医療にホリスティックケアを広めたいナースの日記

[アロマセラピー] カテゴリの記事

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• 認知症へのアロマセラピー

  ＮＨＫの福祉ネットワークという番組で認知症のシリーズがありました。１０月初めに放送されていた、この番組を録画していたのでまとめて視ました。日曜日のホスピス市民講座でも話されていたのですが認知症は、その診断が難しいこと。番組の中でも、専門医が少なく、診断を間違うことも少なくないと話されていました。 アルツハイマー型認知症を診断され、進行を抑えるという「アリセプト」を服用したが、うつ症状がひどくなり、食事も摂れず衰弱していかれた方に別の医師が脳血管性の痴呆症と診断し脳の血流改善に「ワーファリン」に変更した途端みるみる元気になられた例を紹介していました。介護スタッフのカンファレンスで、この患者さんが良くなるようにと様々なことを試みて、自分達の介護に問題があるのかと悩んでいたのに、治療自体が間違っていた。薬を変えただけであんなに改善するのかと話し合っておられたのが印象的でした。もう一例、この方は医師の妻でしたがお風呂を誰かが覗いているという幻視、幻覚、幻聴があるということで下された病名は統合失調でした。３年間　向精神薬を服用しても一向に改善せず、別の医師に診察してもらったところレビー小体型の認知症でした。薬を変更したところ、元気に夫と会話できるようになり「この３年間、何をしていたのだろう・・・」　と悔しそうに語る夫の姿がありました。これらの例を見て、医師の夫であっても妻の病を診断できなかったことからまだまだ専門医でないと難しい現実を知りました。認知症は進行するので、その進行を抑えるためにも人と交流する気持ち良いことをする運動をするそれらのことを勧めておられました。タクティールケアも、皮膚への心地良い刺激が、オキシトシンというホルモンを分泌するので効果的だと説明しています。もちろん、アロマセラピーも香りがもたらす脳への影響や皮膚への心地よい刺激という点では、最適ですよね～　　そこで、先日東京でハイパープランツ社の講座　【認知症に対するアロマセラピーの挑戦】がありました。 鳥取大学医学部保健学科生体制御学の神保大樹先生が精油の芳香浴を認知症の患者に行なった研究発表です。今回私は行けなかったのですが、仲間のアロマセラピスト・ナース香楽さんがブログに書かれていますので、皆さんにもご紹介させてもらいますね。素晴らしくまとまった研究ですよ～　認知症の看護に関わっておられる方医療でのアロマの発展を願う方ちょっと勇気がもらえるこのデータ皆さんにも活用してもらいたい内容です。

  2007年10月23日

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• アロマセラピー学会の誕生秘話

  京都で開催された　「アロマセラピー学会関西地方会」　では１１月３日・４日に福岡で開催される総会の会長である福岡の「おのむら医院」の院長　小野村健太郎医師が魅力的で情熱を込めた講演をされました。医師になる前は、放送作家でフリーアナウンサーという、豊かな経歴をお持ちです。開院当初より、アロマセラピーを活用した「ダイエット外来」をされて１５年というアロマに関しても先駆者なのです。そして、ある時、ある大手エステでパッチテストをせずに、精油を用いたトリートメントをして全身やけどのような症状になってしまった例が国民生活センターに報告がありその国民生活センターから、相談を受けたことから、医療だからこそ、必要なデータを揃えて安全なアロマセラピーを啓蒙する必要があるとの思いで、学会を作るように働きかけていったのだそうです。実は私がアロマセラピーという言葉に出会ったのも１９９９年　メディカ出版の看護雑誌「ペリネイタルケア」に小野村先生の連載を見たことから始まります。「日本アロマセラピー学会」　は今年１０周年です。小野村先生は、マッサージの腕前もかなりのものだそうでアロマの手技以外にもロミロミも使われます。症状の緩和に、自ら患者さんにマッサージを行ない筋緊張型頭痛の患者に、適切な圧の強擦法や揉捏法でかなり改善するというのを実証されました。筋肉に働きかける手技では、脂肪が多かったり体格の大きな方には、本当に筋肉層に手技が届いているのか？エコーを用いて、確認もされたのだそうです。またマッサージ前後に血液検査をして、発見したこと指標となるものを総会で発表してくれるそうです。講演のタイトルは 「知らないと大変なことになるアロマセラピーマッサージの常識のウソ」　 という刺激的なものでしたが１１の項目を挙げて、それらの常識の根拠は？ご自身の経験から実感された、本当にそれが常識なのかな？という疑問から、皆さんに問い直す機会を与えてくれています。例えば１．「アロマセラピーのマッサージの翌日は、好転反応といって倦怠感を感じることがありますが、まったく心配ありません。」これは、どうでしょうか？好転反応だから、一時的なものだから、心配要りませんと説明していないですか？人によっては、だるさや眠気、イライラや頭痛、不眠など不快な症状となることもあります。翌日以外にも数日続くかもしれませんし個人差がありますよね。他にも、「マッサージの後の水分摂取の根拠は？」「パッチテストは１度しておけば、ずっと安心ですか？」アレルギーの感作は、いつ始まるか分からないですものね。今まで使えたものが、ある日突然アレルギーになることもあります。本来はオープンテストは毎回するのが望まれますね。「スクワランは、動物性のキャリアオイルですから、植物療法のアロマセラピーに適していない？」オリーブから採れる、植物性のスクワランもありますよね。他にも、是非伺いたい項目ばかりです。小野村先生は、今世界でニューヨークよりも福岡が面白いという旅行者も増えているくらいと福岡の魅力を語ります。その上、この１１月の総会に来ないと、あなたのアロマが１０年遅れたままになりますよ～・・・と熱く熱く語られました～『アロマセラピーのテクニックは、教わったものをひたすら継承して行く「古典的技術」ではなく、患者満足度を向上させるために日々改善改良されるべき「革新の技術」でなければならないと考えています。「どうか古典的なテクニックだけにしがみつかないで欲しい」と言うのが第１０回アロマセラピー学会総会会長からの心からの提案です。』総会の内容と時間が発表されました。→ http://homepage3.nifty.com/aroma-gakkai/是非、メディカルアロマセラピーに近づくためにも、ご参加下さいね～

  2007年10月03日

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• 体調悪かった・・・「でもそんなの関係ねぇ！」

  日曜日に開催された「アロマセラピー学会関西地方会」私は学会の役員もさせてもらっているので、早めに行って打ち合わせと会議でしたが日曜日、急に寒くなってましたよね　前日の夜中、悪寒に襲われてしまいました。実は、まだ冬布団を出してなくて、冷えるな～と思っていたけど、タオルケット２枚かぶって寝てしまってたのです。寝汗と共に出るわ、出るわ　熱が上がっていきました。わーー大変！困った！！どうしよう・・・いくら”本番に強い私”と言っても、熱には勝てないだろう　これで声が出なくなったら、発言すらできないだろうし、京都の会場まで行けるかどうか・・・・生姜湯を飲んで、梅干しを食べて、ビタミンＣとクエン酸たっぷりの特性酸っぱいドリンクを作りそれに、バッチのフラワーレメディ　「レスキュー」とおまけに、疲労回復に「オリーブ」も入れました。抗菌、免疫増強の「ティートリー精油」を入れたお白湯でうがいをして湿性の咳が出てきましたが、のど飴を購入して　電車に乗りました。上手い具合に、電車の席も空いて座れたので、ラッキーと思っていたら冷房が寒いのなんの・・・・上着を余分に持って行ったので、まだ半そでの人に混じってニットのカーディガンに上着まで着て暖を取ろうとしたけどそれでも歯がガタガタ震えるほど寒かった・・・・　やばいな～でも・・・・・頭の中に浮かんできたイメージが・・・・今流行の、「そんなの関係ねぇ♪」　なんです。「体調が悪い・・・・でも、そんなの関係ねぇ！　そんなの関係ねぇ♪・・・そんなの関係ねぇ～」ずーーと頭の中でリフレインしてました。これ、意外に効きますよ～　「体調が悪いことを言い訳にしないでいよう・・・・」そんな気持ちになり、落ち着いて元気が出ました。お腹が痛かったので、昼ご飯は汁物だけにして、何とか声も出るようになりました。そうして、大役を果たして家に帰ったら、また熱がこもってきちゃって倒れるように眠りましたが与えられた時間を無事に果たすことが出来て、全ての流れに感謝です　関西地方会の内容は、明日にしますね。

  2007年10月02日

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• 祝！1年♪

  このブログを始めたのは昨年の10月1日なので　ちょうど一年になりました。 女性起業塾の課題だったこのブログも、最初はどうしていいのか分からず難行苦行でしたが、なんとかここまでやってこれました アロマセラピーを広めたいという思い医療の中で足りないものを、埋めることが出来たらという願い身体だけでなく、心を持った人をケアするという尊厳病を持った生き様を、寄り添うようにサポートすることで力づけ香りの心理効果や、植物の持つ薬理作用や、触れる行為から生まれる魂の癒しそれらが三位一体となって、人を支えている。看護の中ではアロマセラピーをコミニケーションツールとして用いることで病を受け入れ、向き合い、治癒への道を進む後押しだって出来る。そんな、素晴らしい全人的なケアとしてのアロマセラピーを知って欲しい。アロマにまつわる情報を、これからも発信していきたいと思っています。どういうわけかこの2日間　アクセスがいつもの２倍～３倍になっていたのは何故？「タクティールケア」がテレビで放送されたので、検索に引っかかっているのかな？？ ネットの世界には、まだ慣れません。悲喜こもごもの日々でも　素敵なことが満載の今日でした。昨日の「アロマセラピー学会関西地方会」の感想と励ましメールもたくさん頂きました。 人の出会いに感謝で一杯です。応援して下さった皆さん、ありがとうございますセミナーの内容は、また後ほどね。京都の「てらのうち診療所・女性の健康センター」ではご近所に住む方が、レモンユーカリの葉を持ってきてくれました。長細い葉っぱを指でこすると、本当にレモンユーカリの精油の香りがします。とっても丈夫で、ひょろひょろっとだけど、すぐに大きく育つよ～と教えてくれました。帰って、その葉をお風呂に入れてみました。丸めて揉んでみると、とってもいい香りがしました～お風呂の湯も柔らかくなったようです。明日からも、目標に向かって歩んでいきますね　

  2007年10月01日

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  今年のラベンダー・ウォーター

  「ＪＰＡＳ」　＝ジャパン・プロフェッショナル・アロマセラピスト・ソサエティ　から、今年　北海道で採れた　Lavandula　angustihfolia　（真正ラベンダー）の芳香蒸留水（hydrosol）　が届きました。「ＪＰＡＳ」　代表の　中村あづさ　さんが直々に、北海道の稚内（オホーツク海の手前ですと説明されました）で手積みして、蒸留されたそうです。Lavandula　angustihfolia　は　花穂が一本で枝分かれしていません。これをはさみで穂先15センチくらいをカットしていくのだそうです。Lavandula　angustihfolia　は膝下の高さまでしか成長せず腰まで伸びるのは、Lavandula　hybrida　（ラバンジン）です。作業は、手積みしてから1日乾燥して　２０リットル　の蒸留機で　３０ｍｌの芳香蒸留水（hydrosol）　が採れるのだそうです。１回　２時間の蒸留で、精油は１８ｍｌ　しか採れないのです。やはりなんと貴重な精油でしょう。　この時（７月末）に採れた本物の、芳香蒸留水（hydrosol）が会員に届けられたのですが代表の　”アロマセラピストの専門集団だからこそ、本物の香りを味わって欲しい”との熱意がこもっていますよね。Lavandula　angustihfolia　の　hydrosol　のガスクロ分析も付いているのですがその内容にまたまた驚きました。　　　酢酸リナリル　　26.61％　　　リナロール　　　14.31％　　　β　カリオフィレン　　　　トランスβファネッセン　　　　ラバンデュロール　　　　ミルセン　　　リモネン　　　1.8シネオール　　　Lavandula　angustihfolia　の構成に似ているのです。これまで、芳香蒸留水（フローラルウォーターとも呼びますが）のガスクロ分析はあまり見たことがありません。購入しても、通常の成分は教えてくれるけど現在のロットのものを提示してくれるところはあまりありません。それに、芳香蒸留水は、水溶性成分が含まれ精油には脂溶性成分がと習ってきたので、今回、この真正ラベンダーの芳香蒸留水が、精油と似たような構成比率の成分を含んでいることに驚きました。活用範囲が明確になり、広がりますね。でも、今回の　hydrosol　は、手積みで会員のためにだけ採取したそうなので同じものはもう手に入らないそうです。残念。 フランスではなく、北海道の広がるのどかな草原の　荒々しい海風に吹かれた　力強い　Lavandula　angustihfolia　の　清々しい香りも皆様にも届けたいな～と心から思います。想像してみてくださいね。オーガニック・ラベンダーの野生的で、キリッとした草原の香りとエステル調の融合したハーモニーを　夏の日差しの中で　少しづつ　手でカットされた時の、むせ返る青っぽい香りと　フルーティな調和を　

  2007年09月24日

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• 出産へのアロマセラピー

  金曜日、初出勤したその日の　産婦人科でのアロマセラピーで実は、また一つ　夢に近づいていました　出産への援助者、助言者としての役割を持った　『ドーラ』　としてのアロマケアを体験したのです。産後の入院患者様への　リラックスと疲労回復、浮腫予防のアロマセラピーをした後使用したタオル類を洗濯して帰ろうと片づけを始めていたら陣痛室に産婦さんがおられました。朝早く始まった陣痛が10時間経って、４～５分置きで、1分以上続く良い陣痛がきていたのですが付き添っているお母さんと、飛行機で駆けつけてきた夫に励まされながらも、疲れてきたのか、余裕がない様子。先生から、アロマの足浴と下肢のマッサージの許可をもらい産婦さんからも、受けたいと了承を得たので久しぶりに産婦さんへのケアをしました。　もともと産婦人科で働いていたので、お産へのアロマケアは慣れているのですが初出勤の病院ですから、足浴機やタオルなど物品の在りかもはっきりしませんしここでのお産の流れが分からないので周りのスタッフにも気を遣います。アロマセラピスト・ナースとして自分の役割の範囲を明確にすること迷惑をかけないこと安全なアロマセラピーを行なうことを頭の中で確認しました。　　産婦さんの所に　深型の足浴機を運び　足首の上にある婦人科系・お産のツボ　三陰交までつかるようにセットして、精油はクラリセージを３滴精油をそのまま入れるのではなくて、無水エタノール５ｃｃに混ぜてから入れました。 付き添いの方も、　「あーー香りがしてきた」　「香りがあると気分がいいね～」　と しかし、産婦さんは、足が暖まり陣痛が強くなってきます。陣痛が来る度に顔をしかめて、力が入りますが私が腰をマッサージして、息を止めずに吐くことに意識するように説明し一緒に呼吸を整えます。そうやって１５分くらい足浴をした後は側臥位になってもらい、下肢のマッサージをしました。陣痛の合間に精油を嗅いでもらい、精油を選択足浴中に、水性ジェルに２％にブレンドした精油を　パッチテストしていました。ブレンドは、　真正ラベンダー　　クラリセージ　　ゼラニウム　３％です。陣痛促進と、鎮痛作用が期待できます。陣痛と陣痛の合間に、下肢と足裏のマッサージ陣痛がきたら、腰のマッサージと　呼吸法で　痛みを逃しました。傍におられただんな様も、今度陣痛がきたらどうしたら良いですか？　と聴いてくれたので腰のマッサージの方法をお教えしました。痛みが強く、だんだん陣痛の間隔が短くなるから、そうしたら腰からお尻の方にマッサージの場所を移すこと。痛みがきている間は、できるだけ力が抜けるように、優しく声掛けをすること。３０分くらいマラソンの伴走者のように、陣痛に付き添った後陣痛と胎児心拍の監視装置を付けるので、マッサージ終了となりました。このまま出産の時まで付き添ってケアしたいな～　という気持ちになりましたがなにせ、初出勤の日ですから、これ以上の関わりは、無理でした。陣痛から出産まで、お産の知識をもった助言者・援助者としての　『ドーラ』　としての関わりの一端を　早速体験することが出来て本当に恵まれています　これから、まずはスタッフの信頼を得るように、少しづつ歩みを進めたいと思います。 その後、産婦さんは無事に安産されました。アロマセラピーについても、喜んでもらえたようです。　　

  2007年09月17日

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• 産婦人科でのアロマセラピー

  今でも忙しいのに　また新しいことをするの？と周囲から言われましたが新規開拓が好きな私は、わくわくしています。　産婦人科でのアロマセラピーを始めました。宝塚駅前の　大門医院　　です。大門医院では　木曜日に　「アロマセラピー外来」　がありましたが、木曜日に加えて私が　第２　第４金曜日に担当させてもらう事になりました。午前は、外来の予約の方へ午後からは、入院患者様へのアロマトリートメント　となりそうです。１４日、金曜日　久しぶりに、持ち場の産婦人科ナースに戻った気分で院内のオリエンテーションを受けました。大門医院では、現在お産ラッシュ！退院があったと思ったら、すぐに入院の方が。とっても、人気のある産院なのですね。私の初仕事は、出産後の方へのアロマトリートメントでした。お二人とも　主訴は　下肢のだるさや、妊娠中からの腰痛夜間も眠れなくて、疲労感がたまっているとのこと。ブレンドは、授乳の分泌促進のためにも、催乳作用のあるレモングラスレモングラスには、腰痛などの筋肉痛や疲労感の改善のためにも良いです。消炎、浮腫改善、ブレンドのバランスを取る為に　ゼラニウム　などを混ぜました。どんなお産だったのか、お産にまつわるそれぞれのストーリーをお聴きし妊娠中は出来なかった、うつ伏せが出来て、なんだか落ち着いたとの事。授乳後すぐにアロマトリートメントを受けられた方は、赤ちゃんを新生児室に預けてそのまま眠ることが出来ました。次の授乳時間には、「アロマのお陰で、ぐっすり眠れました。今から授乳ですが、ゆったりあげられそうです。」とすっかり顔つきが違います。患者様のお部屋には、大門先生の特性ブレンドのハーブティーが置いてあります。乳汁分泌促進のためにも、レモングラスとフェンネルがブレンドされていました。これから、ここで先生と共同で　何かを発信できたらと思っています。第２・第４　金曜日　１０時～　　　　　　　　　　　　１１時～　　　　　　　　　　　　１２時～　　　　　　　　　　　　　のご予約を受けつけています。施術は４０分で、料金はお安い３０００円です。daimon-aroma@wm.pdx.ne.jp木曜日担当のセラピストさんが,このアドレスで予約管理されています。ゆっくり　トリートメントを受けたい方には　延長のご希望も受けますので、アロマセラピーにご興味のある方、宝塚近郊の方は、どうぞいらして下さいね。

  2007年09月16日

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• アロマの研修システム創り

  京都　「てらのうち診療所・女性の健康センター」でのアロマセラピーには毎週12名の予約があります。午前中はリハビリ室の部屋を、午後からアロマルームに改造してベッドを２台置いています。私がアロマを学びだしたとき、なかなか医療機関で研修を受け入れてくれるところはありませんでした。それでも、認定を取るために、何とか声を掛け続け、お願いして　4～５箇所の施設に行くことが可能になり、それぞれの施設に応じたアロマケアを考えることができました。スクールで学び、アロマの資格を取ったとしても、友人など健常者へのアロマしかしてないのに実際の患者様に対してどうすればいいのか、とよく相談を受けるのですが、皆さん不安になるところだと思います。自分の体験を通しても実感した、研修機関の大切さ。アロマの研修施設としてのシステム作りも必須だなと思っています。私は、アロマセラピストさんから相談を受けると、見学に来てもらうことも多いのですが先日、オーストラリアでのクリニカル・アロマセラピーの資格を取られた方が日本でのアロマの現状について知りたいと、来られました。その方がされていたのは、リメディアル・マッサージというものだそうです。それにマッサージよりも、軟膏や座薬、水薬として精油をブレンドする方がメインだと話されました。日本では、アロマを治療行為として認めてないし、治療は医師のみが行う医師法があるし薬理作用を語れば薬事法に触れるし　それは難しいのではないかと思いました。現在アロマスクールに学ばれている看護師さんも見学に来られましたが自分が通われている「メディカル・アロマセラピー」の講座では、医療でのアロマセラピーという実感が持てない。これで良いのか？このくらいの知識で使って良いのか？講師に質問しても、納得できる答えをしてくれない。本当に医療で活用している人の声が聞きたい。そんな思いをぶつけてくれました。そういえば、最近増えてきているようですね。メディカル・アロマセラピーのスクールスクール選びは、とっても大切なのに、すごく難しいのです。基礎の部分はどこで学んでも、そんなに変わらないかもしれないけどアロマをどんな分野で活用したいのか、そんな個々の思いに応えられるようなスクールは少ないのが現状でしょう。私自身もスクール選びには失敗したかなと思うところがありましたがそれでも、その後、熱意を持って研修先を探しあるいは　売り込むような営業活動もし欲しい情報は、どこまででも出かけて　自分から探しました。これからの私に出来ることしたいことの中にアロマの研修システムを創る　　ことがあります。医療でアロマを行いたいナースの皆さん見学、研修　そんな現場を創るので　ご協力頂けたらと願っています。

  2007年09月10日

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• タッチの質を考える。

  PCの画面が急に消えて再起動になってしまう・・・・・最近、1日の内に何度も起きていて　　もしかして、これって・・・・PCが壊れる予兆？？　突然動かなくなったら、これまでのデータを失ってしまうかも・・・心配です。そんなことになってしまったら、取り返しのつかないことに！！恐怖の中、毎日バックアップしながら作業していましたがこの際！と思い切ってＰＣを買い換えました～　　最初にＰＣを購入したのは10年前、それから３代目です。（その他にもモバイル用にノートも２台買いましたけど）講師活動も増えたので、その資料作成のために、大活躍のＰＣですがこれまで作ったデータの移動やら、使いやすい環境にするための作業に、お盆休みを使いホスピスと訪問アロマの依頼には応じていて、お休みになりませんでしたね～。（忙しかった～）１６日には、午前中に訪問アロマの仕事をして午後からは家族と奈良方面に、お墓参りに行きました。そこから、１駅先に　『虹の湯』　という温泉があります。強い日差しの中のお墓参りで、汗だくでしたので、夕方には温泉に入って露天風呂を楽しみました。娘は、肘やひざ裏に汗もができていましたが、軽い汗もは帰りには、乾いて痒みも引いていました。さっすが温泉パワー♪と娘も喜んでましたね～　私は、ここでマッサージを受けました。＜６０分の下半身のアロママッサージとフェイシャルコース＞です。疲労回復と顔や肌に栄養を与えるのが目的でしたが、・・・・・・施術が乱暴で、強くて痛過ぎて、ゴジ♪ゴジ♪ゴシ♪とリズムも早くしごくような手技ばかりなのです。リラックスとは程遠いものでした。これがアロマと呼べるのか・・・・・とガッカリしました。　しかし、その不快感を考察してみると、今進めている研究のことを考えるヒントになりました。施術者がクライアントに触れるという　　『タッチ』　特に、アロマセラピーでは、最初にクライアントさんの身体に触れる瞬間を大切にしている。 私の手は、こんな感じです。　あなたの身体に触れさせてもらいますね。まるで、相手のフィールドに踏みこむ許しをもらうように、挨拶をし、皮膚を通して意図を伝えていく。　　看護介入としてのタッチは、世界中で改めて注目を浴びている。アメリカのホリスティック看護協会では、【ヒーリングタッチ】【セラピューテックタッチ】の講座が組まれているそうです。看護学校でも、それらの導入が進んでいるそうです。マイアミ大学付属病院小児科の　「タッチリサーチ研究所」　ティファニー・フィールド所長もタッチの研究を多く発表されています。タッチを受けた乳児の方が体重増加が大きく精神的に安定している。タッチの種類も豊富で、【意図的タッチ】　【慰撫的タッチ】　【感情的タッチ】　【感情移入タッチ】　などがあり、【意図的タッチ】には、「道具的タッチ（作業的タッチ）」　「保護的タッチ」　さらに、「方向付けタッチ」　　「関連付けタッチ」　　「社会的タッチ」　　などなど　タッチの刺激は、感覚器細胞膜の透過性を増し、知覚神経繊維にインパルスを引き起こしていく（拡散電位）。刺激はいったん視床に伝達されてから、側頭葉の運動感覚領野の中心後回へ伝わる。顔、手、足は側頭葉の運動感覚領野で他の部位と比べて比較的広い領野を占めている。　　　（「こころと身体の調和を生むケア」より）なので、顔、手、足への刺激は、他の部位よりも脳への刺激では効果的といわれています。現在行っている研究では、アロマセラピートリートメントと精油を用いないオイルマッサージとの比較をしています。精油を用いなくても、クライアントさんは、気分の改善がみられ、疲労を回復しています。これは、コンサルテーションと言われる会話でのコミュニケーションや傾聴することでのカタルシス作用などで改善がみられているのかと思っていましたがタッチの効果も外せません。アロマセラピストがリラックスの為のトリートメントをする時のタッチはその触れるという行為を通して、さまざまな交流が生まれているような気がします。精油がなくても、会話がなくても、触れるという行為の奥深さを実感しました。何も考えず無の境地までとはいえませんが、私もアロマトリートメントをしながら意識を失くしたことがあります。気がついたら、眠っていた、施術をしながら・・・・・クライアントさんも、見守っている家族も眠っていました。穏やかな安らぎの空間で、大きな満足感をいただいたものでした。乱暴な手技ではなく、愛を込めた心地よい手で触れること。タッチの質　　が問われていますね。

  2007年08月18日

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• 香りの無いアロマの研究、続報。セラピストのタッチの実力。

  昨日は、研究のデータを取るために、いつもと同じように出かけました。京都のてらのうち診療所では、お盆休みが無いため、いつものお部屋を使っても良いと言ってもらえました。そして無報酬でもやりたいとの、仲間のアロマセラピストさん達の研究への熱い思いに支えられクライアントさん達も、１２名の枠のところを１３名方がデータを取るのを賛同して集まってくれました。　途中、ベッドが足りなくなったため、診察室のベッドを借りての施術となったり休みなく施術することになってしまって、ちょっと苦労もありましたがいつものアロマセラピーと違って、今回のデータ採取の目標のために心を合わせてやれたことが嬉しかったですね～　アロマセラピー群　　３０名精油なしのオイルマッサージでコンサルテーションをした群　３０名精油なしのオイルマッサージでコンサルテーションを（会話なし）しない群　２３名のデータが集まりました。これまでの結果では、クライアントさんの症状をお聴きして、その時に必要な精油をオーダーメードで選んでいくそして、４０分という時間ですが、ゆったりとアロマトリートメントの心地よさに触れてもらう。そんなアロマセラピー前後の「気分プロフィール検査（ＰＯＭＳ）」では、「緊張ー不安」・「抑うつ」・「怒り」・「疲労」　が有意に改善し（P＜0.001）「混乱」は有意差はないが低下「活気」は有意差はないが、やや向上しました。そして、精油を用いないオイルマッサージ群でも、実は意外な結果が・・・・これまでの研究では、Ｓｔｅｖｅｖｓｏｎの1994年の心臓血管外科手術後1日目の患者100名に行ったランダム化比較試験においてもアロマトリートメント群や、オイルマッサージ群、雑談を行う群、何もしないコントロール群にわけてその生理的指標の測定と、不安状態評価テスト（STAI）を用いて落ち着きや、不安、緊張、痛みなどの改善度を調べた。その結果、アロマトリートメント群とオイルマッサージ群は共に身体的、心理的リラックス効果があった。ネロリを用いたアロマトリートメント群は、生理的には呼吸数において有意に減少しており、また精神面では落ち着き、休息、リラックス、不安、緊張の５項目すべてにおいて改善が見られた患者数が一番多く、特に不安の軽減は顕著でありネロリ精油を用いたアロマトリートメントでは、その効果が更に持続したと発表されています。他にも、上肢のリンパ浮腫に対して、マッサージとアロマトリートメントの効果を比較したところともに改善は認めるが、マッサージとアロマトリートメントとの間に効果の差は認めなかったとする論文。緩和ケアを受けている進行がん患者に、マッサージのみを行った場合と、アロマトリートメントを行った場合とで、痛み、睡眠、不安やうつ症状の改善効果を比較したところ、睡眠の改善効果は認めたものの、それ以外の評価項目では、アロマトリートメントの効果を認めなかったとする論文。何だか、アロマトリートメントとオイルマッサージの比較では、大差がないような論文が多いのです。これは、ちょっとガッカリな結果です。でも、今回、アロマトリートメントとオイルマッサージの比較を試してみて分かったことがあります。きっと、マッサージというか、身体に触れるという質の高さにポイントがあるのではないか。もともと、アロマセラピストの行うオイルマッサージであっても、タッチの質が違うのではないかなと思ったのです。昨日のデータ採取に集まって下さった方のアンケートには、そのことが書かれていました。この方は、不眠が主訴にある方です。静かだったので自分の内面に入れた感じがして、やがて眠れた。香りや言葉が無いと、アロマセラピストさんのいたわりや手の力がダイレクトに伝わってくると思った。アロマトリートメントは、優しい心があって初めて成り立つと改めて思った。精油がなくても、会話がなくても、伝わるものを感じ取れる方がおられるのですね～その反対に、精油の香りがなく、コンサルテーションとなる会話も一切しなかったので不安と、不満な気持ちもアンケートにたくさんありました。香りが無いので気持ちよさが半減した。香りが無いので物足りない。香りが無いので、うつろな気分になれなかった。症状に合わせて精油を選びたかった。会話なしだと不安感と緊張で一杯だった。症状を聞いてもらえないと、やけどの箇所に触れられるのではないかと不安だった。症状を聞いてもらえないと、的確なマッサージが受けられないと心配だった。分かってもらっているという安心感がもてなかった。いつもよりＣＤの音が鮮明に響いていた。他の音が気になった。セラピストさんの指先の動きがよく分かった。などなど・・・・・精油があった方が、精油の薬理作用を享受できるし、香りの心理効果や自律神経系のサポートも受け取れる。でも、精油がなくても、アロマセラピストの存在そのものやクライアントさんのアンケートにもあったように、いたわりの手をもって、優しい心を込めることで、精油に劣らない働きをしているのかもしれない。セラピストがクライアントの状態を知ろうと傾聴する、その瞬間がとっても大切であること。それがアロマセラピーの本髄のような気がしています。　今回の研究で分かってきたことは、もう一つ精油の香りがないと、聴覚など他の感覚が明晰になること。その結果といえるのか、「ＰＯＭＳ」でも　「混乱」の項目だけ、他との変化がみられます。アロマトリートメント群では、数値では全体でみると下がっているのですが「混乱」だけが施術後に更に上がり、混乱されている方が多くおられるのです。それに比べて、オイルマッサージ群では、施術後に「混乱」の数値が上がる人は少ない、というよりも有意な低下をしています。精油を用いることで、中枢神経抑制効果など副交感神経が有意になり、リラックスモードからまどろんだ状態で「混乱」が更に進んだのか。香りが無いことで、他の感覚や、神経が敏感になり、脳の血流もよくなり判断が明晰になったのか。アロマセラピーって、奥が深いな～と感動です。データと格闘して、汗だくになりながらパソコンに向かっていますが早くお伝えしたくて・・・・・人に触れるということ。アロマセラピストのタッチの実力を垣間見ることになった、今回の研究。最初は、オイルマッサージより、アロマトリートメントの方が、心理面のサポートになるに決まっている！と始めたのに・・・・「気分プロフィール検査（ＰＯＭＳ）」では、そう大差なくどれも有意な改善で、何故？と調べていると「混乱」だけが、アロマトリートメントより、オイルマッサージ群の方が改善していて？？更に、セラピストの関わり、そのものが影響しているのではないか？ということになり、全く会話をしないオイルマッサージをしてみた。（一番、苦労でしたね～）　（セラピストの皆さん、お疲れ様でした）この全く会話をしないオイルマッサージ群23名のデータの解析は、もう少し待ってもらってまた報告しますね。タッチの実力！　感じて下さいね～

  2007年08月14日

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• モロッコのアルガンオイル

  今夜　テレビの　『世界ウルルン滞在記』　で”モロッコの黄金　アルガンオイルを生む村”　を観ました！アルガンオイルって、とっても高級です。テレビでも　７５０ｍｌ　24000円だって言ってましたからアロマの基材で購入する時も　１００ｍｌで　4000円くらいするんです。これまでは、栄養価が高く、美顔用に最適と聴いていましたが　手が出ませんでした。でも、今夜テレビを観て、ちょっと意識が変わりました。　モロッコの村で　11年前に、未亡人や、離婚した女性の自立支援と女性の地位向上のために始まった　アルガンオイルの協同組合。アルガンの木から取れる実から　種を取って　その種を割り石臼で挽き　水を加えて混ぜ　　練っていくことで水とオイルを分類させて　出来る　アルガンオイルその作業は全部　手作業でした。取材で、日本女性がした時は、オイルが出来るまで５時間かかり採れたのは　８００ｍｌでした。貴重ですね～高価なのも、うなづけます。組合があることで、現地の自立を目指す490名の女性達が、仲間と共に栄養価の高く　料理にも使える　美味しいアルガンオイルを誇りを持って作り出している。この共同組合では、新しく　もう一部屋作られ　年内に更に多くの女性が仕事を持てるそうです。託児所も作られ　子どもを持ちながらも安心して働ける環境になる。建設費は　モロッコ王国が資金を提供しているそうです。このアルガンオイルを使った料理もたくさん紹介されていました。朝食のパンにつける、クリームペーストが美味しそうでしたね。アルガンオイルにハチミツとアーモンドクリーム？　を混ぜたものでしたが食べてみたいな～　早速、ネットで　アルガンオイル注文してみました～　　遠く離れた、モロッコの土地で　手付かずの大自然に抱かれた植物達。その自然の中で育まれた植物から　生まれる精油や　植物油。それらの収穫作業が、自立を目指す女性達の支援になるのなら購入することで支えたいな～と思います。シアナッツバターも同じですね。現地とのフェアトレード（公平貿易）　　で売買されていると聞いていますから私達が購入することで　南アフリカの女性達の糧となります。フェアトレードとは、発展途上国で作られた作物や製品などを現地の安い価格ではなく、適正な価格で継続的に購入する取引をすることで生産者の持続的な、生活向上を支える仕組みです。一方的な寄付や、一時の援助ではなく、フェアトレードは、消費者が自分の気に入った商品を購入することでできる身近な国際協力といわれています。アロマセラピストだから出来ること。　アルガンオイルとシアナッツバターを使うことで出来る　国際協力の形ですね。

  2007年08月12日

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• 天然の香り。

  昨日は、午前中　高槻市の中学校へ出前授業で『看護師への道』をお話しさせてもらい午後からは、京都の診療所内のアロマセラピーに移動。　今日は、午前中は、神戸のフラワーセラピストさんへのアロマ講座の最終回と午後からは、二年半伺っているお宅への訪問アロマセラピーでした。毎日、いろんな役割を与えられているのでそれに応じた準備をこなしていくのが、忙しくなっていますが毎日、色んな発見や感動があります。　　今日のアロマ講座では、先月作成したブレンドオイルやアロマスプレーを家庭で使ってみてどうだったか？と受講生の方に聴いてみました。お子さんにマッサージをした方は、子どもはくすぐったがっていたけど夫にマッサージした方は、２日くらい続けてしていたらすごく気に入ってしまい、寝る前に自分から足や腰に塗りこむようになったそうです。車や乗り物に長時間乗ると、途中でお腹が痛くなるのでどこにもいけないと困っておられた方には真正ラベンダー・マンダリン・サンダルウッド・カモミールローマンをブレンドしたアロマスプレーを作って　試してもらったらその香りを嗅ぎながら車を運転して出かけられるようになったと、嬉しい報告もありました。これまでとても困っておられたので、アロマスプレーの効果に驚かれていました。　香りの大切さを知り、生活の中で香りがするものを購入する時は、以前より慎重に選ぶようになった方。反対に、香りに敏感になってしまい、トイレなどに置いておく合成の芳香剤の香りが鼻について嫌になった方もおられました。とっても良い香りだからと、貝の形の芳香剤を知人から勧められ使ってみた方は、そのせいでガス漏れ警報機が鳴ってしまって困った体験を話してくれました。警報機の会社に電話をしたら、警報機が鳴る場合をいろいろ挙げてくれて「芳香剤を使いませんでしたか？」と聴かれて、これで鳴るの？と驚かれたようでした。アロマは天然の精油を用いることですが、まだまだ合成の芳香剤も、アロマだと思っておられる方も多いです。先日、ホスピスでもあったのですが大きなアルコールランプみたいなものを、入院されている方の家族が持ち込まれました。アロマセラピーのトリートメントを受けてもらっている患者様で香りがリラックスできるなら、家にも以前買っていたのがあったと思い出されて、持って来られました。それは、とても香りが強く、１回２分間だけ火を点けただけなのですがその夜の夜勤のナースからも苦情が出るくらい鼻につき、個室の部屋のドアを閉めても、周囲へ匂ってしまい階段を伝わって階下の病室へも香りが漂ってしまいました。たった、２分間だけなのに・・・・そのランプは、看護師からお願いして、一回だけで持ち帰ってもらったようです。私が１週間後、病室に伺ったら、まだその香りが残っていたのです。アロマセラピーの芳香浴は、リラックスを招くとか、リフレッシュさせるとか目的に応じて精油をブレンドしたり、その方に応じた方法を選択しますが香りが他の方に迷惑になっては困りものです。　長く香りが残るのは、保留剤や調整剤が入っているのでしょうか。自然の香りは、爽やかに香ります。成分によっては、重く長持ちするものもありますが精油は揮発性で、そう長くは香りません。すぐに香りが消えてしまうので、物足りないと思われる方もおられますが香りが長く残ると、弊害もあるな～と感じています。何でもアロマと勘違いされないように、天然の精油を使うことをお伝えしていきたいな～と思っています。

  2007年08月07日

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• アリさんは精油が嫌い？

  いよいよ猛暑の８月に入りましたね。先日は、とってもキレイな満月を眺めることが出来ましたが、皆さんのところでは、どうでしたか？やっと今朝になって、抄録を提出しました。一応、受け取ってもらえましたが、採用されるかどうかは未定です。心を込めて、研究の成果を皆さんと共に分かち合いたいと願っています。　そして・・・ちょっとした発見です。　我が家は２階に食卓を置いているのですがいつの間にか、２階のテーブルにアリがやってきていました。せっかく、後で食べようと楽しみにしていたのに・・・・　頂いていた蒸しパンをテーブルの上に置いていたら翌朝、びっしりとアリの大群に襲われていました。慌てて、そこいらを点検したら、あちこちに小さなアリが侵入しています。　困ったな～・・・と　テーブルの上にいろいろ置いてあるのを片付けていると気がついたのです。　いろんな所にアリさんが入り込んでいるのに精油を入れてある木箱には、アリが一匹もついてない。おまけに・・・　軟膏を作ろうとシアナッツバターを小さな軟膏容器に小分けしていたのを置いてあったのですがその周りにも、一匹もついてないのです。早速、テーブルには、ペパーミントとティートリーの精油をスプレーにして振りまいておきました。これで、アリさんがやって来ない、平和なテーブルに戻ることを祈ります。

  2007年08月01日

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• 今日も香りの無い研究。

  精油を用いないトリートメントでも、精油をそのクライアントさんの為に選び、優しくトリートメントする「アロマセラピー」のような効果はあるのか・・・・精油の薬理作用は無くても、積極的に傾聴し、カウンセリングマインドで関わることでアロマセラピーのトリートメントのような効果はあるのではないか・・・・・そんな疑問から、始めた研究　　精油を用いないトリートメントは、今日も続きました。クライアントさんの中には、今回の精油を用いないトリートメントの説明をするとやはり精油を使って欲しい！　精油を選ぶことが楽しみなんです！！　精油が無いと、このしんどさはやりきれない！！！　　・・・と言われる方もおられしっかりと、アロマの効果を実感して来て下さっていることにある意味、感動しました。　もちろん、その方たちには、いつもどおりのアロマセラピーを受けてもらいます。香りのないオイルマッサージ（トリートメント）を受けて「いつもより、力を入れています？」　・・・・精油を用いていないと、オイルの滑らかさが弱く、すべりが悪い分、力が入っていると思われたそうです。他にも、香りが無い分、聴覚や他の感覚が敏感になったと言われる方もおられました。アンケートには、エステと比べてしっかり話を聴いてくれると書かれている人がいました。少しお話を伺うと・・・エステでは、最初説明をしてくれるが、それは化粧品の購入を勧めるための話でマッサージの時には無言で、終わったら、また購入を勧めるような一方的な話ばかり。でも、ここでは、にこやかに話を聴いてくれる。体調が不安な時には、いろんなアドバイスをくれる。そして、いつも元気になって帰っている。また来月も来たいなと思えるので、ここでのやりとりから学んでいることは多い。自分の仕事にも活かせると思う。そうお話してくれました。嬉しいですね～　さて、今回の研究の抄録締め切りは明日なのです。　しかし・・・まだ、コンサル無し、精油無しの対象群のデータが集まっていません。（これはお盆休みの日に研究デーを設けることにしていました）締め切り、待ってもらえないかな～これまでのデータを基に、抄録書き上げなくては・・・・ガンバリマス！　

  2007年07月30日

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• 研究の難しさ

  アロマセラピーの効果は、クライアントさんから伺ったり、その表情からも実感しますが更にデータとしても表したいと思い、研究をしています。でも、実際の現場で出来ることは、クライアントさんを対象にしていますので大掛かりなものや、厳密な二重盲検法にまでは達しません。しかし、根拠に基づいた医療＝ＥＢＭ（Evidence-based Medicine）でありたいと願う気持ちは持っています。プラセボとなるような思いこみを外し、バイアス(偏り)を排除し、客観的な研究結果を出したい。そうは思っても、なかなか・・・人相手ですから、思い込みや、何らかの偏りは、クリアになっているとは言い切れず・・・・研究のデザインを考えてみても、客観的なデータって？？　　どうしたら、人の思い込みを外せるか、と頭を抱えてしまいます。　それでも、実現可能な、誰でも再現できるようなものであれば、症例発表であっても役に立てるものを発信していきたいな～と思っています。今回の研究で一番心を悩ませたのは・・・・やはり、対象者が研究のために集まってくれた方ではなくいつもアロマセラピーを楽しみにされているクライアントさんだということです。倫理的配慮という観点も、外せません。いつも研究をする時の、一番最初のモデルは、ここの管理医師である医師に対して、実際に行ってから許可をもらいます。先生にもＰＯＭＳをしてもらいました。前後で変わったこと・・・・も実感してもらい研究の開始となりました。　研究の目的と、方法を書面にして説明し、同意を頂けた方から同意書にサインをしてもらいます。普段のアロマセラピーの前後で　ＰＯＭＳを取ることは、皆さん快く了解して頂けました。精油を用いないオイルだけのトリートメントとコンサルテーション群になってもらうのは体調の変化や、色んな会話を、傾聴させてもらっているので、気持ちも晴れているのか「精油を使わなくても、いつもと変わりないわ！」と言って帰る人も多かったです。でも、症状やご希望に添った精油を用いないという事で、精油の薬理作用を享受できない分、申し訳なく思っています。それで、配慮としては、帰ってからご自宅でセルフマッサージしてもらえるように精油をブレンドしたオイル２０ｍｌのプレゼントと使わなかった精油代として500円の値引きをさせてもらいました。その内容を了解して頂いた方に対してだけ、研究対象とさせてもらいました。しかし、もう一つの対象群が残っています・・・　精油も用いず、コンサルテーションとなる会話もせずにオイルでトリートメントをするだけでも、気分の改善になるのかどうかこれは、ちょっと普段のアロマをご希望の方には申し訳なく思うし月に1度のアロマケアを楽しみにされている方や体調の管理にと来られている方たちですからどうしようか・・・と悩んでいたらスタッフの中から、うれしい声が上がりました。　最初から研究の目的を説明して理解して、協力をしてくれる方にその日は無料で行う協力してくれるのは、セラピストも同じ無報酬で交通費も持ち出しです。研究費が無いので、報酬から、かかる研究費を割り出すしかなくその経費の捻出も、これからの課題の一つです。　それでも、研究のためにと、お盆休みにしていた日を設定日として開催することを、楽しみにしてくれています。12名の募集で　協力者には、3名の予約がありました。また、月曜の予約者の中から、呼びかけてみようと思っています。ご協力いただける施術者の方にも感謝ですがこうやって、一緒に研究を盛り上げてくれる仲間がいることが私の恵みとなっています。　色んな困難な場面を、仲間がいることで支えられ、励まされています。　結果は・・・きっと、これからのアロマセラピーに役立つと思っています。　

  2007年07月26日

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• 香りのないマッサージの第２報

  てらのうち診療所｢女性の健康センター」では、普段行っているアロマセラピー・トリートメント前後に「気分プロフィール検査（ＰＯＭＳ）」を用いた研究をしています。診療所内では１２名の予約がありますので、クライアントさんとゆっくり関われない場面もあり、それでも毎月予約を取って来て下さるクライアントさんのために今よりもっと改善出来るところはないかと、いつも模索しています。そこで、アロマセラピーのもたらす効果について、客観的なデータで、且つ今のアロマセラピーを評価できるものはないかと考えたところアロマセラピーを受けることで、来られた時と違う明るい表情になっていたり穏やかなお顔になっているのを見て、こちらも安心するのですがこの表情が表しているのは何なのか・・・と気持ちや気分を評価できる「気分プロフィール検査（ＰＯＭＳ）」をすることにしました。普段行っているのは、１時間の枠の中で２０分弱の足浴時のコンサルテーション（精油や方法を決め）４０分のほぼ全身のトリートメント(症状やご希望により個人差があります）この内容で、どうなのか？？ＰＯＭＳの結果は・・・予想以上に素晴らしいものでした。Ｔ検定で統計処理をすると緊張ー不安　抑うつ・落ち込み怒り・敵意疲労感６つの項目の内、４つの項目に有意な改善がみられました。活気は、アロマ後にやや上昇し混乱は、有意差は出ませんでしたが改善しています。あわせて行った血圧と脈拍も、有意な下降がみられます。この結果を他のセラピストに話すと、「４０分のトリートメントでも、そんなにいい結果なのですね。６０分以上のフルボディでないと、リラックスや満足感や気分の変化にまで出ないと思ってました。」私も、ここまでいい数字が出るとは思ってませんでした。４０分のトリートメントには、物足りなさが残っているのでは・・・　　出来れば、もっと長く、じっくり６０分以上の開放感を体験してもらいたいと。でも、２０代から７０代の方が来院される小さな下町のクリニックですから料金が高くても、それが負担になりますし適当な料金と、内容をということで今の形態に落ち着いたのですが負担にならない設定が、継続可能な秘訣だとも実感しています。この１時間枠の内容で４０００円（会員価格・入会費１０００円）この安さも満足度を上げているでしょうね。そこで・・・・研究　比べる対象となる群として精油を用いない同じ内容のトリートメント群と精油を用いず、更にコンサルテーションとなる会話もしないトリートメント群と普段のアロマトリートメントの、３つの群に分けて「気分プロフィール検査（ＰＯＭＳ）」で比較することにしました。精油の香りの無いトリートメントは、施術者も疲れやすく気分が塞ぎがちになったりイライラしたり・・・・　　クライアントさんだけでなく、セラピスト自身も香りがないことによる違いを実感しました。クライアントさんへのアンケートからは１．香りが無いことで、物足りない２．いつものようにリラックスできず身体の力が抜けなかった３．自分に合う精油を選んで欲しかったなどがありましたが、嗅覚刺激が無いことで、聴覚が敏感になるという気づきがありました。４．音楽の音が大きかった５．周りの物音が気になるアロマスクールに通う方からは、６．香りが無いことで、聴覚が敏感になる事に気がついた。と具体的な感覚と発見について書いてくれました。精油を用いないオイルトリートメントを体験することで使い慣れている精油の効用について、偉大さを実感しました。これも、研究に賛同してくれた、クライアントさん達にご協力によるものと感謝で一杯です。心からお礼を申し上げたく思っています。今回の研究では、普段の精油を用いたアロマトリートメント受けている方に対して、精油を用いないトリートメントを受けて頂きましたが大切なのは、研究における倫理的配慮ですね。「女性の健康センター」で行える最大限のことを考えました。倫理的配慮については、また別の機会で書き込むことにしますね。

  2007年07月24日

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• 雑誌「セラピスト」　

  アロマセラピーを勉強するようになって、購入し始めたＡｒｏｍａを学べる専門雑誌。　『ａｒｏｍａｔｏｐｉａ』　　　と　『セラピスト』　と　　『気の森』　　ちょっと専門的で難しいけど、香りの機能性〔生理・心理的作用〕と効用の学術的専門誌『Ａｒｏｍａ　Ｒｅｓｅａｒｃｈ』　　Ａｒｏｍａを学び続けるって、書籍だけでも　かなりの費用がかかります。それでも、色んなデータを基に、社会で確実にアロマセラピーの効用が認められているのを実感して、それを糧に進める事を、誇らしくすら思います。そんな　『ａｒｏｍａｔｏｐｉａ』　の　73号　と　81号に　登場させて頂いた事を　私自身がとっても感激し、これまでの歩みと、育てて下さった先人達や、経験を与えてくれた患者様に感謝しているのですがまたまた、嬉しいことがありました！！　今月号の　　『セラピスト』　ｖｏｌ．32号に・・・・・看護師で、整体師で、アロマセラピストである仲間の　山崎美香さんが登場しています。それも、最初の方のページです。（９ページ）先月は、関東から大阪までお呼びして、「Ａｒｏｍａに活かせる整体術」　の講座をしてもらいました。具体的で、すぐに使える内容だったので、今では肩こりを訴える方のＡｒｏｍａ後の改善率は格別に良くなっている実感があります。　クライアントさんが腕を回して、「あーー良くなってるわ！」　と　感想を仰ってくれるのです。そんな、山崎美香さんは、　「訪問看護」という分野でアロマセラピーやリフレクソロジーや整体を取り入れておられます。タイトルには、医療現場で活動する自然療法セラピストは”柔軟性”や”応用力”を持って-------内容は1ページですが、訪問看護で取り入れておられるのを充分に実感できる写真がありＡｒｏｍａを医療でと考えているセラピストの皆さんやＡｒｏｍａのいろいろな側面を学びたいと思っている方に、是非感じてもらいたいと思っています。それにしても・・・・「セラピスト」　には、多くのアロマスクールの情報がありちょっと驚きますよ！　スクール探しをされている方は、こちらに掲載されているのが全てではありませんが自身の方向性を確かめるためにも、一度読んでみられたら明確になるのではと思っています。

  2007年07月21日

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• まずはこれだけ！アロマセラピー☆お分けします！

  関西では、台風一過の日曜日、久しぶりの太陽が輝き出しました。　朝から大慌てで、お布団を干して、たまった洗濯を片付けて太陽の在りがたさを実感していましたが、皆さんのお住まいの方ではどうだったでしょうか。「月刊ナースセミナー」　7月号に『さあ、はじめよう！　メディカルアロマセラピー』　という記事が掲載されました。6月号では、フリーナースとしての働き方を『病院を飛び出そう！　独立、転職、ナース第３の道』　～あるナースの独立自営物語として紹介させてもらっています。　（オハズカシイカギリデスガ・・・　）７月号の　『さあ、はじめよう！　メディカルアロマセラピー』　では　忙しい病棟の中でも出来る簡単で安全な導入方法をまとめました。”まずはこれだけ！　ここから始めましょう”　精油は５種類　真正ラベンダーティートリーペパーミントゼラニウムオレンジキャリアオイルは、スィートアーモンドオイルかホホバオイルなどから１つでいいからこれだけあれば、出来る！！という、メディカルアロマセラピーを　紹介しています。活用法として吐き気疼痛精神的なことが関与している痛み下肢浮腫便秘風邪の諸症状不眠乾燥肌の保湿痒みに褥創ターミナル期のケア手術直前の不安の緩和などなど安全に使えるアロマセラピーを分かりやすく、コンパクトに９ページにまとめています。「月刊ナースセミナー」　は年間購読のようで、ご覧になれない方も多く読みたいと言って下さった方もいらしたので私の記事の部分の抜き刷りをしてもらいました。６月号と７月号の２つをまとめて、印刷代　２００円と切手代　１６０円の合計３６０円で、お分けしたいと思っています。読んでみたいと思われた方は、下記のアドレスに送付先のご住所とお名前をお知らせください。☆マークを＠マークに変えて、メール下さいね。neoaromajp☆yahoo.co.jp３６０円の振込み先は、印刷物と一緒にお知らせしますので、到着後に送金して下されば結構です。皆さんの病棟での、アロマセラピーの導入を応援しています　少しでもお役に立てますように！！　

  2007年07月15日

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• 香りのないマッサージなんて・・・

  アロマトリートメントの　気分に与える効果を確かめるために研究を始めています。普段行っている、アロマトリートメント群の３０症例近くのデータは済みましたので今日から、精油を用いないで、香りのないオイルマッサージをしてもアロマトリートメント群と同じ様な　気分の変化があるのかどうかを検討しています。データは、まだ解析していませんが、今日分かったことは・・・・・施術を受ける方も、アロマセラピストも香りの効果に助けられていることを知りました。今日は香りのないせいで、セラピストも疲れやすく、何だか気持ちが重いのです。一人担当する度に、いつもなら、元気になれるのに今日は、疲れが背中に乗ってくる感じがしたとかベッドのタオル交換の時に、次のクライアントさんを受け入れる為にも気持ちをクリアにするのですが何故かいつものようには、うまくいかない・・・　（センタリングが出来ない）アロマルームには、クライアントさんが裸になるため、夏場もクーラーを入れてないのですが、今日はいつもより蒸し暑く感じ、暑さのせいでイライラしている自分に気がつきました。これまで施術中は、夏場でもクーラーを入れたことはないのに、どういう訳か少しの間だけですが、クーラーのスイッチを入れてしまいました。我慢が出来なくなっていたというか　・・・・　他のセラピストも、いつもより暑さが厳しく感じて、気分が悪くなるような感じだとか。やはり香りのあるお部屋は、空気がきれいに感じ、心地よく過ごせるのですね～精油の香りがあるせいで、施術中にはクライアントだけでなく、セラピストにも心理面に与える効果って偉大でしたね。香りのあるせいで、心地よく過ごせて、良い関係を創ることが出来ていたのですね～自然の香りのサポートを、受けていることを改めて実感しました。香りのないマッサージなんて・・・・・クライアントさんのアンケートからは、「香りがないので物足りなかった・・・」　という感想が多いです。研究のご協力、ありがとうございました。お陰さまで貴重な体験とデータを頂きました。これからの、アロマセラピーに活かせるように、役立てていきますね～　　

  2007年07月09日

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• 認知症の緩和ケア

  日本スウェーデエン福祉研究所の　『タクティールケアリーダーコース（１）』２日間の研修を受けました。受講生は、１９名。ほとんどが、介護に関わる方でした。　皆さん、認知症の方へのケアを充実させたいと、実習では真剣です。『タクティールケア』　とはスウェーデンで生まれた、認知症の緩和ケアという理念に則ったケアです。シルヴィア王妃の母が認知症になり、その介護を身近にご覧になり専門看護師の教育を充実させようと、指導や研修制度を始めるために１９９６年、ストックホルムに　「王立財団シルヴィアホーム」　を創設されたそうです。ソフィア大学と連携をとって、今では二年の研修システムで　１００名近くの　「シルヴィアシスターズ」　が生まれているのだとか。この　「シルヴィアシスターズ」　が日本に来て、タクティールケアを広める活動をされています。認知症は単なる老化ではなく、記憶の障害であり、機能の障害が進み、自立を損なっていきます。認知症の種類を知り、症状を知り、ケアの充実を図るためのコミニケーションの方法を学びます。ケアの基本は、不安を取るための援助として、優しい包むこむようなタッチの『タクティールケア』　です。優しい包み込むような接触（タッチ）とは・・・・？アロマセラピー・トリートメントと、どう違うのだろ？リーダーコース（１）では、手・足・背中　の手技を学びました。手技は、キャリアオイルを使ってのタッチと、衣服の上からでも行うことができます。認知症の方に、身体の輪郭をなぞるように優しく触れることで自分の身体を感じてもらいます。”決して揉まないし、押さないし、ほぐさない。”手の温かさを感じてもらいます。ゆったりとしたペースで、身体の細部にわたる輪郭をなぞっていくと施術者も心地よくなっていきます。まるで太極拳のような動きもあって、落ち着いていき、優しい気持ちになっていきます。認知症の方が、その症状の経過という旅を始めた時から、寄り添うようにこのケアがあるのだな～と実感しました。　『タクティールケア』　は、オキシトシンの分泌を高め、不安感を軽減します。１０分のタッチで、オキシトシンの血中濃度はピークとなり、その後波のような波形を示し、１～２時間は持続するそうです。アロマ・トリートメントでのセロトニン分泌など、他のホルモンについては言明されませんでしたので、オキシトシンの分泌促進が『タクティールケア』　の効果ということのようでした。今回の学びでは、私はアロマセラピーに役立てることが出来ないかと思って受講しましたのでアロマセラピーと比べる意識がありました。　　認知症の緩和ケアでも、アロマセラピーは充分役に立つし、緩和ケアなら、香りの効果もプラスされるアロマの方が良いのにな～・・・とかアロマのタッチだって、もっとすごいんだぞ！！と。その上、講師の方が、アロマと比べてどう違うのかという説明をされた時には「”香り”は嫌いな方がいるかもしれないから、アロマでなく”タクティールケア”の方が良いです」と話されたので、比較して話すときは、全容をきちんと知ってからでないと、意見として話すのは誤解を生むなと気づきました。アロマは香り（匂い）だけではありません。嫌いな香りを無理に使うこともありません。香りの心理作用も大切ですが、その薬理作用も、重要な効果です。症状の緩和になり得る精油をプラスすることは、”タクティールケア”にも使えるな～と思ったし。五感を刺激するアロマセラピーの良さをアピールしたくなりました！　それから・・・・学会でもお馴染みに場面ですが・・・やっぱり医療従事者の参加が多かったので、エビデンスを求める声が多くあり研究などの結果の質問がありましたが、研究論文はまだまだのようでした。スウェーデンでは、良いものはいい！　ということで理解してもらえるが日本人は、根拠、根拠と　求める性質だと・・・そうなんですね～　　スウェーデンのお国柄に乾杯です　　社会福祉の進んだ国で、タッチの良さが広まって、多くの方が安心して受けられる環境が整っていく。うらやましいお話です。さてさて、認定を取るためには、５０症例のレポートを提出です。昨年、リンパドレナージュのコースを受けた時も、３０症例だったかな実は、まだ出せてません・・・・・　その時間が無いというのが、現実的な言い訳ですが・・・今回は、訪問でアロマをさせてもらっているお宅で、アロマの前にさせてもらおうかと考えています。・・・・・・明日は、ホリスティックな関わりを重視したアロマ・トリートメントと精油を使わず、単にオイルマッサージをした対象群との比較の研究です。少しでもエビデンスに近づけるようにガンバッテみますね～　ホリスティックな関わりをしないマッサージなので、コンサルもせずに無言で対応するのですがスタッフのみんなにも、気を引き締めて　研究のためにガンバッテもらわないといけません。明日も、大いなるサポートを頂けますように　　

  2007年07月08日

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• いよいよ研究開始！

  いよいよ７月ですね。　梅雨空ですが、晴れ間は猛暑を感じさせます。　海岸では、海の家が建設ラッシュです。毎年この季節になると、静かだった海岸に工事車両がにぎやかにやってきて何も無かった砂浜に2週間ほどで、立派な建物が登場します。最近では、クーラーが設置された海の家もあったり、昔の浜茶屋といった懐かしタイプの海の家は姿を消しアジアンテイストの豪奢なものまであります。実は・・・数年前までは、ナースをしながら、海の家も切り盛りしていたという経歴の持ち主なのですがアロマセラピーを本格的にするようになって、手放しました。　いくつものわらじを履いて生活していた時が懐かしく思い起こされますが今は、　アロマセラピーという　打ち込めるものに出会えて　人生の転機だったのでしょうね～どんなに、勉強しても、まだまだ知りたいことが多く、追求したいと思います。そして、随分迷っていましたが、次の研究に取り組むことにしました。アロマセラピーのトリートメントによって、「気分プロフィール調査（ＰＯＭＳ）」で緊張－不安　　抑うつ　　怒り　　疲労感　　混乱　　などのレベルが有意に低下（改善）することが、これまでの研究によって言われていますがコンサルテーションをせず、精油もブレンドせず、オイルマッサージならどうなのか？アロマセラピートリートメントの効果は、セラピストとクライアントとの関係性を切り離すことは出来ないと思います。その日の状態をお聴きし、症状が緩和するように共に考え、精油を選択するその過程の中でクライアントが自分を客観的に見ることができ、アロマへの期待感や信頼感が高まります。コンサルテーションという関わりをせず、単に普段行っているトリートメント（オイルマッサージ）だけを行っても気分の良好な変化はあるのか？アロマトリートメント群と比較するとどうなのか？現在行っている現場での、アロマセラピーの評価を振り返ることが出来れば良いなと思っています。対象群の設定には問題は多そうですが、クライアントさんへの配慮に最善を尽くして行いたいなと考えています。

  2007年07月01日

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• アロマ軟膏の濃度

  　毛虫皮膚炎に　ラベンダー軟膏を５％で作りましたがこれらの軟膏の濃度は、その方の皮膚の状態と、症状の強さを考慮しながら作成します。５％濃度で症状が緩和されたら、そのままいつまでも５％のままで使い続けるのではなくその後は、精油の量は少なくしていき、どの濃度で安定するのか様子をみて欲しいのです。次に作るときは３％にして、更に改善していけば、１％の軟膏で良いのです。ですので、作るときは　１０ｇとか小さな容量で作成して状態に応じて、濃度を変えて下さいね。セルフケアには、低濃度で充分ですし毎日使い続けるのであれば、なおさら慎重に、肌の健康を考えて大切に使っていきたいと思っています。　　不必要な量の精油を使い続けることは、原材料である植物自体の伐採や環境破壊につながっているのではないかと、時々感じています。インドのサンダルウッドは、今では採れなくなり希少で　産地がオーストラリアに変更されていますね。　　　　　オーストラリア産のサンダルウッドは、抗炎症効果がインド産よりも優れているとの報告もあるので、その恩恵もありますが、やはり香りが違います。 私も大好きなローズウッドは、無計画な伐採により少なくなっているので、ブラジル政府の規制がかかり、木を切った後は、植樹をしないといけないそうです。ローズウッドに似た香りとして、中国産のホーリーフが代用できるとか言われています。木の精油は、育てるのに時間がかかりますから、未来のために大切にしたいですね～。

  2007年06月28日

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• 毛虫皮膚炎にラベンダー♪

  アロマセラピーを気に入ってくれて、セルフケアに使っている友人のナースから流行っている毛虫皮膚炎になってしまって、ラベンダー精油入りの軟膏を塗ったらすごく改善したとメールをくれました。詳しくは・・・・　　毛虫皮膚炎になって受診された患者さんが、その刺したチャドクガの幼虫の死骸を持って来られクリニックで、こわごわ見ていたら、数日後に胸一杯のブツブツが出来てしまい相当痒かったそうです。内服薬は嫌だなと、ステロイド軟膏を使っていたけど、あまり改善はみられず痒みも続いていたのですが　植物油で作られたクリーム基材　１０ｇに（エッセンシャルセラピューテック社のエッセンシャルベースクルーム）真正ラベンダーを10滴を　混ぜて　５％の軟膏を作り患部に塗ったら、スーッと痒みも引いて楽になったそうです。友人からのコメントは下記のとおり・・・・　　　『ところで、聞いて聞いて(@^^)/~~~　　　お薬よりすごいラベンダーのお話！　　　患部にぬったら…あら不思議スーッと楽になったんですよ　(゜o゜)　　　膨れてたブツブツもしょぼくなり☆痒みも無くなったんです！！！　　　使用前使用後の写真撮りたかった位です（でも、場所がねぇ）　　　まだ、プツプツと残っていますが毎日悩まされた痒みは無いんですよ。　　　　ステロイド軟こうより効果が実感できて、　　　　痒みがすーっとして、ぶくっと腫れていた　ブツブツがテンテンになりました！！　　　　しかも、何処で塗っても「うわぁ！！いい香りぃ」　って　(^。^)　　　　　　　　あったりまえやんラベンダーやもんね。　　　　　　５％濃度のラベンダークリーム　　(^_^;)　　　　　　　助かりました。虫刺されのかいかいには手放せません。』毛虫皮膚炎にカイカイにも、ラベンダー軟膏が効果ありですね　　真正ラベンダーは、鎮痛、鎮静、抗炎症効果や皮膚組織再生効果もあり火傷の治療にも特効薬ですから一家に1本常備しておきたいですね～　　○○さーーん、メッセージありがとうございました。また、アロマの効果に気がつかれましたら、シェアして下さいね～お待ちしています～　

  2007年06月26日

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• 癒しの自然香水を創ろう☆

  『NPO癒しの情報健康支援センター』　主催の　３回連続　アロマセラピー講座が終わりました。２クール　させてもらいました。　（半年間くらいかな）月に１度、土曜日の午後から２～３時間の設定で行いましたが他の予定が入ったり土曜日の午後は出にくい方や日曜日なら出席できるのに・・・・いろんな事情があるのですが３回とも主席された方はおられなかったので、ちょっと心残りがあります。家庭と仕事を抱えた上での諸事情がある中、３回でも　全部出席するのは難しいものだというが分かりました。アロマセラピーの可能性についてお伝えしたい。アロマセラピーで使用する精油の、家庭での安全な使い方をお話したいと始めたのですが一般対象の講座をさせてもらうことで、講座の組み方、企画について考えさせられました。また、次回に向けてバージョンアップした講座を企画したいと思っています。精油をどんな風に使っているのか初心者の方に、使い方を聴いてみると、まだまだ誤った使い方をしている人がいます。たとえば、水虫の足に、ティートリーの精油原液を、そのままバシャバシャと振りかけていたり（できるだけ希釈して使ってください）アロマキャンドルの香りが薄いからと、キャンドルに精油を振り掛けていたり（精油は引火性があるので、火気には注意が必要です）販売店の言いなりになって、高価な精油を買っていたり。精油を使った、安全で有効なセルフケアをお伝えしたいのでスタッフの方達と相談して　新しい講座も出来そうです。次には、基礎講座を1日コースで日曜日にしてみよう！アロマトリートメントの実技の講習会をしよう！！医療系の方たちへの講座の依頼も来ているので医療者に向けての、「メディカル・アロマセラピー」の講座も何とか実現に向けて、考え始めています。精油で好きな香りを作りたい！！こんな声から、精油を使った癒しの自然香水（５％ブレンドのオーデコロン）作りの講座を開催します。7月12日　木曜日の午後６時半～　２時間の予定で精油の効能を活かして、好きな香りに包まれるオリジナル香水を、実際に作成します。１．香水の歴史と香りの系統２．香水のノート（揮発性や持続時間）３．精油の効能４．精油を使った自然香水の作り方５．レシピ集６．実際に好きな香水を作成する場所は、　「はしもと内科外科クリニック」　の２階　和室です。ホームページで、場所を確認して下さいね。参加費は　３０００円　＋　実習実費ですが３０ｍｌの　オリジナル香水（５％のオーデコロン）の実費で使用する精油によって値段が違います。香水作りには欠かせないお花の精油たちは、総じて値段が高いです。ローズ　１滴　３００円ジャスミン　１滴　１００～２００円　（メーカーによって違います）ネロリ　　１滴　１００円～２００円カモミールローマン　１滴　１００円～１３０円サンダルウッド　１滴　５０円希少精油の金木犀は　１滴　１５０円玉蘭は　１滴　１４０円合計３０滴の精油を選んで作成しますが、これらのお高い精油は、２割の６滴くらいまでにしないと、実習費が実費ですので高くなります。価格の事も頭において、出来るだけ豪華な　あなただけのオリジナルの香りを作ってくださいね。夕方の忙しいひとときだとは思いますが、豪華な香りに癒されて過ごしましょう。

  2007年06月23日

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  病棟ナースのアロマセラピー体験☆

  今日は、午前中に訪問アロマを１件。午後からは、緩和ケア病棟でした。昨日、神奈川県から神戸に来られていた「開業ナースの会」の世話人”やまみかさん”にも午後から、緩和ケア病棟の見学とボランティアに来てもらいました。”やまみかさん”の施術は、アロマオイルを使ったトリートメントと整体を融合したもの。症状の緩和に役立ちます。こんなチャンスはめったにないので、日頃お世話になっている病棟看護師さん達に、アロマ体験をしてもらいたいと師長さんにお願いして「３０分の残業よ」　という事で、ＯＫを頂き　畳の家族休憩室にて、４人の看護師さん達に順にアロマセラピーを受けてもらいました。 看護師さん達へのブレンドは、肩こりや、腰痛、下肢へのしびれ感の訴えからバジルローズマリー・カンファー真正ラベンダーゼラニウムウインターグリーンの５種類をキャリアオイルにブレンド。癒し系のフローラルな香りではなく、シップのような効きそうな香り～　　　になりましたが激務の看護師さん達・・・・身体の症状をお聴きしていると、それぞれの方が抱えている生活パターンやくせ、置かれている立場などが見え隠れします。　　　「看護師さんって優しいですね～　　　こんなに優しくされたの初めてです」なんて言って下さる同業ナース　　　　　「患者さん達は、こんな気持ちの良いことを体験していたんですね～」　　　「仕事場でこんなケアを受けられるなんて・・・」と感想をもらされます。　　　１５分から３０分の体験でしたが、皆さんお顔すっきり晴ればれ頚や肩の重さが軽くなった～と喜んでもらえました。看護師さん達の離職率が上がっている昨今。ナースによる、ナースのための癒し空間があれば、悩みや、ストレスを手放しココロとカラダのバランスを保ち看護への意欲も持ち続けながら、自身の幸せ感を持って、仕事を続けることも可能になるかもしれません。今回、緩和ケア病棟も新人ナースさんがたくさん入って来られたのでアロマセラピー体験をしてもらい、アロマセラピーの効果を実感してもらってこれからの、病棟でのアロマの発展につながった事と思います。看護師さん自身が体験したからこそ、患者さんへのケアに活かされます。スタッフのための「院内セラピールーム」　出来ると良いな～と夢が広がりました。

  2007年06月13日

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• アロマケアの依頼。

  このところ、一息つくひまもないくらいアロマケアの依頼が多くなっています。アロマの自然療法、植物療法に期待する気持ちが伝わってきます。今月２０日の締め切りの原稿があったのですが・・・もう書き進んで入る筈が、次から次の依頼に応えているうちに、後回しになり・・・・・まだ１行も書き初めてないという始末。　　私は書くのに時間がかかるタイプなので、先行きが見えないと不安になってきます。家に帰ると、訪問看護ステーションからの依頼のファックスが入ってるしファックスには　「詳細は電話でお話ししたい。」　　と書いてあったのに、お話を伺うために電話する時間が無かったし友人からは、病棟での真菌の患者様へのアロマケアの資料，研究など出展元を明らかにして送って欲しい（エビデンスが必要）と依頼があるしＰＣには、難しい症状を抱えた友人へのアロマケアのレシピを考えて欲しいとの依頼。その上、今日のアロマセラピー講座でも、いろんな宿題を頂いてきたし精油などの注文も取りまとめないといけないし・・・・・　　これって嬉しい悲鳴というのかな宿題を頂くことで、より学べますから皆さんの応援メッセージに励まされて毎日アロマ漬けは、当分続きそうですね～。　　

  2007年06月07日

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• 明日は講座。

  緩和ケア病棟では、２名の予約がありました。かなり体力が落ちてきているので、優しく話しかけながらトリートメントしましたがすぐにウトウト・・・・・終わってから、カキ氷を３口ほどと、ボランティアさんが持ってきて下さった、スイカをほんのちょっと食べてもらいました。何か言いたいことがありますか？お聴きしたらあることわざを、何度も言ってくれるのですが、どうしてもはっきりとした意味がわかりません。何が言いたかったんだろう？気になるのですが、そのことわざは、今の現状とはかけ離れていてそんな意味合いの事をどうして言いたかったんだろう？？疑問が残ります。私には、その真意がわかりませんでした。　人の想いを聴き届けるというのは、そんな簡単なものではありません。私には分からない世界観で、別の価値観で、そのことわざに想いを込めているのかもしれません。分かってあげたいと思ったけど、まだまだ力が足りません。その人にとっての人生のストーリー。　分かりあえない事があっても当然ですよね。丸ごと理解するなんて、全てを理解できるなんて、大きな勘違いなのかも知れません。でも、分かりたいんですという思いは持ち続けたいな～と思っています。明日は、『マインドケアフラワーセラピスト』　養成講座でのアロマセラピー講座です。３回の連続講座での初回でどんな方たちと出会えるのか楽しみです。この協会でのアロマセラピー講座は３年目になりました。毎回講師として呼んでもらえて感謝です。ありがとうございます。今回は、講座のテキストを見直して、更にバージョンアップさせました。新情報を盛り込み　イラストも入れて　かなり本格的なテキストになりました。紹介する精油は　約３０種類ベージ数は　４４ページになりました。（３回で話せるかどうかの盛り沢山の分量ですが・・・）フラワーセラピストとして、カウンセリングマインドで接することホリスティックな関わりについて知ってもらいストレスケアに役立つアロマケアやリラックスのためのハンドマッサージ実技もあります。精油を使った香りのスプレー作りお好きなマッサージオイルの作成バスソルトや化粧水や美容クリーム作り家庭でのアロマケアについて学んでもらい誰かのサポートが出来るアロマセラピーについて知ってもらおうと思っています。明日も晴れの日でありますように　　

  2007年06月06日

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• 研鑽を積む。

  金曜日は、レディース外来があるので、待合室は女性ばかりで華やかです。診察に来られていた方が、以前から、待合室の爽やかな香りとアロマセラピーが終わって出てこられる方の、頬がピンクで満足そうな顔にあのリハビリ室で何をしているのだろうと、疑問に思っていたという方が声を掛けて下さいました。 ちょうど、キャンセルの空きの枠があったので、お伝えするとそれなら、良いチャンスだからと、アロマセラピーを受けることに。実は、他にもこの日は新しいクライアントさんの予約が２名入っていましたので新規の方が３名となりました。初回には、まずは病歴や、入院歴、家族歴や、お困りの症状などをお聴きします。服用されている処方薬や、実施されている健康法や、生活習慣についてもお話を伺い、アロマセラピーの方法や、内容を説明します。いろんな想いを持ってアロマセラピーに期待してもらっているのでその想いに応えるように、丁寧に説明して、まずはアロマセラピストとの良好な関係を築くように心を尽くしています。出来るだけ早くラポールができるように、カウンセリングマインドでお話をお聴きする。クライアントさんの問題を把握して、アロマセラピーの香りとタッチケアを通して、治癒への道を目指していく。 うつで治療しておられる方で、投薬治療とアロマセラピーを併用して目標だった職場復帰を果たしたりまるで別人のように明るい表情になっていかれたり自分が良くなったからと、うつで悩んでいる友人に『香りのスプレー』をプレゼントしたいと、精油のブレンドを調べにきてくれたり。アロマセラピーを通して、その方たちの人間関係が豊かになっていくようで、嬉しい限りです。新しいクライアントさんも増えていますから、その期待に応えられるようにこれからも研鑽していきたいと思っています。

  2007年06月03日

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• フルーツの香りは女性を若く見せる？

  今夜のテレビ　　『ザ！世界仰天ニュース』　で　興味深いアロマ関連のニュースがありました。ハーシュ医師は、入院患者の　「食事の匂いが分からなくて　何を食べても美味しくないんです。」　と辛そうに話されるのを聴き香りと食欲の問題ではなく、匂いを感じなくなると、塞ぎこむ患者が多いことに気がつきます。そして、匂いと心の関係を研究するようになりました。　その研究の１つで、「フルーツの香りは女性を若く見せる」というのを発見したそうです。香りを噴霧したマスクをつけてもらい、１７歳～７１歳の３７人の男性に、１０８枚の女性の写真を見てもらいました。そして年齢を当ててもらうのです。いくつかの香りで試したところ、　『ピンクグレープフルーツ』　の香りで　マイナス６歳、若く答えたそうです。　香りは年齢を認識する脳に働き、男性の方がアロマの効果を受けやすいのでは・・・と結ばれていました。　これからお目当ての男性に写真を見てもらう方は、写真にピンクグレープフルーツの香りをつけると良いかも・・・ですね。以前に、写真にイランイランの香りを付けて見てもらうと、高感度がアップするという研究も聴いたことがあります。『恋するホルモンの香り』　と習いましたが・・・・活用しないと損ですね。私は、アロマの印象を伝えたいので、自分の名刺に香りを付けてお渡ししています。でも精油は、時間が経つと香りが変わってしまうので、時々チェックしないといけませんしフレッシュな香りを保つためには、前日くらいに香りを付けた方が良いし、いざというと難しいですね。私の工夫は、出来るだけベースノートの精油で、ティッシューに数滴垂らしたものを折りたたみビニール袋の中に名刺と共に１晩入れておきます。この時に、精油が直接名刺に付かないようにしないと、特に柑橘系はシミになりますので注意です。これまでは、サンダルウッド　　ローズウッド　　シダーウッド　フランキンセンス　　トゥルーラベンダーなどを試してきましたが、最近のお気に入りがあります。大阪大学の研究で、金木犀の香りにダイエット効果があるとの発表があったので金木犀の精油を購入しました。この香りは、時間が経過しても変化が少なく、長い間、明るくフルーティで爽やかな香りを保ってくれます。それで、手帳や定期券入れや、カバンの中にも試香紙に付けて入れています。そうすると手帳を開くたびに、明るい気持ちにさせてくれるのです。この香りの効果で、ちょっと若く見せてくれているかもですよ～。　

  2007年05月30日

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• 入院中の芳香療法。

  月曜日は、京都　『てらのうち診療所内・女性の健康センター』　でのアロマセラピーです。ここでは、私の他　ナースでアロマセラピストさん　　心理カウンセラーでアロマセラピストさん医療従事者では無いけれどホリスティック医療を学んでこられたアロマセラピストさん天性の明るさが魅力で、元気を振りまいてくれるアロマセラピストさん色んな才能のあるアロマセラピストさんに来てもらっています。そんなアロマセラピストさんからのお話です。家族が入院中で、そのお見舞いに行くと、いつも精油を少し香らせるそうです。そのお部屋は６人部屋なので、周囲の方に香りが嫌いな人がいるかも知れないし香りが迷惑になってもいけないし、いろいろと注意して使っていたそうです。使い捨てのマスクに柑橘系の精油（この時はレモンだったとか）を付けてベッド柵の頭の方に、結んでおいたそうです。そうしていると、看護師さんたちが、何かこの部屋だけ違う・・・他の部屋は、オシメの匂いや、６人部屋特有の香りがしているのに、この部屋だけ、何だか爽やか・・・フレッシュ・・・・なんで？？　ということになり、彼女が看護師さんたちに囲まれて「これが精油なの？」と質問攻めにあったそうです。アロマセラピストである彼女が、ご自分の家族のためにされたことが精油の効果を実証することになりました。 レモンやグレープフルーツ、オレンジなどの柑橘系の精油は、モノテルペン炭化水素類のリモネンが高濃度に含まれています。このリモネンという成分は、空気中の酸素と反応して殺菌作用を現します。香りが殺菌力も持っているなんて、病室にはもってこいの精油です。部屋に立ちこもった様々な臭いを退治して、空気をリフレッシュします。病の床にあっても、新鮮な空気をしっかりと深呼吸して清潔な香りのするお部屋で、安心してゆっくり休めたり好きな香りがするベッドなら、きっと自己治癒力がアップしますね。その病院でも、アロマセラピーに興味を持ってもらえたんじゃないかな・・・・・芳香浴と言っても、個室じゃない時には注意が必要です。周りの方への配慮や、相手のＮＯという権利も守りつつしなやかに、優しく、温かく、アロマの心が伝わっていくように、相手や場所に合わせたやり取りも必要です。大上段に主張することなく、少しずつが良いのかもしれません。ひとり、一人の小さな動きが、いつか医療の中でのアロマセラピーを大きくしていくのかも知れない。そう確信した日でした。ありがとう

  2007年05月28日

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• 介護施設でのアロマセラピー☆

  昨日は、ブログで知り合った女医さんのところで【介護施設でのアロマセラピー基礎講座】をさせて頂きました。神戸六甲山の中腹でしょうか？山の上なので、眼下に神戸の景色が広がります。カネディアンヒル介護老人保健施設自然に恵まれ緑に囲まれ、目に優しい木目調の建物の内装と、清潔で美しい開放的な施設でした。そして、仕事が終わってからの６時からの講座でしたが　４０名と大勢の職員の方が熱心に集まってくれました。看護師・ケアマネ・ヘルパー・理学療法士・言語聴覚士さんと、いろんな役割を担った方が集まってくれましたしそれぞれのケアの中でのアロマセラピーの導入について考えてくれたようです。看護師は不眠のケアや、抗菌作用のある精油の室内芳香浴を言語聴覚士さんは、ブラックペッパーの誤嚥予防のケアを老人介護施設なので、脳へのリフレッシュ刺激などにも興味があると思います。理学療法士さんからは、リハビリであれば痛がるケアでも症状を改善するために施工することになるが、アロマでは香りが嫌いだとか嫌がる方にも施工するのか、その時の効果は？などの質問が上がりました。この質問には、その場ではうまく答えられませんでした。　アロマセラピーでは、本人さんの積極的参加と、好みの香りが効果をもたらすと言われています。症状を改善する薬理作用のある精油を優先するような、ある意味、画一的な西洋医学の処方のような使い方は効果的ではないとされています。しかし・・・・・この理学療法士さんがいうように、リハビリでは、患者さんが痛いと嫌がっても現在の能力を維持し、症状を改善するためには、治療的にリハビリをするしかない。時にはスパルタ式でもあるでしょう。でも、アロマセラピーは・・・クライアントや患者さんの全人的なホリスティックなケアであり決して嫌がる方にも無理に行うものではありません。香りは・・・生理的に嫌いな方もおられるでしょう。嫌いなら、香りを薄めるか、全く耐えられないなら、お呼びじゃないのねと引き下がるしかないかな。オイルマッサージが嫌いなら、他にジェルのようなさっぱりした基材に精油を溶かして塗布するとか、ローションに精油を混ぜて撫ぜていくとかフローラルウォーターを肌に塗っていくのも良いかもしれません。私がこれまでさせてもらってきた方は、意識のない方や亡くなる直前の方にも行ったことがありますが皮膚へのタッチケアは、どんな人でも幸せな、人間的に基本的なケアで、安心や安全の最低限の欲求へのケア、認知欲求を満足させる喜びにあふれたケアだという信念で行ってきたところがあります。優しく撫でられて怒る人がいるでしょうか？　いや、いるのかな？そうやって受け入れられない場面を考えてみるとアロマを受けいれられなかったのは、今日のホスピスでもありましたが心理的に受け入れられないという時かな。どんなことをしても良くならないと自暴自棄のようになっていろんなボランティアを拒み痛み止めを飲んで、痛みが無くなってからタバコを吸いたいとナースコールを押し、喫煙ルームまで車椅子で押していってもらう。そうしてアロマも拒否されたな～。この方へ、アロマを受けると落ち着くとか言って、無理に受けてもらうわけにもいきませんね。やはり、出来れば施術者と受ける人はラポールが出来て、アロマを受けることで今より良くなるかもしれないというイメージがある方が良い。うまくラポールをつなぐためのコミュニケーションテクニックや信頼されるような雰囲気つくりや、アロマセラピーを理解してもらえるような、根拠や実績を築くことも大切ですね。香りが嫌という方には、個人的な捉われからのことも多いのでその香りの持つ効果や、精油のエピソードなどを話すと案外、それなら使ってみるという方が多いようです。精油の香りを、化粧品や香水のように思っていて嫌いと漠然と言ってる方も多いものです。自然の植物からの抽出物で、必要とする薬理作用があると知ると「じゃ使ってみる」　と言ってもらえることが多いですから。苦手だと思っている意識の入れ替えも出来ると思います。理学療法士さんの質問にはうまく答えられなかったけどそんなたくさんの質問のおかげで、私も振り返り考えることが出来ました。この場を与えてくれた、女医さんにとっても感謝しています。その施設では、早速　精油の依頼がありました。　　予算がついたのかな？嬉しいことです。昨年発表された、ブラックペッパーの誤嚥予防の研究もありましたので、ここでみてくださいね。介護施設でのアロマセラピーには、できるだけのフォロー体制も作りたいと思っています。次は下肢浮腫へのケアや、実際の状態に合わせたアロマセラピー講座をさせてもらえると良いな～。

  2007年05月23日

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• 学会発表終了！

  今日は京都で　『日本アロマセラピー学会関西地方会』　がありました。おかげさまで、無事に研究発表も終わりました。　いつも人前に出て発表するとなると緊張するので、飲み水に、バッチのフラワーレメディー　「レスキュー」と「セラトー」をブレンドスーツのポケットにも、「レスキューレメディー」を入れておきました。「レスキューレメディー」は、試験や面接などの緊張する場面に安心感を与えてくれますし、「セラトー」は、自分に自信が持てない時に、自分の知恵と判断を信頼できるように導いてくれます。そんなお助けレメディーを持って、「ラベンダー・カシミール」の精油を手首や耳の後ろに塗って、深い呼吸を何度も・・・緊張を和らげようとしていました。学会の幹事会に出席して、平気な顔をしても、胃の辺りが縮むような感じ。もうすぐだな～。　　発表が近づくと、ドキドキ・・・心臓の音が耳にこだまするようでしたがさすが！　ワタシ！！　自分の番の１５分前には、さっきまでのドキドキはどこへやら～丹田辺りに、力が湧いてきたみたいで・・・　腹が据わるという感じを味わいました。壇上に上がって、もうやるしかないものね。声もしっかり落ち着き、自分でも驚くような大きな声が出てきます。セラピストの仲間達に支えられ、共同研究者にも一緒に壇上に上がってもらい段々心が落ち着いていくのを、とっても幸せに感じました。イメージどおり、落ち着いて発表が出来たので、さっすがです。イメージトレーニングの成果です　研究は、精油を１分間吸入しての血圧の変化をみるものでした。それも・・・これまで高血圧に禁忌とされて、血圧を上げると思われていた精油『ローズマリー・カンファー』　が血圧を下降させＴ検定でも有意差が認められました。成分を単体だけ取り出した薬ではなく、植物丸ごとを使うことで、刺激を和らげ、穏やかにさせたり相乗効果を向上させる。精油の植物全体が持つ、素晴らしいハーモニーに感動です。研究のデータや、全内容を報告して、もっと皆さんと共有したいところですが今はホッとして、明日の準備もあるので、抄録だけ提示します。【高血圧に禁忌といわれている精油の血圧への影響】［目的］　これまで、「ペパーミント」と「ローズマリー・カンファー」は高血圧に禁忌と定義され、症状のあるクライアントに対し、使いにくい精油であった。しかし、「ペパーミント」は表面麻酔作用や筋肉弛緩作用があり痛みに対して有効な精油であり、「ローズマリー・カンファー」は記憶回復や強壮刺激作用、筋肉弛緩作用、鎮痛作用があり、共に高齢者には薬理作用を享受したい精油である。今回“オーストラリア・メディカル・アロマセラピー協会会長Ron Guba氏”が「血圧に影響を与える精油はない」と日本で講演したのを踏まえて、実際に血圧の影響について検証を行った。血圧への影響 が無ければ高血圧のリスクが高い方にも安心して使用することができる。［材料と方法］１　対象者は、「女性の健康センター」でアロマトリートメントを予約されているクライアントに対して管理医師の指導の元、倫理的配慮を行い施工した。２　トリートメントを受ける前の血圧を仰臥位で測定し降圧剤服用の有無を確認。その後40分の全身トリートメントを受けた直後の安静仰臥位、右上腕で計測する。３　そのままマンシェットを巻いたままの安静臥床状態で、「ペパーミント」（サノフロール社Mentha piperita　lotNo．LF6321882）または「ローズマリー・カンファー」（サノフロール社Rosmarinus officinalis camphre　lotNo．LF6271630）のいずれかの精油を折畳んだティッシューに２滴落としたものを通常の呼吸で 1分間吸入し、再度血圧を測定する。４　嗅いだ香りの好みを終了時に確認する。５　比較材料として、同じ条件の下でリラックス効果が高く、日本人で苦手意識の少ない「オレンジ・スィート」（アロマラボ社Citrus sinensis　lotNO．CSZEIL0905）の測定を行う。６　コントロール群として、精油を吸入せずに１分間安静臥床した例を測定する。［結果］１　「ローズマリー・カンファー」では症例数45名。平均年齢52歳。吸入前の平均血圧111.6/70.3mmhg　吸入後の平均血圧108.3/69mmhg　有意な低下（P<0.05）が認められた。２　「ペパーミント」では症例数45名。平均年齢50歳。吸入前の平均血圧112.3/72.6mmhg　吸入後の平均血圧112.1/72.1mmhg　1分間の吸入後の平均血圧では上昇はわずかであった。３　「オレンジ・スィート」では症例数20名。平均年齢56歳。吸入前の平均血圧114/69.9mmhg　吸入後109.4/68.7mmhg　収縮期のみ有意に低下（P＜0.05）した。４　降圧剤を服用中の方の内、「ローズマリー・カンファー」では収縮期のみ有意に低下していた。５　嫌いな精油に対しては、「ペパーミント」で血圧上昇傾向がみられたが、「ローズマリー・カンファー」では低下した。［考察］ロバート・ティスランドは『芳香療法の理論と実際』の中で、「精油は肉体を正常に戻す効果がある。これは化学薬剤にはみられない特権です。」と著している。精油は多くの微量成分を含み、相乗効果・相殺効果を併せ持ち身体にとって有益な作用を及ぼす。本研究の精油も、吸入では血圧を上昇させず、安全に使える精油としての可能性をみいだせたのではないかと示唆された。

  2007年05月20日

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• ブラックペッパーの嚥下力アップ！

  いつも”お気に入りブログ”で　楽しみにしている美人女医さんの　ヒ・ミ・ツ♪　さんの　ブログでブラックペッパーの精油で嚥下力アップ！　　のニュースがありました。ブラックペッパー精油の香りで嚥下力が向上すると言われているのですが精油を食前に嗅がせるのなどの手間がない精油を染み込ませた衣服に貼るだけのパッチが出来たそうです。１０枚　３８００円。貼れば１日効果があるそうなので、便利かも・・・です。セラピストとしては、精油をブレンドしてオリジナルで活用したいものですが家庭でのケアとしては、こういうのも実践的かもしれません。ご紹介しますね～。http://plaza.rakuten.co.jp/suplisupli/diary/200705140000/

  2007年05月17日

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• オーストラリアのアロマセラピー

  ２月に東京で行われた　フレグランスジャーナル社主催の　　　『オーストラリアにおける統合医療と　　　　　メディカル・アロマセラピーの現状』～医療従事者・プロフェッショナルアロマセラピスト向け特別セミナーを受講してから、”Ｒｏｎ　Ｇｕｂａ氏”のいう、「ありふれた精油神話」に惑わされてきたのだろうか・・・精油について、本当のことを知りたいと思うようになりました。それに、オーストラリアでは、アロマセラピストが国家資格になったとか精油は、オーストラリア政府機関保健省薬品医薬品行政局（ＴＧＡ）の認定を受けているとか。オーストラリアは精油が採れるし、自然療法を国が受け入れている姿勢がうかがえますね。東京でのセミナーでは、オーストラリアに留学してアロマの勉強をされた方も来られていて現地でのアロマについて、少し教えてもらいましたが精油を簡単に購入することができ、ちょっと喉が痛いときはティートリーでうがいをしたり病院へ行く前に精油でフォローしておくとか精油を飲用するための分散剤（大豆レシチンから作られた）を使ってジュースに混ぜて飲んだりしているそうです。オーストラリアにホームステイしていた知人もコテージのようなホテルの部屋を清掃した時ユーカリやティートリーでモップを掛けたり、拭き上げたと言ってました。精油を家庭でのケアとしてまたは抗菌作用を生かして、活用している様子をうかがい知り、嬉しく思います。オーストラリア　ＴＧＡ認定の、”Ｒｏｎ　Ｇｕｂａ氏”　の精油詳しくは　エッセンシャル・セラピューテック社　の説明をご覧くださいね。日本では珍しい　Ｃｏ２抽出の精油もあって、その香りの違いも楽しいですがジャーマン・カモミールＣｏ２エキストラクト（二酸化炭素抽出）には、カマズレンよりも１０倍強力な抗炎症作用を持つという　Matricin　が含まれていていて、皮膚疾患に効果的と講演されたので再発を繰り返す複雑な皮膚疾患の方に、許可をもらって使ってみましたが、結構改善してきているので、効果を実感しています。メディカルで活用するには、症例をもっともっと集めて情報交換して、アロマの本物の効力を広めていく必要がありますね。一介のセラピストとしては、症例を集めるといっても難しい現状ですが・・・・・

  2007年05月16日

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• 今朝の締め切り。

  今朝は、今週末の２０日　日曜日に京都で開催される『アロマセラピー学会関西地方会』　の発表データの締切日でした。いつもギリギリまで粘って手を加えます。もうこれでＯＫ！　・・・と思っていながらも、パワーポイントの微調整と考察、まとめなどを考えていたら既に朝の４時を回り・・・・外は　白い光に包まれて段々明るくなり始めていました。やばっ！　徹夜してしまう！！　　　日中に、イメージトレーニングで、何度か瞑想状態でリラックスしたせいか全然眠くならずに集中して作業を進められました。これで完成♪もう完璧☆スライドはきれいに仕上がりましたけど、実際に発表するにはまだまだ検討課題があります。一番の問題点は緊張して、思っていた事を言えなくなってしまうということ。今回の発表。我ながら興味深い結果なんで、この感動をうまく伝えたいなと思っているのですが・・・高血圧の方への禁忌の精油ってありましたよね？アロマの本によって、違う精油の名前が上がっているのですがそれでも、「ペパーミント」と「ローズマリー・カンファー」は、高血圧の方に禁忌となっていることが多いです。しかし、本年２月。オーストラリア・メディカル・アロマセラピー協会会長Ron Guba氏”が「血圧に影響を与える精油はない」この神話を指示する証拠は、精油の歴史的な使用においても一切存在しない。この神話がいつから伝えられ始めたのかを究明することさえ難しい。と「ありふれた精油神話」と評しお話されたのを聴き、これまで学んできたことは何なのかとショックを受けたことから、実際に血圧への影響について調べたいと思うようになりました。アロマセラピーを受けに来てくれているクライアント様に対して、１分間の吸入で血圧が上昇するのかどうかを調べたのですが結果は、Ron氏の言うとおり、血圧を顕著に上昇させないのかもしれないと思うようになりました。これまで学んできたことを、自分達の手で検証し再点検する必要があるのかもしれません。皆さんのスクールでは、どうでしたか？Ron氏は、他にも「ありふれた精油神話」についてお話されています。●腎臓や肝臓、中枢神経系に害を及ぼす精油はない。　通常のトリートメントで使用する容量では害はないし、ジュニパーは腎臓を刺激しない。●妊娠に悪影響をもたらしたり、流産を引き起こしたり、先天性欠陥症を招く精油はない。一般的に使用されている容量では悪影響はない。妊娠中のホルモン状態では、性腺刺激ホルモンの生成を刺激するといわれている精油（クラリセージなど）の影響は受けない。これらの内容が書籍になるということもうかがっていますので新たな精油の真実（化学）を目にする日も近いかもしれませんね。

  2007年05月14日

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• アロマの種。

  最近は、訪問看護を受けている方が　アロマオイルでのトリートメントを受けているのをご覧になった御家族から　アロマの相談などのお電話を頂くことが多くなりました。　　妹がリウマチで辛そうなんですけど、どんなオイルが良いですか？お世話になっているヘルパーさんも、眠れないとおっしゃっているので何かお勧めしてあげたいんですけど・・・うちの小学生の孫が、寝つきが悪くて困っているのですが、寝る前にマッサージしてあげると良いですかね？アロマを受けると、周りの人のことにまで気を配り、優しい気持ちで何かしてあげたいと思われるのですね。介護を受けている方が、ご自宅でアロマのトリートメントを受けて体調が良くなったり、改善したり、良い変化があるからこそ『誰かに何かをしてあげたい』そんな時に、アロマセラピーで何か出来るのではないかと心に描いてもらえるのですね。アロマの種が広がっているのを実感します。これまでは、痛みなどの症状に対して効果的なアロマケアを、質問されることが多かったのですが・・・最近は、心がリラックスするようなとか気持ちが強くなれるようなうつ的な気持ちが晴れて、元気になれるようなオイルはありますか？という心理面へのサポートを期待する声が多くなりました。今日の、訪問看護ステーションからのアロマオイルの依頼ファックスにも肺気腫で労作時の呼吸苦があり、意欲が上がらない人にはどうしたら良いか？廃用性症候群で骨粗しょう症、全然意欲が無い方へのオイルは？肝不全で、全身掻痒感あり、浮腫もある人へは？難しい注文ですが、患者様のご様子に思いを馳せながら、日々を過ごしやすくするためには、どんな作用があると良いのかなと具体的にイメージを膨らませて考えています。

  2007年05月11日

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• くさいちご

  京都の産婦人科外来棟での『あろま』では　２名の予約があった。大きな手術後、疲れやすく　浮腫みやすいというので２週間おきに定期的に予約を入れて下さっている方。ゴールデンウィークの過ごし方をお尋ねすると家族は、釣りに行ったけど、私はお留守番釣って帰った魚を料理するのが、大変だったけど　美味しかったよと誇らしげな笑顔。お庭に出来た　”くさいちご”の手作りジャムを　私たちにと持って来て下さった。”くさいちご”　　小さくて　濃い赤で　実のしまった　可愛いいちごを口に入れるとほのかに優しい酸味と甘みが広がる。普通のイチゴにはない、ナチュラルさが　驚きだった。こうやって、辛い病状でも、お庭の草花やハーブや、小さな実をつける植物から癒されてこられたのかもしれないな～と　その方の私生活を垣間見る。お庭のハーブたちを料理に使っているとおしゃってたな～。ハーブを奏でる一陣の風。　そこに立つ女主人は、不安と恐怖で身の縮む想いだったがふっと　ハーブの爽やかな香りを含んだ風にココロを止め大きくため息をついた後に、胸一杯に香りを鼻から吸い込むとその両頬はゆっくり緩み、眉間のしわも広がっていく。いつしか笑顔を取り戻し、足先や手の指先にも酸素をたくさん含んだ血液が流れ全身に力がみなぎっていくように感じ「明日はきっと　良い日」　と思えるのだ。自然の大いなる癒しのシステムに感動をもらったような気がしました。

  2007年05月10日

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• アロマセラピストのナース求む！！

  　　　お世話になっているアロマセラピー学会役員の先生から　　アロマの出来るナースを紹介して欲しいと依頼がありました。　　大阪市内で　６月開院予定のクリニックです。今日は、ご紹介したい仲間のアロマセラピスト・ナース２人と　私で　面接に伺いました。まだ建設中のオフイス街の中にあるクリニックです。まだ院長先生の許可をもらってないので、どんなクリニックかはまた今度ご紹介することにして・・・『アロマの癒しをリラックスやストレスケアに活用したい。より安全で効果的な　ナースによるアロマセラピーが受けられる場所を提供したい。』そんな若きドクターの熱い想いに、応えられるようになりたいと真剣に思いました。しかし、私は今の現場で精一杯ですので、後輩セラピスト・ナースをご紹介させて頂いたのですが医療の中でのホリスティックなケアを広めるためなら、いつでも、馳せ参じる所存です。フットワークが軽いのが、私の良さですから。また、いよいよこのような求人が登場してきたのだと、医療が少しずつ変化しているのを実感しました。アロマセラピストでナースであることは、ホスピタリティの精神も充分養われていておまけにカウンセリングマインドも備えています。ただのナースではないですよね・・・この若き院長は、効果的な統合医療を目指しておられ、スタッフがそれぞれの特技を生かし、ただこなすだけではない充実した職場環境にしたいと話してくれました。スタッフも、生き生きと働けることが、院内のイメージアップにつながります。これまでは、個人医院といえば、院長のカラーに染まらないと　やっていけない面もありましたがこれからの医療環境も変わりつつありますね。なんだか、こんな素敵な報告が出来て嬉しいです。　

  2007年04月26日

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  乳がん患者会でのアロマ講座

  不安と緊張と、言い知れぬ怖さの中、自分に与えられた時間を精一杯やり遂げたことに　感謝します。今日は、『乳がんの患者会』さんへのアロマの講座をさせてもらいました。ずーーと長い時間、無意識にこの日が来ることを避けてきましたような気がします。迷って、迷って。。。。。。今回は、かなり苦しみました。未熟ながらも・・・　やっぱり　終わった後の開放感と達成感といったら・・・ひと皮むけて、ひと回り大きくなったような実感です。参加者のために準備した2種類のブレンドオイルは　100個完売でした。・・・後で主催者にお聴きすると、足りなかったとか・・・ということは、参加者は100名以上おられたのかもしれません。大学病院の医師や、看護師さんたちも参加してくれていて大きな講堂で、上から見下ろされる感覚。熱心というより、真剣な表情で来られている患者会の方々。この緊張感・・・押しつぶされそう・・・先に、『リズム徳島クリニック』　　に２週間研修に行かれた医師からの報告とリンパ浮腫についての説明がありました。この『リズム徳島クリニック』　は、リンパ浮腫の患者様が　１ヶ月入院してセルフケアを覚えるまで指導するという　ちょっと珍しいクリニックです。最初の１～２週間は　理学療法士による、リンパドレナージュを毎日行い治療の基本的な内容を理解できるようにして２週間目からは、バンテージの巻き方や、弾性ストッキングのはき方などの自分でセルフケアを実践しながら覚えていくという予定なんだそうです。こうして、毎日実践できるまでセルフケアの方法を指導し患者様が自分で出来るようになったら退院するというシステムだそうです。リンパ浮腫は糖尿病のように　一生つき合わないといけないからそのためにも、リンパ浮腫についてのメカニズムなどの理解と、弾性包帯の巻き方など　自分で出来るようにしておくことが必要になります。この大学病院では、『リンパ浮腫外来』を立ち上げる予定で動いているそうです。心強い先生のお話の後は、私の番でしたが、私の拙い説明は、まだまだでしたが、足りない分は仲間のセラピストによる　ハンドマッサージ体験で充分補ってもらいました。アロマによるハンドマッサージでは、みなさんご自分の体験を話されます。セラピストとのわずかな時間の会話を楽しみ、そして　「こんな気持ちいいの初めて・・」　ともらされます。乳がん患者会の皆さんの、真剣な質問の数々から手術後の不安や、生活のしんどさ、分かってもらえない辛さを垣間見ました。浮腫んだ腕で、家事をこなし、仕事も続けておられる。ガンの再発の恐怖や、浮腫んだ腕や足などが人目に触れることへの抵抗もありどこに行っても人によって言うことが違うという不満な気持ちも伺いました。リンパ浮腫は治らないといわれて、適切なケアをされないで来られた方も多くおられます。徳島で浮腫のケアをされている先生も、厚労省の方にリンパドレナージュやバンテージの指導など浮腫のケアが保険適応になるようにと声を挙げているのですが「まだまだ治療の確証がない。　うまくいっているのは先生のところや一部だけでしょう」　なんて言われてしまうそうです。リンパ浮腫外来も、早く認められて普及するようにならないといけませんね。

  2007年04月21日

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• 高いハードル♪

  私がアロマセラピーのスクールを卒業した時協会認定の資格を取るために、医療施設での研修をしなくてはならなかったのですがなかなか研修を受けいれてくれる病院はありませんでした。まずは、自分が勤務する産婦人科で院長にお願いして、案内などを作成して始めましたがどうしても産婦人科以外でもしたいな～と思っていました。その頃、アロマセラピー学会での講座などでお目にかかっていた『春田クリニック』の春田先生は、学会認定医で、お話すると研修を喜んで受け入れてくれ週に１度、午後のクリニックの診察の無い時間に、アロマを予約制で開始しました。最初は試行錯誤で、いろんな失敗もあり、貴重な経験をさせてもらいました。相手は人ですから、教科書通りにはいきません。自分の勤務もあるし、その中を縫って仲間とうまく調整して、予約システムを創り材料費の捻出など折り合いをつけないといけません。夜勤明けで、ほんの1時間だけ寝てから、『春田クリニック』に出かけようと思っていたらそのまま寝過ごしてしまい、せっかく予約して頂いていた方をすっぽかした事もありました。・・・・ありえない！　とっても大きな失敗です。こんなやってはいけない、最低の失敗をしてしまい、それが戒めのように強く心に残っています。まずはセラピストの健康管理、自己管理が一番大切で必須課題です。失敗や実際の運営から学ぶことも多かったですが・・・浮腫の研究にも参加させてもらいました。春田先生は年に一度は研究をしないと、発展がないとおっしゃり・・・・元々表に出るのが苦手な私には、学会発表は、とっても厳しいハードルでしたが、クリニックでアロマをさせてもらっているからには、やらなければならないと頑張りました。ドキドキし手は震えて、緊張で声がかすれながら・・・初めてのアロマセラピー学会での拙い発表が終わった時には、「これで学会デビューですね。良かったですよ。」とねぎらってくれました。アロマセラピーを医療で広めたいと思ったからには、研究や症例を重ねてアロマの良さを、現場の患者様の声を発表していくのも必要ですね。志しを得たおかげで、私も苦手としていた高いハードルが目の前に与えられました。今も、京都の小さなクリニックの現場で研究をしています。5月20日（日）　13時半～　　京都府立医大図書館合同講義棟にて『アロマセラピー学会関西地方会』　が開催されます。そこで、高血圧に禁忌とされていた精油が、血圧に影響を与えているのか実際に吸入して血圧を測定しました。100例の症例が集まりましたので、発表したいと思います。そして、初めて統計というものにも取り組んでみました。簡単な統計という本や、ネットで調べてみても、友人に教えてもらっても頭がついていかなかったのですが・・・やっと少し　分かりかけてきました。今でも苦手な発表ですが、取り組むことで克服のチャンスがあるのですね。そうやって、１つ１つ・・・段々高くなっていくハードルを、ヨォーーシ♪とちょっと身をかがめて　助走をつけてから高く飛んでいきたいなと思っています。実は、今からドキドキ、研究のことを考えると緊張するのですが・・・もし医療の中でのアロマセラピーにご興味がある方がおられたらこの学会にもご参加下さいね。

  2007年04月13日

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• 予定変更と新しい精油

  今日は、訪問アロマの予定だったのですが、今朝・・・昨夜から熱が出たので中止にして下さいとメールがあり急きょ、予定を変更することにしました。京都の診療所でのアロマの現場では、学会発表に向けて研究をしています。その内容を検討していて、アドバイスをもらいたいとクリニックでアロマセラピーを取り入れておられる先生の所に伺いました。もっと早くに・・・研究を始める前に、ご意見を伺っておけば良かったと反省しきりです。研究結果は、もう少し形にしてからお知らせしますね。発表までは、胃のキリキリする思いです。きっと発表の前は、また逃げ出したくなる思いに駆られるのですよね～でも、また・・・性懲りもなくやってしまいます。これは習性でしょうか～　　　自分の身の丈以上のものに取り組んでしまう・・・・人生は修行の場と想ってからでしょうか。もっと楽な生き方を選べば良かったな～。看護師として病院に勤務していたら、明日への課題や、自分でお給料分を稼ぐ苦労も知らず、それなりに決まったお給料を頂いて、休みの日の過ごし方を楽しむだけの人生だったかもしれません。なのに、毎日アロマ漬け。次の日のアロマの事しか考えてないようです。研究への失敗課題を見つめながら、ちょっと落ち込んで　また次の場所へ。あのオーストラリアの第一人者の「ロン・グーバー氏の精油」『エッセンシャル・セラピューテック社』　　の代理店が神戸にあるのです。早速、輸入販売元の女性社長さんに会いに伺ったら、話が楽しくって　２時間半も長居してしまいました。ロンさんのこだわりが伝わってきます。その人柄も・・・・ロンさんの精油も購入。ジェルや、様々なキャリアオイルをブレンドした使いやすい柔らかいクリームや天然の乳化剤や、飲用も出来る分散剤など基材が豊富なので購入しました。実はシャンプーやリンスの基材もあるそうです、もちろん合成海面活性剤を使用しない天然のものだそうです。天然の乳化剤があれば、精油を分散させて混ぜることが出来るので、アロマの活用範囲が広がります。そして、新しい抽出法。熱を加えない二酸化酸素抽出法で取られた精油も購入しました。先日のロン氏のセミナーでも話されていたメディカルでの活用頻度の高い、ジンジャーのＣｏ２抽出と　ジャーマン・カモミールのＣｏ２抽出です。ジャーマン・カモミールには、青色の元、カマズレンが高い抗炎症作用があると言われていますがＣｏ２抽出は青い色をしていないそうです。カマズレンの１０倍も抗炎症作用の優れた、前駆体のマトリシンという成分が含まれているそうです。ジンジャーのＣｏ２抽出には、水蒸気蒸留法には含まれない、ジンゲロールが２０％　ショーガオールが４％　含まれています。これらは、生姜の根茎の含有成分で加温作用があります。香りはさわやかで、生のしょうがをすった感じで吐き気や、乗り物酔い。筋肉痛。こむら返りなどに効果的です。アロマの可能性と共に、効果的な精油の登場には大歓迎です。新しい精油、試してみるのが楽しみです。

  2007年04月10日

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  ヤマツツジ

  京都でのアロマセラピーの日診療所内には、いつも患者さまである　木こりさんが北山から持って来られたお花が飾ってあります。今日は、ヤマツツジ・・・・診療所内の待合室の空気を、ハッと息を飲むほどにクリアに変えてくれています。華やかでありながら、野生の中の美を感じる　ヤマツツジそして今日は　リトセア　の香りをディフューザーで流しました。リトセアはクスノキ科の植物で　レモンの葉のような香りがしています。採油率が低く高価なレモンバームに構成成分が似ていて　リラックス作用が強い精油です。中華料理の香り付けに使うメイチャンとも呼ばれています。この診療所でのアロマセラピーを始めたのは、2003年の5月のことでした。なので、もう丸４年もお世話になっています。これまでトラブル無く、楽しくやってこれたのはなるべく薬に頼らない治療を目指しておられる所長の女医さんを始め、大きな体に人情肌の事務長さんスタッフの皆さんが、アロマセラピーのような補完・代替療法を温かく受け入れてくれているからです。本当に、在り難いことです。母体の病院や、系列の訪問看護ステーションのナースや師長さん達も、勤務帰りにアロマを受けに来られます。病院側のスタッフの理解があるからこそ続けられる医療機関でのアロマセラピー日々、スタッフの皆様に感謝しています。これからも、患者様に喜ばれるアロマを目指して、医療の中での新しい方法を模索しながらアロマセラピーの可能性を広めたいと思っています。スタッフに

  2007年04月09日

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• 乳がん患者会でのアロマセルフケア

  3月末に原稿の締め切りがあって、それが終わったらちょっとホッと出きるかな～と思っていたのですが・・・・次には、乳がん患者会さんからの依頼でアロマを使ったセルフケアのお話をすることになりました。その準備で休みは返上です桜も優しいエネルギーにも、今年は横目でやり過ごして、ちょっと寂しいですが次々にやることが出てくるのも、次のステップへの道のりと心して気を引き締めながら、やりぬいて行くだけです。先日、浮腫の学集会に参加したところなのですが私には少し迷いがあって・・・・リンパ浮腫には、オイルを用いないリンパドレナージュの方が良いのではないかなと。私がお伝えできるのは、アロマオイルを使った癒しの香りの心地よいマッサージもちろん精油の薬理作用も浮腫改善には効果を発揮するだろうし香りのリラックスやリフレッシュ作用もある。アロマを使ったセルフケアは、リラックスして心が落ち着くなど心理面にも働きかけてきっと喜んでもらえる筈。でも、やはり重度のリンパ浮腫の方には、治療を優先して、ドライハンドの手技「リンパドレナージュ」を受けてもらうようにお話しよう。患者会の皆さんが望まれているのは、どういう内容かな～簡単で日常生活が少しでも楽になるような、役に立てるような・・・私が普段している、アロマの基礎などのセミナーではなくて、どうしたら良いのだろう・・・と、このところ頭を抱えています。不安な心理をサポートするような、精油の香りと心地よい手技。ご家庭で、実際に使えるような　プリント作りにも力を注いでいます。ストレスケアに役立つ香りを紹介しますね。患者会の皆さんに、セラピストによるアロマのハンドマッサージも体験して頂きたいな～。優しく触れられる心地よさを　実感してもらいたいと思っています。

  2007年04月07日

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• 看護師が用いるアロマセラピー

  ２月末に締め切りだった原稿が、アロマセラピーの専門雑誌に掲載されました。昨日実物の本が手元に届き、パラパラッとめくると・・・・そこにはぎこちなく笑う自分の写真があり・・・心臓がドキドキしました。『ターミナルケアとアロマセラピー』という特集号です。こんな機会を与えてくれたことには、大きな感謝を持っていますがまだまだ・・・自分に足りない部分が明確になってきて自己嫌悪に似た感情と、落ち込みがあります。これまでアロマの情報源として、信頼をおいていた雑誌に、まさか自分が記事を書くことになろうとは驚きと共に、少しは成長できて、少しでも還元できる役割を担えるようになったのかなと、ホッと安堵する気持ちもあるのですがやはり何か足りません。何が足りないのだろう・・・何が違うのだろう・・・・看護雑誌への記事の締め切りはあと２日。最終の追い込みです。いろんな逃避行動を起こし、とうとう頭痛と咽頭痛まで・・・喉も赤いみたい。２日前から、特性ブレンドを作って試しています。喉の痛みには、なんと言っても　「アロマハニー」です。ハチミツ１０ｍｇにティートリーの精油を１０滴入れて、５％くらいのアロマハニーを作ります。それを時々なめています。マヌカハニーというハチミツがあれば、そのハチミツでも代用できます。ティートリーは美味しくはないですが、このハチミツをなめたり、ハーブティーに入れて飲んでいると喉の炎症が和らぐのを実感します。喉も潤ってきました。看護雑誌の方のタイトルは『エッセンシャルオイルの知られざるメディカル活用法』すごいタイトルでしょう？忙しい看護業務の中でも、病棟で活用できるアロマセラピーを考えました。精油も、これだけあれば出来るという５本の精油とキャリアオイルも３種類だけ紹介しました。その５つの精油を使って、さまざまな症状の緩和や、ケアが出来るように簡単に使えるように使用例を表にしてみました。心身相関関係の視点や、ホリスティックな視点で全人的なケアをすることが、自己治癒系へのスイッチが入り、治療への一助になること。精油の香りと、薬理作用と手の暖かさ（タッチケア）が三位一体の相乗効果となってハーモニーを生み出し、人を丸ごと包んで、癒しの道を歩むのだと思います。そんなアロマを使ったケアの、多様な効果を感じてもらえるようになればと書き進めたのですがどうも、違うという気持ちがありました。やっと、その部分が分かりかけてきたのですがそれは、精油の薬理作用、物理的で科学的な側面にスポットを当てすぎるともはやナースの仕事ではなく、プチドクターのようになっているのではないかということ。薬理作用＝症状の緩和や治癒が目的ですよね。症状にばかり目をやると、対症療法になってしまいます。ナースが行うアロマセラピーは、もっとナースの看護の独自性に添ったものでなくてはならないのではないか。そう叫びたい気持ちになってきました。看護理論を読み返しています。日本に”ナイチンゲール”の「看護覚え書」が導入されたのは　１９６８年と言われています。私も３１歳で看護学生だった頃。実は、この「看護覚え書」に書かれていることは、当たり前の事なのに、こんなことが本にならないと、看護に反映されないのか・・・という実感を持っていたのですが（きっと母親役割を長くしていたので、家族の看護から身についていたのだと思います。）実際の病棟での仕事からみると、窓を開け新鮮な空気を入れて換気することや保温や、自然光の大切さや、シーツを清潔に整え、患者の生命力の消耗を最小限にするように生活の環境を整えること、それが看護の役割なのだと看護観を持たないと、仕事としては成さないことを知りました。ナイチンゲール以外にも看護理論では、人間を４つの概念　『人間』　『健康』　『環境』　『看護観』　で分析しています。ぺプロウは、『看護は有意義な治療的人間関係の過程である』と患者の自然治癒力を促進しながら人間の成熟、成長を図ることが重要だと述べています。治療への方向づけから、問題解決の段階へ歩むこと。ヘンダーソンは、看護過程は１４項目の基本的ニードに添った情報と収集したデータを分析して「アセスメント」することから始まりますと述べています。看護診断看護計画の始まりですね。ロジャースは、もっとカウンセリング要素が強くなります。アセスメントの後は、看護問題を診断して、それについての目標を持つこと。患者とその目標達成のための手段を探求して目標達成を評価すること。その他にも、状況に適応できなくなったとみることやセルフケアが出来なくなった状態とみることや突然の状況にパニックになって、受け入れられない出来事で危機に陥るといったことや看護とは、人間を看るとは　どこまで深いのか・・・　と思います。アロマセラピーはナースの持てる技の１つです。決してプチドクターになってはいけません！人間を看る看護の独自性に沿った、もっとも愛のこもったケアであること。看護理論に基づいたアロマセラピーを伝えたいと、あと２日のギリギリでしっかりと思ったのでした。

  2007年03月29日

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  保健センターの雑誌から

  昨日来られた歯科衛生士さんは、別の雑誌も持ってきてくれていました。保健所や保険センターで利用している『月間　双康保険ダイジェスト』　2007年2月号各地の新聞記事を紹介しているもののようです。その中の「医療行政・一般医療ニュース」のページに『医療機関でアロマセラピー』　というページがありました。　帯広市の慶愛病院では、もう10年も前から　産科の妊婦向けサービスとして　アロマセラピーを導入。陣痛時に精油を使った腰のマッサージ出産後の足浴出産前や出産後にも　腰痛や肩こり浮腫みなどへのケアにアロママッサージをしているそうです。そして　日本アロマセラピー学会の理事をされている北海道の「ターミナル整形外科の　山崎先生」北海道地方会長の　「札幌マタニティ・ウイメンズ南一条クリニックの　八重樫先生」お二人の病院での取り組みが紹介されていました。整形外科では、骨折や関節症にラベンダーを使いマッサージすると血流が上昇し　痛みを和らげると話されています。　この雑誌をみた保健師さんが、アロマセラピーに興味を持って下さいますように～

  2007年03月24日

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• アロマの間違った使い方・・・

  　2004年の日本アロマセラピー学会誌　総会号より・・・２年半前になりますが　「日本アロマセラピー学会」　総会での発表でアロマセラピーによる重篤なアレルギー性皮膚炎を起こしてしまった２症例がありました。アロマセラピーは正しく利用すれば、西洋医学を補い　自己治癒力を向上させる癒しの手を使った　素晴らしいケアなのですが最近　ティートリーや　真正ラベンダー　以外の皮膚刺激のある精油まで原液を多量にヒーリングなどで直接塗布する使い方をして　湿疹や神経痛などの被害にあった方がおられました。精油は身体だけでなく心理面にも作用し確かに霊性（スピリチュアル）にも影響を与えるでしょうが「原液を使っても平気！　」　というのは間違っていると思っています。時には、自分の社の精油は安全だから原液を使っても大丈夫という方もおられるそうです。精油によっては成分の研究が進み、皮膚刺激がなく、安全に使えるものもありますがフェノール類・アルデヒド類・モノテルペン炭化水素類を高濃度に含む精油には　皮膚刺激があります。例えば、オレンジやレモンやグレープフルーツなど柑橘類の精油は果皮をギューと圧搾したものなので、その果物の果皮に含まれる成分と同じです。指先に傷がある時に、果物の皮をむいて　傷にしみた経験はありませんか？柑橘類は、モノテルペン炭化水素を高濃度に含むので、皮膚刺激があるのです。なので、自社の精油は安全だから　どれでも原液を触れるというのはおかしいのです。どんなに安全な精油でも　含まれる成分によっては　皮膚刺激があるので肌に塗布する時は、原液では無くキャリアオイルで適度に希釈する必要があるのです。別府市にある　呼吸器科　アレルギー科「医療法人　メディアネット　平井医院」　　平井一弘先生の症例発表です。１）　１１歳の女の子。　　　１日に５時間以上バイオリンとピアノの練習を行い音楽家を目指していた。　　　手の甲に痒みを伴う赤い湿疹ができ、母が発表会の見栄えを気にして　　　　アロマの知識のある　友人に勧められるまま　　　　　ローズマリーとティートリーの混合オイルを手の甲に塗った。　　　すぐ赤くなったが、大丈夫だろうと　その日の夜にも塗ったら、　　　翌朝には、手の甲全体から出血して　　　夕刻には表皮が剥けたそうです。近くの皮膚科に受診し　　　　アロマセラピーでの被害ということで　平井医院に紹介されたそうです。２）　７８歳の女性。不眠があったので、アロマセラピストから真正ラベンダーと　　　オレンジとイランイランの精油を勧められ芳香浴をしていた。　　　香りで良く眠れたので、数日後には　もっと効果を高めようと　　　パジャマの襟・裾・ズボンにも精油原液をふりかけて休んだ。　　　　　早朝に息苦しさを覚えて目が覚め　水を飲んで様子を見ていたが段々と呼吸困難が　　　進行してきた。　　　緊急入院となり、両腕・頚部・両下肢の浮腫が出現し　肺水腫で血尿が（＋＋＋）　　　肝機能　９８に上昇　　ＣＲＰは10.2に上昇　　　最終的に長期間入院となり、皮膚面は広範囲に剥離し、　　　　　　元に戻るのに２ヶ月もかかったそうです。　　　　　　　１）の例では、赤くなりアレルギー反応が出た時点で　オイルをふき取り　　　　無香料の石鹸で洗い流し　水をたくさん飲み排泄を促すようにします。　　　友人に勧められるまま、アロマセラピーは自然療法だから　副反応はでないと教えられ　　　　そう信じてたようですが、それまで使えていたものにも、突然アレルギー反応が　　　出ることもあります。　　２）の例では、アロマセラピストは　精油原液には直接触らず　ティッシューなどに　　　付けて吸入するように　説明したのかもしれませんが、　　　この方は使い方を勝手に変えてしまい、いい香りだと自己判断で　　　直接原液を身体に振りかけてしまいました。　　　それに注意しないといけないのは、基礎疾患です。　　　この７８歳の女性は元々Ｃ型肝炎があり、このとき肝機能も悪くなっていて　　　多量に使用した精油成分が代謝できず　このような悪化を辿ったようなのです。　こうして、この２家族の関係者は、アロマセラピーは危険な療法だと思い込み　せっかく拡大しつつある　素晴らしい全人的なケアに　水を差す結果になりかねません。　基礎疾患を確認してから、まずはアレルギーが無いかパッチテストするなど　開始前の　コンサルテーションに重点を置き、安全を確かめて使ってもらいたいです。　そして、身近な方にアロマセラピーを　お勧めしたからには、　　時折　その使用方法が変更されていないか　　適切な使用方法を続けているか　確認していくことが大切だと思います。　　　　植物に秘めれらたエネルギーを　大切に継承していきたいですね。

  2007年03月20日

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• 背中の羽と共に・・・☆

  今日も　アロマセラピスト・ナースの背中にすてきな　羽が生えるのが　見えるようでした・・・・・看護師になって４年　勤務して　アロマセラピーや　リフレクソロジーなどの　代替療法を在宅医療や　ホスピスに　取り入れられることを夢見て　スタートされた方が　私のところに見学に来られました。輝く頬で　キラキラと澄んだ瞳で　可愛い看護師さんは「アロマを学びたいのです」　・・・・と　　さっそく　京都の「女性の健康センター」での　1日を　見学してもらった。実際にアロマのトリートメントを受けてもらってクライアントさんの許可をもらい　アロマトリートメントを見学してもらう1日の施術の流れを体感してもらった。その上で、今の持てる力で何ができるかを考えてもらいたい。必要なことは何なのかと。　終わってから「アロマをもっと学ぶから、月に1回でも　2回でも　お手伝いさせて欲しい」　といわれた。心の中で、思い描いていた夢と　　今日の患者さんたちの笑顔とが重なりましたか？学ぶスペースは　私が創るから、　多くの出会いから必要なものを手に入れて欲しいのです。アロマセラピスト・ナースの誕生を見守っていきたいのです。彼女の背中の羽が大きく　しなやかに羽ばたきますように！！

  2007年03月19日

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• ホスピスでのやりとり・・・

  ホスピスに入院されている患者さまのお付き添いの家族の方から・・・「夜になると、アイスクリームやシャーベッドが食べたいというから起こされて・・・昼も夜もないからね・・・仕方ないものね・・・こんな過ごし方をしているから、来てくれるのが待ち遠しかったわ病院の中で、こんな気持ちの良いアロママッサージを受けられるなんて・・・」　「来週も、まだ居たらお願いするわね」「・・・でも、もう来週は居ないかもしれないわね」　　　　　私は、そっと寄り添って背中を撫でる。　　　　　ご縁がありましたら、また来週お会いしましょうね。　　　　　ゆっくり畳のお部屋で休んでもらって、アロマを受けてもらいますからね。　　　　　大丈夫ですよ。ホスピスでは、一期一会を実感する。介護休暇を取られていた娘さんとは仕事が似ていて、アロマも活用されていたというので病院でのアロマの活用方法を教えてもらった。肌のふれあいを通して、ココロや思いを共感するのは　いつもの事だかこの方とのふれあいは、励まされる出会いだった。来週は祭日だったので、休みにしようかと思ったけど・・・やはりホスピスに伺うことにしますね。

  2007年03月15日

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• ダイエットに金木犀の香り

  夕方のニュースで放送されました！ダイエットにまつわる香りの効果です～　大阪大学　山本隆教授の研究で脳の視床下部は食欲をコントロールしているのですが”オレキシン”という物質が増えると食欲が増すが金木犀の香りを嗅ぐと、オレキシンが分泌されないのだそうです。つまり　食欲を金木犀の香りでコントロールできる！！画期的な発想だと　山本教授は話しておられました。この研究カネボウも関わっているらしくこれから金木犀の香りを使った商品開発が進むそうです。あの金木犀の、甘くふくよかな香りが　以外に食欲を減少させるとは・・・・実は、金木犀の花の精油　持ってたんです～　希少精油を扱っている　『フィトアロマ研究所ショップ』　世界中から珍しい精油をそろえておられますよ～　香水創りに発揮しそうな　”玉欄”（ホワイトチャンバカ）”スパイクナード”（ナルドの香油=キリストの足にマグダラのマリアが塗ったと逸話が残っている）”ピンクロータス”（泥の中で美しい花を咲かせる、浄化作用の強い花かな）”焙煎コーヒー”　というものまで・・・普段のアロマトリートメントには使わないけど、時には、珍しい精油も試してみたくなるしとっておきの時には、役立ちますので　購入してみました。食事の前に”金木犀の香り”　で食欲が減るかは　お楽しみにですね・・・・そういえば、3年くらい前には同じ大阪大学でグレープフルーツの香りでやせられると　新聞記事がありましたね。以下が新聞記事の内容です。“香り”グレープフルーツでやせられる　大阪大教授ら毎日新聞社　09月04日　グレープフルーツの香りをかぐと交感神経が活発に働き、体内脂肪の分解が進んでやせられて、ラベンダーの香りだと逆に副交感神経の働きを促して体重を増加させる作用があることが、大阪大蛋白（たんぱく）質研究所長の永井克也教授（生化学）と新島旭・新潟大名誉教授（生理学）らのラットを使った研究で分かった。グレープフルーツの香りなどを使った「やせる化粧品」が人気だが、効果が科学的に初めて裏付けられた。香りを使いわけることで、健康管理に応用することもできそうだという。交感神経は意思とは関係なく働き、脂肪を分解して活動のためのエネルギーを供給。さらに、血圧や血糖値を上げ、胃腸の働きを抑えるなどして体を活動に適した状態にする。副交感神経は逆に脂肪の分解を抑え、胃腸の働きを促し、血圧を下げる。永井教授らは、ラットの腹部の交感神経に電極をつけ、脳から伝わる信号の変化を調べた。グレープフルーツの香りを10分間かがせると、すぐに神経活動が増加し始め、１時間後には信号が２倍以上に増えた。また、ラット５匹に週３回、グレープフルーツの香りをかがせる実験も行った。成長に伴い、平均約250ｇだった体重が６週間後には約400ｇになったが、香りをかがせなかったラット５匹と比べ約20ｇ軽かった。食事量が約7割に減り、食欲を減らす効果も判明した。一方、ラベンダーの香りをかがせたラット5匹の体重は平均で約20ｇ重くなった。　永井教授は「私自身アロマセラピーの効果を信じていなかったので実験結果には驚いた。肥満解消にはグレープフルーツ、体重を増やして体力回復を目指す人にはラベンダーの香り、などと応用できるのではないか」と話している。・・・この記事のせいで、クライアントさんから「ラベンダーの香りで太るんですか？！」と聴かれて　困ってしまったものでした・・・　

  2007年03月13日

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• 高校生へのアロマ

  　今日は、私立高校　看護系進学コースでのアロマセラピーの日でした。　２年生　30名　　1年生　45名　春に会ったときは　落ち着きのなかった1年生も、　　今では、すっと出席番号順に着席してくれて、挨拶も慣れた感じです。　医療での活用例　や　アロマセラピーで痛みの取れる仕組みをあげて　ホスピスに入院されている患者さまの症例をお話しました。　　　　アロマセラピーで痛みの取れる仕組みとしては・・・　　　１．抗炎症作用（局所の炎症を抑える）、局所麻酔作用（痛みの発生を抑える）のある　　　　　精油の薬理作用。　　２．血管拡張作用・血流促進作用の精油で血流が盛んになり、発痛物質のヒスタミンやア　　　　　セチルコリン、アドレナリンなど排泄を促す。　　３．アロママッサージでリラックスすると、脳内モルヒネ（エンケファリン・βエンドル　　　　　フィンなど）の放出を促すので痛みを感じにくくする。 　　４．マッサージを心地よく感じると脳内の神経伝達物質「セロトニン神経回路」で、脊髄　　　　神経後根からの痛みの信号が脳に伝わりにくくなる。（ゲートコントロール）　　５．マッサージは皮膚を通して筋肉に働き、筋肉の緊張を緩める（抗けいれん作用）、そ　　　　の上局所循環が促進され、リンパの流れも改善する。　　６．良い香りは、心理面にも緊張をとりリラックス作用がある。　・・・・・などを挙げました。　それから　ホスピスでの緩和ケアについて　　心と体がつながっていて、相関関係にあることと　痛みには肉体の痛みだけでなく、心の痛みや、スピリチュアルペインがあることを知ってもらい　心のケアの重要性をお話しました。　　　終わってから、担任の先生からも、実際にホスピスに入院されている患者様の話では、　生徒達が真剣に興味を持って聴いていた。　ホスピスや緩和ケアについては、自分たちも知らなかったので勉強になった。　看護師を目指す生徒にとっては、看護観の芽生えになっただろうと言ってもらえました。　　良かったです。　アロマ心のあるナースが増えていきますように～♪

  2007年03月09日

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