岐阜県農業大学校の学生が鳥獣被害対策実習を行いました(農林課)
9月14日(木)、岐阜県農業大学校の学生25名が鳥獣被害防止対策実習の一環で、市内伊深交流センターでの座学と屋外での実習を行いました。初めに、伊深交流センターで「鳥獣被害の現状と防止対策について」及び「猟友会の取組みについて」の講義を行いました。<写真 講義の様子>講義のあとは、屋外実習を行いました。初めに向かったのは、伊深町地内の森林整備跡地に竹パウダーの吹付け処理を行った場所です。こちらの竹パウダーは、市内で整備した竹を活用して開発されたものであり、防草対策をはじめ施業地の硬化、鳥獣被害の軽減、後には自然に戻るため、コンクリートのように回収作業の必要がありません。学生の皆さんは、竹パウダーを開発した可茂森林組合職員からの説明を聞きながら、竹パウダー吹付け箇所を触ってみたりと興味津々でした。<写真 竹パウダーの吹付けについて説明を受ける様子>次に三和町川浦地内にあるネット柵の見学です。猟友会員から、ネット柵の設置状況や構造について説明を聞きました。<写真 ネット柵について説明を受ける様子>最後に三和町川浦地内で遠隔捕獲用檻の見学とくくり罠の体験を行いました。写真 遠隔捕獲用檻について説明を受ける様子くくり罠の使い方について猟友会員からの説明を受けてから、実際に学生さんが手に取り体験をしました。<写真 くくり罠の体験を行う様子>半日の実習を通して学生さんからは、「今後、農業を行うにあたって、鳥獣被害の対策が重要であることが理解できた。」などの感想をいただきました。学生の皆さんには、山林との関わりや鳥獣被害防止対策について、今後も関心を持っていただき、農業のスペシャリストを目指して日々勉強に励んでいただければと思います!<写真 参加した学生の皆さん>