ふきだし公園
ニセコの近くに(北海道では、近くだと思う)「ふきだし公園」というのがある。ガイドブックにも載っているので、それなりの所だろうと思って、行ってみることにした。間欠泉のように高く吹き出すのか、池の底でぼこぼこと吹き出しているのか、「ふきだし」という名前からすると大したことはないのか、などと思いながら、車を走らせた。そこは、1日に約8万トンの水が、崖の切れ目から湧き出す所だった。富士山に似ているので、蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山(1,898m)に降った雨や雪が数十年の歳月をかけて地下に浸透し、この地に湧き出したものだという。1日に8万トンとは、30万人分の生活用水とのことで、半端でない水量である。水温は常に6.5度。冷たいのかと思ったが、中途半端なビールのような温度だった。味は・・・感激するようなものではなかった。画像のように、樋に流した湧水をコップで飲めるようになっているほか、ペットボトルに入れて持ち帰れるようになっている場所もある。開拓時代には、貴重な水源だったと思われる。