へのへのもへじ 57 「二人の補佐官」
(前回のあらすじ) ボスは二人の息子(アニマル・ホーク)が裏組織に抹殺され・・ボスは裏組織への復讐を誓う!サンたち「へのへのもへじ」は、ボスから裏組織のトップ「アリス」の正体を明かされた! ・・ホワイトハウス・・ ホワイトハウスには急に呼び出された二人の大統領補佐官の姿が・・ オハマの・・二人の大統領補佐官の名前は 才知あるビクトリア(女性35歳) と 実直な男 ジェームズ(男性50歳) である・・オハマ大統領 「すまない・・・二人とも・・残り少ない家族との時間を・・犠牲にしてもらってまで・・キミ達二人の補佐官に来てもらったのは・・」ビクトリア 「不老のクスリの件?」ジェームズ 「まさか・・製造不能・・?」オハマ大統領 「その通りだ・・キム博士が言うには・・時間が足りなさ過ぎる・・」ビクトリア 「アメリカで不老のクスリが流通して現在362日経過・・タイムリミットまで・・あと3日・・」ジェームズ 「国民への対応を考えなければ・・」オハマ大統領 「ビクトリア・・文章(声明文)を考えて・・私に見せてくれ・・」ビクトリア 「はい・・」ジェームズ 「ヨン博士に交渉してみては?」オハマ大統領 「もうしたよ・・。 ドコから情報がもれたか分からんが・・キム博士の身柄と引き換えらしい・・。 だが・・それは出来ない。アメリカはテロには屈しない! Yes, we can!」ビクトリア・ジェームズ 「・・・」オハマ大統領 「キミたちは二人は・・不老のクスリの副作用で・・余命は後3日だが・・キミたち二人の名前はアメリカの歴史に永久に刻まれるだろう・・」ビクトリア 「私の命など・・どうでもいいですが・・3日後には・・アメリカで数万人の死者が・・」ジェームズ 「私も国民の命が最優先です・・」 ・・楽園地下・・サン 「現役の大統領補佐官が・・裏組織アリスのトップ「アリス」・・?」マリア 「ゴホ?本当なの?」ボス 「間違いの無い情報だ・・ただ・・オハマの補佐官は二人いる・・。」マリア 「ゴホ~・・確か・・女「ビクトリア」と男「ジェームズ」だったよね?」ボス 「そうだ・・そのドッチかだ・・。」マリア 「電話の声は男なの?ゴホ?」ボス 「アリスの声はいつも変えられていた・・男か女かも分からん・・。」サン 「コードネーム「アリス」は女の名前だからな・・「ビクトリア」かもしれないが・・アテにはならないな・・二人の経歴は?」ボス 「「ビクトリア」は素晴らしいキャリアだ・・20代で「国際政治学」で博士号を取った天才だ。 「ジェームズ」は元弁護士で昔からオハマと交友があった・・キャリア的にも優秀だ・・」サン・マリア 「じゃあ~ドッチか分からないな~・・」ボス 「分かるぞ・・」サン・マリア 「???」ボス 「奇しくも・・二人の大統領補佐官は同じ日に不老のクスリを射っている・・。」サン 「いつ?」ボス 「3日後だ・・」サン・マリア 「・・・。」ボス 「3日・・過ぎても生き残ってる方が・・アリス・・」 ・・・ホーリーの元マネージャー(ジム)の家・・・ ホーリーとマイクはタクシーを家の前で止めました。ホーリー 「ありがとう!いくら?」タクシー運転手 「80ドル・・」ホーリー 「ちょっと!乗ったのは10キロくらいよ!ぼったくりじゃない!」タクシー運転手 「さっさと払え・・」ホーリー 「むかむかー!もう二度と!アンタのところは使わないわ!ほら!」マイク 「・・・」 ホーリーは100ドル札を渡しました・・ 結局タクシーは何処へ・・ホーリー 「まったく!マイクも何か言ってやればいいのに!(怒)」マイク 「すまない・・体調が・・」 マイクの顔は蒼白で・・顔に活力がありません・・ホーリー 「大丈夫?・・顔色が悪いよ・・風邪?」マイク 「ホーリー・・キミに言っておくコトが・・」ホーリー 「・・・」マイク 「オレは・・一年前に不老のクスリを・・使った・・」ホーリー 「そんな・・・」マイク 「正確には・・タイムリミットは・・3日後・・のハズだが・・どう・・やら・・個人差が・・・・ある・・・みたいだ・・・」ホーリー 「マイク!!大丈夫!マイク!」マイク 「ううう・・・」 マイクは倒れました・・ その時! ホーリーの元マネージャー(ジム)の家から「ジムの母」が出てきました。ジムの母 「どうしたんだい・・大丈夫かい?」ホーリー 「マイクが・・急に倒れたんです!」ジムの母 「それは大変だね!救急車を呼ぶよ!」 その時・・マイクはゆっくりと起き上がりました・・マイク 「ワタシはマイクです・・あなたが・・ホーリーの元マネージャーのジムさんのお母さんですか・・?」ジムの母 「そうだけど・・あんた・・体は大丈夫かい?」マイク 「病院に行っても・・無駄な病気です・・」ホーリー 「マイク・・・」 顔面蒼白のマイクはジムの母に・・か細い声で・・マイク 「お母さん・・ワタシは・・自分の命を掛けても・・やらなくてはいけない事があってあなたの家に来ました・・ジムは・・今・・ドコにいるんですか・・?」ジムの母 「とりあえず・・・中にお入り・・中で話そう・・」 ホーリーとマイクは・・家の中へ・・ (続く)