絵馬は、神社にもお寺にもある奉納の品。本来は、生きた馬という。
伏見稲荷の境内にあった絵馬。このように絵馬を奉納するところを、絵馬掛という。生きた馬を奉納する代わりに、絵に描いた馬を奉納したところから、絵馬になったというが、伏見稲荷の絵馬は、馬でなく、ひとつは赤い鳥居を象った物(画像上)、もうひとつは、狐の顔を象った物(画像下)。売れればなんでもいいという稲荷神社の考えなのだろう。特に、上の鳥居の絵馬掛は、鳥居と同じ赤。並んでいた鳥居はこんなに赤くなかった、と言いたくなるような赤だ。ここに掛けられた絵馬は、どうなるのだろう?お焚き上げか、それとも、塗装をし直して、再利用か?気になるところである。で、その中に、白い絵馬が、ひとつ、あるのが目立った。こんな絵馬も売っているんだ・・・それにしては数が少ない・・・と思って見たら、神田明神の絵馬だった。そのために持ってきて掛けたのか?ややこしいことをすると、神様とて、まごつくのではないだろうか?