IOC次期会長選挙に渡邊守成氏が日本人初の立候補!
先月開催されたパリオリンピックは日本選手団が連日活躍し、終わってみれば金20、銀12、銅13の計45個を獲得して中国、アメリカに次ぐ3位となり、金メダル獲得数と獲得メダル総数は、他国開催の五輪では史上最多となりました。さて、前回の東京大会や今回のパリ大会にも立ち会った、IOC(国際オリンピック委員会)のトーマス・バッハ会長は、来年6月に任期満了することから、来年3月に次期会長選挙を行います。IOCは会長選挙の立候補者7人を発表しましたが、その中に国際体操連盟会長の渡邊守成氏が名を連ねました。IOC会長選に日本人が立候補するのはこれが初めてとなります。渡邊氏は北九州市出身で戸畑高校在学中に体操競技を始めました。卒業後に東海大学へ進学し、その際にブルガリアへ留学したのですが、そこで新体操という競技に触れたことから、帰国後は日本国内で新体操の普及に尽力しました。その後日本新体操連盟を立ち上げ、上部団体である日本体操協会のフロントに入り、さらに国際体操連盟の理事を経て2017年に国際体操連盟会長となり、現在2期目の任期を務めています。2021年には東京五輪の後に北九州市立総合体育館・西日本総合展示場で行われた、世界体操・新体操の日本誘致にも尽力しました。体操・新体操以外にも日本アーバンスポーツ支援協議会の会長も務め、『アーバンスポーツ』に分類されるスケートボードやスポーツクライミング、サーフィンやブレイキンといった東京・パリで新規導入された種目の普及も行ってきました。投票は来年3月にオリンピックの聖地・アテネで行われます。渡邊氏が日本人初、アジア人初のIOC会長になってもらいたいですね。それでは、今日はここまで。