サラリーマンの小遣い
今年も「サラリーマンの小遣い」の発表があった。調査をしたのは、町金のレイクを運営する新生ファイナンシャル。そのホームページによると、『*平均お小遣いは36,500円、昨年比4,100円のダウンで4年連続の減少 *お金への意識はシビアに、年金には根強い不安感 *生活防衛のため「昼食の弁当持参」は週1.84回に増加、「飲み代」も更に節約』との見出しがある。この調査、インターネットで男女2千人の働く人がサンプルだというが、毎度のことながら、小遣いの定義をせずにアンケート調査をしている。「サラリーマンの小遣」いと一言でいうが、小遣いの認識は人様々のはず。一般的に、昼食代や付き合いの飲食代、パチンコ代は小遣いの範疇だろうが、 ネクタイや靴下、ワイシャツなどの衣服代 冠婚葬祭の交際費 マイカーの燃料費や維持費 携帯電話の料金 パソコンやソフトの購入費やネット代などは、家計から支出する人もいれば、小遣いから支払いする人もいるはずだからだ。毎年同じ人に調査するのなら、「昨年比4100円のダウン」の表現もいいが、小遣いの定義の違う人を集めたのでは前年比の意味がない。当然のことながら、「平均お小遣いは36,500円」と言われても、自分より多いのか少ないのか、比べようがない。どうして、なぜ、こんないい加減な調査がまかり通るのだろう。不思議でならない。