「伊深親子文庫」の創設35周年記念お祝い会
美濃加茂市伊深町で絵本の貸し出しや読書会などを行う「伊深親子文庫」の創設35周年を記念してお祝い会が開催され、地域住民ら約100人が参加しました。 同文庫は、地域住民が親子で本を借りられる場をつくる目的で昭和54年3月14日に創設。現在、本の貸し出し(蔵書6,000冊)や月に一回程度の読書会、本の紹介や同町のニュースなどを掲載した文庫だよりの発行など、読書を勧める活動を行っています。 この日は、同文庫にゆかりのある人が家族で利用した思い出を語ったり、「とべバッタ」や「これはのみのぴこ」などの絵本の読み聞かせが行われたりして、参加者全員で楽しみながら35周年を祝いました。 同文庫の創設に携わった佐野綾目さん(77歳)は、「今は学校に学校司書がいて、家庭で読む本を薦めていただけると思いますので、当初の役割は薄れているのかもしれません。ですが、貴重な郷土資料や戦争に関する本がありますので、少しでも皆さんが世の中のことを知る機会を提供するために、活動を続けていきたい」と話していました。 また同文庫は現在、同市の伊深町自治会館にありますが、4月からは同市の伊深交流センターに拠点を移します。