ようこそ我が家へ!ソフロロジーで超安産♪~後編~
(続き)いよいよお産も佳境に入った。もう自分だけで呼吸を整えるのは、かなり難しい。私はLDR室に入って初めて、ナースコールを押した。「どうされましたか!?」先生が慌てて駆けつけて来る。私の呼吸が乱れてきているのを見て、「はい!フーーツ」とリードしてくれる。私もここで取り乱してはいけないと思い、目を開いて先生の顔、声を聞きつける。そして、フーーツ。又、フーーツ。も一度フーーツ。陣痛の波が遠のくのを感じた。子宮口は7~8センチ開いているとゆう。「もうそこまで来たか」とゆう思いと「まだそこまでか」とゆう気持ちが複雑に絡み合う。我が旦那は立会いが二度目とあって妙に落ち着いている。そう、前回は旦那の膝の上で長女(1歳7ヶ月)を出産したもんなぁ・・懐かしく思っているその内に、又陣痛の波がやって来る。・・そして、どれくらい経っただろうか・・又も懐かしい、あの、例の「いきみ感」が下半身を襲ってきた。思わず私も「う~~んっ」といきんでしまう。そう、意識とはうらはらに体が勝手に・・。しかしすかさず先生の激が飛ぶ。「リラックスね!はい、フーツフーツ。短めに!」内心私は「わかっとるわ~!でも体が動くねん~」と思いながらも先生を凝視する。そして、フーツフーツ。何度かフーツフーツ。きっとこの時間は短かったように思う。すると先生から眩いお言葉が・・「子宮口いよいよ全開!分娩体制入ります!」やっったぁ~~!もうゴールはすぐそこなんだ!俄然やる気も湧いてくる。我がばぁばと長女も急いで別室から戻ってきた。「赤ちゃんの頭、見えてきましたよ!」先生が鏡を使って私に見せてくれた。旦那もばぁばも長女も「本当だ~」と感動している。私は前回いきみまくってしまい、長女が大変なストレスを受けながら産まれてきたことも思い出していた。「今度こそは安らかに産むぞ!自らの意思で出てこようとしてくれてるこのベビーの為に!」何度も自分に言い聞かせ、先生を信じ、吐く呼吸法を続けて言った。・・すると・・「頭が出てきました!もう次は肩です!」一瞬熱いモノを感じた、がすぐソレがベビーの頭だったと気づく。・・そして・・「スルスル~ツ!」下腹部全体に感じていた重みが、見事に気持ち良く抜けていったのだった!「スポンッ」といっても良い位なほど、爽快な瞬間だった。「産まれましたよ!元気な妹ちゃんです!!」・・お、終わった!・・やった~~!と一息つく間もなく、長女が大きく泣き始めた。妹誕生の瞬間を目の当たりにして、かなりビックリしてしまったよう。ばぁばも旦那も目が潤んでいる。そして新しい仲間、妹ベビーも一番に大泣きしている。その、産まれたばかりの小さな我が子を胸に抱き、ほっと安堵のひとときを味わった。・・暖かい・・もぞもぞと私の胸の上で動き、泣き、ねんねする。ほのかに懐かしい羊水じみたベビーの匂いがする。「やっと、逢えたんだ。無事来てくれてありがとう・・!」声には出さないが、心でそう唱えながら私は最っ高に幸せな眠りについたのだった。・・11月12日(日)午前7時23分、3106gの次女誕生!・・本当にありがとう。ギリギリの中、自らの意思で破水・陣痛を起こし、自らの力でこの世に出てきてくれて・・私達家族の元に来てくれてありがとう。まだまだ新米二児の母だけど、頑張るぞ。どうかどうか、ただ健やかに今日も明日も一緒に成長しようね。これからもどうぞよろしくね!・・from 花丸一家一同・・