結婚しましょ その2
今年のオーストリア行きもだんだん近くなってきた。今度こそ、ちゃんと結婚できるようにしとかないと^^;さて、離婚手続きに関するフ~さんとオーストリア大使館の領事閣下とのやりとりは続いた。まず大使館に、フ~さんの出生証明書(Geburtsurkunde)のコピー、市民権証明書(Staatsbürgerschaftsnachweis)のコピー、オーストリアでの結婚証明書(Heiratsurkunde)のコピー、離婚したことが記述してある前の奥さんの戸籍謄本およびそのドイツ語翻訳を郵送した。領事閣下からのメールによる返事を要約するとこんな内容。コピーの場合、出生証明書、結婚証明書などのコピーは公証されたものでなくてはならない。大使館でも公証できるが、1通4200円かかる。離婚の証明としては、戸籍謄本ではなく、届を出した役所で発行された「離婚届受理証明書」が必要。外務省の認証であるアポスティーユ(付箋)を付けること。アポスティーユは東京、または大阪で取得することができる。大使館でも代行して取得することができ、その場合は4日ほどかかる。アポスティーユって、外務省が無料で出してくれる、この書類は公的なものであるっていう証明となる付箋。それが付いていれば、ヘーゲ条約を締結した国において公的書類として通用するそうだ。ただしもちろん日本語だと読めないので、翻訳が必要なんだけど。外務省のHPによると、アポスティーユを郵送で申し込む場合、2週間ほどかかると書いてある。それだったら大使館に頼んで取ってもらった方がずっと早い!そんじゃ、ってことで、11月11日に届が出された市役所へ電車で行って、「離婚届受理証明書」を取って来た。この届が出された日から離婚が有効なんだそうだ。そしてまたそれをドイツ語訳。ひー。まあ、項目が少なかったからちょっとは速くできたけど。それから、どうせアポスティーユを取ってもらうんなら、結婚に必要な私の戸籍謄本にも取ってもらおうとフ~さんが言った。私の戸籍謄本にアポスティーユが要るかどうかはわからないけど、まあ念のため。(在オーストリア日本大使館のHPには、必要かもしれないので手続きをする役所に問い合わせておくよう書いてあった)本当はフ~さんに早いとこ確認して欲しいんだが。自分の戸籍謄本はすでに取ってきてあったので、私は急いでまたそれを翻訳にかかった。子どもたちの記述もあるのでまた調べなきゃ。でも、ほとんどが名詞だけなので、時間がかかるだけでそんなに難しくない。一番難しかったのは、証明書の最後に書いてある、「これは戸籍の原本と同じ物であることを証明する」とか、「これは、戸籍の内容であること証明する」という文の翻訳。フ~さんに助けてもらわないと、手も足も出ない。もちろん最後はフ~さんに翻訳を仕上げてもらった。そうして、2通の書類にそれぞれドイツ語訳をつけたものにカバーレターを添えて、また大使館に11日中に発送。14日月曜日に領事閣下からまたメールが来る。日本語の文書に付けたドイツ語訳は、gerichtlich beeideter Übersetzer(司法認定翻訳者?)によるものか、日本の翻訳業者の場合は指定の法律事務所によるものでなければならない。え…てことは私たちが苦労してやった分は、そのままじゃ使えない?どうしよう?でも、実はフ~さんの妹は、ウィーンで翻訳会社を経営している。その関係で何とかなるかもしれない。フ~さん、妹にEメールでgerichtlich beeideter Übersetzerについて聞いた。翌日、妹からの返事が届いていた。「同じ建物にgerichtlich beeideter Übersetzerがいて、うちといい関係だから認証をもらうことは問題ない」そこで結局、オーストリア大使館には領事閣下にお願いしてアポスティーユだけ取ってもらい、残りの書類をすべてウィーンのフ~さん妹のところへ送って、翻訳に認証(スタンプか何か)をしてもらい、妹にフ~さんの代わりにウィーンの役所に離婚の届出をしてもらうことになった。19日土曜に大使館からアポスティーユ付きの離婚届受理証明書と戸籍謄本が届いた。そして今週月曜、21日に、手紙を添えてEMSでウィーンに書類を発送。後はフ~さん妹が書類を受け取り、役所に行って手続きにかかる日数を確認してから、結婚する予定の町の役所にフ~さんが電話をかけ、詳しいことを相談する。結婚予定の町は、人口1700人ほどの小さな町だから、予約いっぱいで結婚できないということはなさそう。さあ、本格的に進んできたぞ。ちょっとワクワク。