終活のひとつは、写真の処分。棄てられないのが一枚!
少しずつ、終活をしている。最近の終活は、分厚い写真のアルバム。昔流行った、コーナーの要らないアルバムだ。今の子に、コーナーと言っても分からないだろう・・・昔は、アルバムに写真を貼るのに、写真の四隅に糊の付いた押さえ紙を使ったのだ。と・・・こんな説明ではわからないだろうが・・・で、分厚いアルバムの原因は、コーナー不要のアルバム。粘着性のある台紙に写真を載せ、その上から、透明のプラスチックシートを被せるため、結果的に分厚いものになったのだ。で、その後が、カラープリントの出始めで、色褪せているものが大半で、保存しておく価値はゼロ・・・イヤイヤ・・・死んだ親父の写真を嬉しく見直す(私の)子供達ではない。そういう私も、亡父のアルバムの“社員旅行”などは、ワケが分からず、処分した身だ。子供達にアルバムの処分をさせるのは勝手すぎる親の勝手だから、アルバムの処分を始めた。アルバムから写真を剥がし・・・写真を引き裂いてゴミ袋に・・・これを何回もくり返した。そんな中、親父と、イギリスのグリニッジ天文台の、経度ゼロの線上で記念撮影した写真に手を止めた。この一枚だけは取っておこう・・・と思う。