ほろ苦い思い出
『高校2年の夏』・・・ 何となく続きを書くのが恥ずかしくなってきましたが。。。情けない話しなのでね。。。今となっては遠い思い出ですけどね~決して楽しい話じゃないし、ちょっと引いてしまうかもしれませんが(--; 。。。。。。。 その頃の私は、毎日、毎日楽しくて・・・自分の行動が人にどう見られているかなんて考えもしなかったそんな時・・・深く考えず軽はずみな行動をとり、大変なトラブルに巻き込まれてしまいましたそれは、とてもショックな事で、、、しばらく、人に会うこともイヤになってしまいました 浮かれていて、何でも自分の都合の良い方に考えて自信過剰で自惚れて、、、、すべて自業自得です その時、、、父は、私の様子を見て「しばらく東京の親戚の家に行け・・・」そう言って学校を二週間ほど休学させてくれました Mくんは直接関係なかったのですが、何も言えず東京に行ってしまいました落ち着いた頃、東京のおばちゃんに電話を借りMくんに連絡しましたすると、、、驚くことに!!私が東京にいると知ったMくんが、東京に来てしまったのです!Mくんがどうやってお金を工面して東京まで来たのか・・・今だにわかりません東京の電話番号をMくんに伝えてしまったことが、こんなことになるなんて・・・ この時、私はMくんと東京で会うことはありませんでした東京に来ていることも知りませんでしたそれは、おばちゃんがMくんの電話を私に取り継がなかったからだと思います父から「すぐに帰ってこい」と連絡があり、何もしらずそのまま家に帰ったのです 実は、Mくんが東京に向かった後に、大変なことが起こっていました Mくんのお母さんが親戚のおじさんと一緒に私の家に、怒鳴り込んできたらしいのです 私の両親を前にして、一方的に「あんたの娘が、うちの息子をたぶらかして東京に連れて行った!!」「ふしだらな、ほいた(乞食)根性丸出しの娘だ!!」「どんな育て方しとるだいな!!」 それはすごい罵声と怒りの混じった言葉だったようですこの時のことは、家に帰ってしばらく時間がたってから知ったのです Mくんのお母さんが、部屋におやつを持って来てくれてたのは・・・間違いが起こってはいけないと心配していたかららしいのです 私が風邪をひいていた時「ちゃんと病院行かないといけんよ!!すぐに行きない!!」って、病院代だと言って、お金まで手に握らせてくれて・・・『大丈夫ですから、こんなことまでしてもらえません!』断っても「風邪ぐらいっておもったらいけんよ!!」と何度も・・・ こんなに心配してくださってるやさしいお母さんだな~と思っていましたでも・・・この時、お母さんの心の中は(間違いがあって、赤ちゃんでもできてるんじゃないの?!)(とんでもない!!そうなったら大変だから、はやく手を打たないと・・・!!)って・・・ 遊びに行った時いつも帰り際に、買い物袋にお菓子とかいっぱい詰めて「おなか減ったらいけんから、食べなさいね!」って持たせてくれて・・・そんなことも(人からなんでももらう乞食みたいな娘だ!)と・・・ 私の両親は何も言わず、黙って聞いていたみたいですMくんのお母さんの言うことを、その場で否定してもダメだと思いじっと耐えていたと・・・その時、それまでのMくんの行動も、私の行動も、父はすべて知っていました『あんたの息子はどうなんだ!!』そう反論できるはずなのに・・・父は最期まで、Mくんのことを言わなかったみたいです 父は包み隠さず、一部始終を全部私に話してくれました 私はすべて知った時、、、涙がこぼれました自分が情けなくて、恥ずかしくてどんなに世の中の事を何も知らない子供だったか・・・どんなに甘い考えだったのか思い知らされました自分勝手な行動で、両親家族にどんなに迷惑をかけたのか そしてMくんのお母さんの事がすごいショックで。。。【あの笑顔はなんだったの?!大人なんて汚い!!もう信じられない!!】一瞬、そう思いました でも、、、私の両親は私を信じてくれていた・・・ 自分の子供のために、、、他人に怒りをぶつけ、他人ばかり責めたてる親よりも我が子を信じ、どんな事を言われてもじっと耐えていられる親の方が本当にすごいのだと・・・ どちらにも非はあるし、どちらの子供を責めてみても最終的には親の責任、親の姿そのもの・・・父はそう思っていたようです 父はいつも言っていました「 完璧な人間はいないのだから 他人の悪口を言う前に、自分のことを振り返れ 」「 どんな事があっても、どんな事を他人から言われても 自分は間違っていないと、誇りをもって言えるのなら ごちゃごちゃ言わず、黙って胸をはっていればいい 」 私が父を尊敬してやまないのは・・・どんな立派な言葉をならべ説教する人よりも現実にそれを実行できる人だからそして、どんなにショックな事でも真実をちゃんと伝えてくれる同じ事をくりかえしてはいけないと・・・ この両親の元で育ったことは、私の誇りです深く感謝しています 結局、この騒ぎのあと、Mくんとはそのまま別れましたお母さんは、、、Mくんを溺愛していたのだと思いますでも、Mくんの欲しかった愛情とは違っていたんでしょうね 余談になりますが7,8年前かな・・・同級生の女の子が、バイト先の飲食店に食べに来てくれた時「誰かわかる?!」と隣に座っていた男性を指差しました『・・・?!』首をかしげていると、二人で笑って「Mだよ!!」と・・・ 驚きました!痩せていて、目つきのするどい感じだったのに、丸くなってやさしい目つきになってた同級生だとわかり、会いたいと言うので連れてきたのだと・・・少し話しましたが、、、時間が流れたんだな~と懐かしく感じ今はボチボチ幸せにやってると聞いて、何となくほっとしました^^ ワカゲノイタリ・・・ほろ苦い思い出です 懐かしい(恥ずかしい)昔話しに・・・長々とお付き合いいただきまして、ありがとうございました^^