アルヴィド/マリス・ヤンソンス
親の七光りとは言いませんが、日本ではお馴染みではありますが、音源としてはあまり残っていないアルヴィド・ヤンソンス。その息子は今では世界をあちこち動き回る指揮者へと変貌を遂げました。まず、マリス・ヤンソンスからご紹介したします。ラトヴィア出身のマリスは、レニングラード音楽院で学び、父から直接指揮を学ぶことなく、スワロフスキー、カラヤンに師事をしています。また、レニングラードで学んだこともあり、あのムラヴィンスキー率いるレニングラードフィルの副指揮者として勤めます。父よりムラヴィンスキーに動向することが多かったこともあり、ムラヴィンスキーを崇拝しております。しかし、その影響から脱皮すべくロシアからカナダに変え、オスロフィルの首席指揮者に。にちに、アメリカのピッツバーグ響の音楽監督、ドイツのバイエルン放送響の首席指揮者に就任、ロイヤルコンセルトヘボウ管の常任指揮者に就任しております。最近、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートの指揮台に立ち話題になりました。見るだけで、昔は悪ガキだっただろうな~と想像つく顔つき。イメージとしてはピーナッツバターを服とか口の周りにイッパイ付けていたような気がいたします。現在64歳。正直、私はあまり好きではないんです。でもどことなくほかってはおけない存在なんです。それはナゼか?これまた面白い音源があるんです。 恐るべし、ショスタコーヴィッチ 交響曲第5番「革命」これの快演はいくらでもあるんですが、その中の一つと言っても過言ではありません。あの4楽章は何じゃ??!!こりゃ~!ですよ。出だし、期待して聞いてください。このアプローチする指揮者は初めてです。そして、息子の活躍が著しく、存在が消えかかっている父、アルヴィド・ヤンソンス。凄い正統な指揮者で、顔を見ていると親子かな?!という違和感があります。ラトヴィア生まれで、レニングラードフィルの指揮者も勤めた、またレニングラード音楽院教授でもあり教鞭も取っていた。日本にもレニングラードフィル、ソヴィエト国立響、モスクワフィルと来日するなどしており、東京響に客演した際に「鉛を金に変えた」とまで言われた指揮ぶりだったそうです。来日した際の音源。チャイコフスキー交響曲第5番ですが、凄いテンションが高く白熱しています。この父にして息子ありといったところでしょうか。最近、マリスはバイエルン放送響との録音を多くとっており、活躍が著しい。そして、2006年にニューイヤーコンサートを行った際のモノ。モーツァルトイヤーだったためかモーツァルトの曲がお目見えする。