★景観
今のように、世界的に景気の落ち込みが有る時でなく日本の景気が悪くても、名古屋駅周辺だけが活気に溢れていた時がある今はトヨタ関係も落ち込んでいるが、その前はトヨタの景気の良さに名古屋駅周辺の開発が、盛んだった駅周辺だけが別世界のように、建設ラッシュだったことがあるデザインの優れたビルが、次々に建っていった非常に空間の取り方が良く、広さを感じる駅ビルに仕上げてある消防の規制や日照権、それらが大きく関係しているのだろう斜線制限という法令があるのだが、それには二通りの制限がある一つは、直路斜線制限というもので、道路がビルの間に挟まれて暗くならない為の法令である道路を挟んで向かい合った建物‥ 互いの道路側のビルの面を斜めに削り取ることで、道路上に日の光を通す明るさ、風通りの良さ、圧迫感の減少‥ そういう効果があるビルのデザインの良さ、というだけのものではないもう一つには、北側斜線制限、というものであるビルの北側を斜めに削り取る事によって、後ろのビルに日の光を通すいずれもビルの上の方を、斜めに削り取るのである日頃何気に見ているビル群も、生活に根ざしたデザインだったりするこういう細かい法令で、私達の平等さが保たれているのだと感じた‥と言っても、法令も人間の手で作られたものだから不平等さを感じて、泣き寝入りすることもあるのだが‥こういう事を知った上でビルを眺めると、また違った味わいがある建ぺい率、容積率、斜線制限など‥ それらを踏まえてデザインするデザインの仕方一つで、美しい街並みが出来上がる法令なんて感じさせない、芸術作品のようである