★意外な成分が汗の中に有った
私は家族の中で、唯一乾燥肌でない。みんな皮膚科に通ったり、保湿クリームを塗ったりと、肌のトラブルに対して、なんらかの対処をしている。そんな中、私だけは医者に行ったこともなければ、乾燥を防ぐぬり薬やクリームの類のお世話になったこともなかった。なので、その手のテレビ番組にも興味が無く素通りである。その私が興味を持ち出したのは、最近背中がかゆくなり始めたからである。「ガッテン!」で、乾燥肌のことを取り扱っていた。乾燥肌になる原因は‥、1加齢、2皮膚の冷え、3皮脂の分泌不足、4紫外線に当たり過ぎ。成るほどねぇ、どうしても違うと言えない原因が有る。‥加齢だ。(*_*)今後は乾燥肌のことも考えていかなければならないのか‥。ところで、上記に書いた原因の4つは、番組後半で付け足しのように言った原因だった。実は乾燥肌のメインとなる原因は、別のところに有るという。メインとなる原因は、「汗」だと言うのである。なんと!人間から出る汗の中には、保湿や抗菌という付加価値のような機能が与えられているというのだ。これには、びっくり!ついつい汗と言うと、老廃物の塊だという認識だった。なので、汗は不必要なモノを出す機能のみ、という考え方だったのである。汗自体は出さなければならないモノだが、それ以上でもそれ以下でも無いモノだと、思っていたのである。まさか保湿効果や抗菌作用も含まれていたなんて‥、まさかのまさかの知識だった。(@_@。汗の中に入っている保湿成分は、乳酸ナトリウムというもので、保湿には欠かせない成分らしい。どうやら汗の中には、天然の化粧水が入っているようだ。「夏はイヤでも汗をかくけれど、冬は運動嫌いの私としては、汗をかく機会が、随分と少なくなる。」それでなのか‥だから肌が乾燥するのか‥。実験に使われたガッテンボーイは、2週間実験台にさせられる。それは番組側から与えられた一室で、外出できない状態にさせられ、更に「汗をかくことを行なわない」と言う約束事をさせられる。ガッテンボーイは、運動はしないだけでなく、熱いモノは食べない飲まない。そして風呂でなくシャワーで体を綺麗にするというものだった。徹底して汗をかかない生活を、2週間するのである。そうすると、凄いことが分かった。一番最初に肌の水分量を計って始めた2週間の生活なのだが、終わった時に水分量を図ると、目に見えて減っていたのである。最初「44」だったのに最後は「15」まで下がっていた。肌の水分量がびっくりするぐらい、減っていたのである。凄っ!こんなに減るものなの?汗をかかないということが、こんなに肌から水分を奪うの??汗に保湿作用が有ることが、目に見える数字で確認されたのだ。いやぁ~、汗をかかないと水分が保てないんだねぇ~。単に老廃物を排除することだけが、汗の役目じゃないんだなぁ‥。汗をかくことは、意外に大事な作業だということが分かった。私は1週間に一度スーパー銭湯に行って長風呂をする。その時はサウナには入らないが、熱い湯と水風呂とを交互に入り、しっかりと汗をかく。でも家風呂では、シャワーでなく風呂にこそ入るけれど、汗をかくまで長く風呂に浸かっていない。どちらかというと、烏の行水に近い。これは反省材料だ。きちんと汗をかいて、基礎発汗を高める生活をしないといけない。勿論、汗は老廃物も含んでいるわけなので、汗をかいてそのままにしておいてはいけない、体も冷えてしまうし‥。なので、汗を出したら拭き取ることも必要である。加齢からくる乾燥肌を治すのは「汗活」である。保湿と抗菌作用が有る汗を出して、潤いのある肌質を目指そうと思う。