のはしごでした。日本戦はBARでパラグアイ人と観ました。延長戦になったので、向こうはビールガンガン飲んでお店に貢献（体も大きい）。私たち日本応援チームは、かわいくカフェとか飲んでいました。結果、負けたので我々はすごすごと帰りました。パラグアイもたいしたことなかっただけに、惜しかったです。スペイン×日本戦は幻に終わりました・・。でもしかたないです、ポルトガルだって、１回戦敗退ですからね。ロナウド頼みでは、どうしようもありません。スペイン戦はお友達のお宅で観ました。こちらの方はみんなでワイワイしながら観るのが好きなのです。私はもちろん、マイスペインTシャツ着て行きました。ヴェネチアで買った、マイスペインハットもあるのですが、当分出番がありません。こちらで観ていて唯一いいことは、南アフリカとの時差がないことです！次は土曜日、楽しみです。

  2010年06月30日

• パリで驚いた　in ２０１０．

  　パリから戻りました。今回はアパルタメントを借りて、滞在しました。　かなりの回数行っているのですが、スペインから行くと毎回いろいろ発見があります。　南スペインから行ってすごく驚くのは、住んでる人たちが静かなこと（毎回ですが）。中庭に５０部屋くらい面したアパートにいたのですが、みんないないのか？と思うくらい静かでした。でもちゃんと人はいるし、誰も叫びあってない（笑）。南スペインは声がでかくて、家の中でも大声なので（壁もうすいので）、会話が丸聞こえです。フランスのアパートも壁が厚いとは思えないし、電話で話している声は聞こえたので、ただ単に人が静かなのだと思います。　なんで人がちゃんといると確認できたかというと、あまり家のカーテンを閉めていないから。これにも驚きました。私のリサーチでは、スペインのアパートは、部屋が見えないようにカーテンは閉めるのです。パリのアパートは、夜も電気をつけたまま、カーテンをしないので、部屋の中は丸見え（注：人によりますが、スペインよりカーテンしない人が多く感じる）。で、なにしてるかがよく見える（！）。　興味があるので、少し（だいぶ）見てしまいましたが、みんなおうちがきれいでした・・。中にはこんな中心地にこんなインテリア誌に載るような美しい部屋が！というのもありました。キャンドルのあかりでソファにくつろぐ住人・・わーお。趣味のいいコーディネイト、あんな部屋に住みたいなあ・・。こんなお部屋だったら、カーテンをひかずに見てよ！って感じなのでしょうか。　あとは、何回か車にひき殺されそうになりましたね。なんで横断歩道の半分が赤で半分が青・・？　習慣的に向こうの信号を見てしまうため、反対から来た車にはねられそうになりました。たぶん赤で渡っている私を一人や二人ひき殺そうが、赤で渡ってる人が悪いって感じなのでしょう、一切減速なし。他の信号のない道もみんな減速しない。スペインはよほどのことがなければ、止まってくれます。都市部はもう少しスピード出すかもですが、信号のないところでは、車はほぼ止まってくれます。いや～都会ってこうだったけな、と驚きました。あと久しぶりに渋滞というものを見ました！田舎ぼけです。おっかしいな、東京に住んでたんだけどな。　そうだ、行きはスペインの管制官のストだかなにかで、１時間半くらい飛行機が飛びませんでした。そのために渋滞に巻き込まれ、飛行機に乗ってる時間と同じくらいバスに乗るハメになりました・・。　それから自分が想像以上にスペインの田舎ボケしていて、それにも驚きました。まず、なんでか知らないけど、昼ごはんを２時頃食べているし、夜ごはんも遅くてべている！もっと早く食べていいのに、習慣的に結局は２時になっちゃう。もう１２時とかに昼ごはんが食べられなくなっている（早すぎる）。　そして先のことがまったく決められなくなっていることにも驚きました。その日にならないとわからないし、気分で決める。来週のことは考えない。「南スペインでは、来週のことなんか誰も考えてないのよ。明日の約束もよくわかんないんだから。」とパリである人に言ったら、「それは絶対無理です・・予定は一週間前に決めます。」と驚かれてしまいました。　私はどちらかというと、日本ではかなりの段取りタイプでした。でも習慣って恐ろしい。その日になるまで、もう考えられないの（笑）。でも考えても無駄なので、考えないことになったのでしょう。つづく

  2010年06月23日

• 疲れるスペインの銀行。

  　あとで読んだら、そんなこともあったね、と笑うために書きます。全部そうだけど。　すでに２枚の銀行カードが勝手にキャンセルされて、３度目の正直で３枚目がやっと使えるようになった（！）。　銀行の定期が今月で終わるので、担当者ディエゴに電話したら、他の支店に転勤していた！顧客に言わないで去るか、ディエゴ！　さっそく携帯に電話すると、「いやー、家から近くに支店に移れて幸せだよ・・。」と彼は言った(あくまで主観）。まー、そりゃあよかったね。「あとはハビエルに聞いてね。」というので、さっそく次の日ハビエルに会いに行った。ちゃんとしたいい人そうではある。まずは握手する。銀行員ともハグかベソか握手し、みんな名前を呼び合うし、向こうもこっちの名前を覚えている！たまにしか会わないおじさんも私の名前を覚えていた！スペイン人の記憶能力は、名前を覚えることに６０％は使っているのではないかと思われる・・。　ハビエルに会いに行ったら、ディエゴが働いていた。今週だけいるんだという。よく考えたら、後任らしき人は到着していないもよう。なんだかなーーースペインの銀行。　１回目、まずは私の定期をどうするか、自分の意見を言う。　２回目、サインが必要だというので、行くが、今度はコンピュータが動かない。「そこらへんをプラプラして２０分後に戻ってきて。」というので戻るが、コンピュータは動かず。「明日はきっと動くよ」と言うので、「明日同じ時間に来るから。」と言い残し、銀行を出る。　３回目（翌日）、銀行に行ったら、ハビエルはどこかへ行ってしまっていた！今日行くっていったじゃん。コンピュータも止まったままなので（なんと昨日からずっと）、ディエゴがどこかに電話し、「また２０分後に戻ってきてよ。」というので、２０分後に戻ったら、もうディエゴはいなかった！！！どこに行ったディエゴ！　携帯に電話すると、今度は「ラファエルに聞いて。」と言う。第３の男ラファエル！担当たらい回し（笑）。　コンピュータは復活していた。でもディエゴ＆ハビエルがいないので、その先が進まず、全部にサインできなかった・・。たった４枚の紙にサインするのに、なんでこんなに時間がかかる？？？　銀行の人は、そこらへんの人よりは比較的ちゃんとしているほうだと思う。でもこのレベルよ。　どういうわけか、銀行の利率が友達から聞いたレートよりも上がっていた。そして２回目に行った時は、なぜかまた０，５％から１、１５％利率が上がっていた。上げてと頼んでもないのに。　・・・わからない。ユーロの怪しいこの時期にこのレート。お金を集めたいのだろうか？　これがこの一週間の出来事です。わけわかりません。PS　５回目にやっとハビエルに会えた。それも電話を何回もかけ、メッセージを残しても連絡をくれず、疲れたはてに・・。「なんでこの前いなかったわけ？」一応言ってみる。「コンピュータがなおってなかったので、来てもサインできなかったからです。別の日は別の街に行っていて、電話できなかったので。」だからなんでそれを連絡してこんかいな。スペイン人、いいわけと自分を正当化することにはたけている。毎日がこんな感じ。　３人でやってた仕事が２人に減り、その上、夏休み２５日も取るのよ。その間はなにも動かないね。ああ、私たちにも夏休みが１ヵ月もあったら、人生はもっと楽になるよな・・。　同じラテン系のため、疲労の上塗りかもしれないけど、一時的にフランスに気分転換に出ます。

  2010年06月07日

• ユーロビジョンの驚き。

  先日のオスロであったユーロビジョン（ヨーロッパの歌の大会）、マジで驚きました！スペイン代表の歌のとき、知らないおじさんが乱入して、一緒にパフォーマンスしてしまいました（スペイン人？）。ピエロの格好の４人のダンサーの中に、おじさんが・・・でもフリが合ってるので、なんだこの人は？と思いながらも、観ていたら、ガードマンにつまみだされました。でも、セキュリティ低すぎ！スペイン代表は３拍子で、ピエロのパフォーマンスで、スペイン語で歌っていました。スペイン、勝負に出すぎ。だから、ポルトガルからしか大量得点もらえないの（笑）！どうせ勝負に出るのなら、もっとスペイン色を出したほうがいいと思うなあ。でも、なんだかわからなくても、母国語で歌ってくれるほうがいい感じです。歌はほとんど口パクだけど。ショーの要素が大きいからでしょうね。でも熱唱する口パク！すごすぎる。トルコ語のヘビメタとか、言わなくても、フランス代表はフランス語の歌とか、イスラエルの子とか、そうだ、このところのユーロ問題でヤケっぽくも見えた、ギリシャ語のOPA！のおじさんもよかったなあ・・で、優勝はドイツの女の子でした。全然いいと思わない。スペインにもっといい曲がいっぱいある。私はとっても大衆と感覚がずれているのかしら。結局、音楽は好みの問題なので、ヘビメタと、ABBAみたいな曲と、ヒップホップと、エンヤみたいなのをどれがいいのかなんて、決められないってことです。投票で決まるからまあいいようなものの、無理して決めることもないような気がしました。

  2010年05月31日

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