『亀田ジム』8月に設立へ
昨年ボクシング界を騒がせたあの亀田興毅・大毅兄弟は、今年5月にそれまで所属していた協栄ジムとの契約を解除し、『東日本ボクシング協会預かり』としての活動を希望していましたが、二人の練習場所の確保や事故発生時の責任等の問題点があることから、全会一致で却下されてしまいました。そのため、亀田兄弟は国内で活動するために新ジムを設立する意向を伝えました。これに対して協会も条件が揃えば二人の独立を認めることになりました。新しいジムを設立するためには以下の条件が必要になります。1.承認料1,000万円2.東日本ボクシング協会員である推薦人3.トレーナーライセンス10年以上保持者まず金銭面の方は問題なかったようです。そりゃ今まで試合を放送していたT○Sからの放映料がありますからね。ネックとなっていたのはむしろ2.と3.でした。以前にも話しましたが父・亀田史郎はライセンスを剥奪されていますので、ジムを設立することはできません。ところがここに来て、かつて東京のワタナベジムに所属していた吉井真二トレーナーが、新ジムの代表になることがほぼ決定しました。当然ながら吉井トレーナーはライセンスを10年以上保持しているので問題ありません。さらに吉井トレーナーが所属していたワタナベジムの渡辺均会長が推薦人となるとされており、こちらの問題もクリアしました。この『亀田ジム』が8月に東日本協会の理事会で承認されれば、亀田兄弟は再び国内で試合を行うことができるようになります。これで復帰へのお膳立ては整いましたが、あとは本人達が心を入れ替えてきちんとしたボクシングをすることができるかが、今後国内で試合を続ける上での最大の課題でしょう。ここまで環境を整えてもらいながら以前のような傍若無人な態度を取るようであれば、国内追放もあり得るのではないかと思います。国内復帰を果たした彼らは、一体どのようなボクシングをしていくのでしょうか?それでは、今日はここまで。