ことばのふしぎ~発音
わたしは子供の頃に、日本人はRの発音ができないとか、THの発音ができないとか言われて育ってきました。 そのせいか、こちらに来たばかりの頃は、それらが入ってる単語を発音するときにすこし構えてしまうところがあって、余計おかしなことになったりしてました。 でもね、日本人は意外にRの発音はできてると思うんですよね。特に変に力入れなくても、そんなに巻き舌にしなくても(^^;))) そのかわり、Lの発音ができてないんだと思います。 私にしたら、Lの発音もRの発音も同時に並べられたら確かに違って聞こえるけれど、どっちか片方だけ言われたらわからないんです。 グロウスって言葉があって、GrossとGlossですが、並べて聞くと全然ちがう。でも、単独で聞くと、私にとってはどっちもグロウスなんです。ましてや、私が発音してしまうと、同じようにしか発音できません。おそらくGrossになってるのではないかな。playとprayだと、prayになってるみたいです。 ラボの子とハイキングに行ったとき、地面がじめじめしてて、しきりにグロウス、グロウスって言うんです。ほほ~~、じゃあ、口に塗るのはなに?って聞いて少しグロスについて説明したら、しばらく考えて、あ、Gloss?ってようやくたどり着きました。 私にとってはRとLはとってもご近所さんだけど、アメリカ人の彼女にとってはかなりかけ離れたところにその二つは存在するみたいです。だから、grossと聞いて、glossは出てこないようです。 さすがにアメリカ人でもたまにはRとLを聞き間違えたりするんだろうななんて思ってたけど、それはなさそうです。不思議だな~~って思います。 なかなか面白い発見でした。 そういえば、日本にいたときに、外国人が日本語の単語を聞いて、日本人にはあり得ない聞き間違えをしたりしてて、え~~、なんでそう間違える訳???って不思議でしたが、その人にとってのお隣さんの発音が、私にとってのお隣さんと違うからだったんだなって、妙に納得できました。 ほかには、Wの発音ができてないねって言われます。これは意外ですが、ウーマンとか、ウォーターとか、単語の出だしに力が足りないみたいです。 どうも英語と腹式呼吸は関係が深いようで、むかしから声がちいさいことではだれにもまけない(かなしいお話ですけど・・・)わたしにとっては、勢いよく発音するものが苦手だったりします。 などなど、苦手だなっと思ってたのは意外に大丈夫だったり、気にもとめてなかったものが出来てなかったりと、そんな発見はおもしろいです。 ただ、何かを伝えるためにはうまく発音できるに超したことはありませんが、それ以上に、伝えたいという熱意の方が大事だったりします。どうしても、これが言いたいっと思ってたら、相手もわかってくれるものです。あんまり、身構えないでしゃべるといいかなと思ったりする今日この頃です。 でも、それはそうとうまく発音できるようにはなりたいな~~と思います(*^ー^*)