ラテンとクリスマス
先日から南米の人が、「年末帰るけど、よかったら一緒に行かない?」と誘ってくれている。 それを初め聞いたとき、私は本当に驚いた。だって私たち顔は知ってるけど、その時が久々の再会(2年ぶりくらい)だったから。それもすごくよく知ってるというのでもないのに、誘ってくれているのだ。まったくびっくりだ! しいて言えば、共通項は、彼のおじいさんと私の出身地が同じ県だということ。九州の人の移民が多いので、すごくめずらしくはないけれど、おもしろいシンクロだと思う。 確かに南米に行きたいといろんな人に連呼してたのは確か。でもいきなり久しぶりの家族の再会に呼ぶっていうのも、すごいなあと思う。「家広いから大丈夫。」と誰の許可も取ってないし(笑)。私は「なんて懐の広い人たちなんだろう!」と感激した。 が、彼は言った、「たぶん○○に車で2日くらいかけて、初日の出に行くよ。ホテル?取れるかわかんないね。混んでるから、どうなるかなー。」 うーんそれ、想像つく。ラテンな感じで、その場のノリで行っちゃうんだなー!きっと。調べてみたらその頃そこは雨季。しかもすごく有名な観光地。間違いなく初日の出はすごいことになってるはず。 いろいろ考えた末、私は行くのをあきらめた。残念。大混雑の中、ラテンな人とがっつり日々を過ごすのは、私には向いてない。もっと自分が体育会系で雑魚寝もOK、ノリ一発!みたいなざっくりした性格だったらよかったなあ、と思う。 別の日、スペイン人(男性)と話した。「クリスマス帰らないの?」「大丈夫です。毎日母と電話で話してますから。」「・・・。」 マザコンもマンモーネという単語も彼は知らなかった。たぶんそれが普通なのね(普通かな?!)。私なんか、同じ国にいてもせいぜい1-2週間に一回だった。でもスペインのママならその姿、想像がつく・・。 彼女ができたら、どうするんだろう?毎日、ママに電話する男。本人も大変だと言ってたけれど。 いずれにしても、血の濃い関係の中で生きていくのは、覚悟がいるということだけは認識できた今月だった。