移動は辛いけど・・・
本日は、2箇所移動でした。午前中は、フラワーセラピストさんへのアロマ講座2回目。午後からは、緩和ケア病棟でのアロマの予約が2名。講座の時は、精油の木箱をはじめ、資料やテキスト、実習物品や電気式のディュフューザー(芳香拡散機) などを持って歩くしアロマトリートメントもするにしても、着替えやタオルやキャリアオイルや精油を持って行くので、大きな荷物を抱えての移動でした。きっと、大抵のアロマセラピストさんは、この大荷物での移動を体験されている事でしょう。アロマセラピストの宿命ともいえます。 私も、左肩に荷物を抱える習慣があるので、随分左肩が盛り上がっています。この間、仲間のセラピストにアロマトリートメントをしてもらったら・・・・「左肩甲骨内側が盛り上がっていて、脊椎が左に傾斜しているよ~」・・・と言われました・・・セラピスト自身が、自分の身体をきれいにしておかないといけませんね。来年の課題にします!! 緩和ケア病棟では、本日3回目の方と2回目の方。4人部屋のお隣同士の女性です。3回目の78歳の女性は、若い頃よりよく鍼をしていたらしく、病気になってからは、自宅にまで呼んでいたそうです。しかし、食事がまともに摂れなくなり、やせ細った身体に、鍼を打つ鍼灸士さんも「もう、この痩せた体には難しいわ・・・細~い鍼を持ってきたけど・・・」 と言われたそうでこのホスピスに入院してから、ここで看護師さんから アロマがあると聴いて本当に良かったので、もっと早くから知っていたら、たくさんしてもらえたのに・・・・と話してくれました。先週も腹水を抜いたのですが、明日も抜く予定だとか。トリートメント中、私の耳に口を近づけて「薬をもらうより、腹水を抜いてもらうより、こうしてもらうのが一番ええわ~」 「足の裏の痺れもなくなったし、体が痒い事もなくなったし・・・本当に早くからしていたら・・・」こう言ってもらえるのも、病院に入院しているという安心感や、病態が落ち着いているからなのですが・・・・「30日に一時外出して家に帰るから、来週また来てもらえるかな?」もちろん! もちろん! 来ますよ!!あなたが少しでも楽に過ごせるように、お手伝いをしますから・・・他の方のベッドサイドに行ってから、ご挨拶に戻ると、テレビを見ていて「昨日から私より若い人たちが亡くなっていくな~」 と寂しそう。「若い人は、今度生まれ変わったら、まただんなさんと一緒になりたいとかいうけど・・・」私が、生まれ変わったらどうなりたいですか? とお聴きするといろんな夢を話してくれました。 今世でやり残したことを・・・そうなると良いですね。きっと、そうなりますよ、と笑顔で手を取りあっていました。来週、また話の続きをしましょうね。