東京ドームのキャッシュレス化は時期尚早なのか?
ITmediaNEWSなどに、 『東京ドームは場内チケットカウンターの他、 グッズを販売する売店や客席販売に至るまで キャッシュレス化した。決済はクレジットカードか 「Suica」などの電子マネー、「PayPay」などのコード決済となる。 コインロッカーは交通系ICカードに対応している。 これに対しSNSでは「時代の流れとはいえ……」 「野球ファンには年配の方も多いから時期尚早」 といった慎重論も目立つ。』という記事があったが、私は言いたい。こんなことだから日本はキャッシュレス化が進まないのだ、と。日本には弱者や少数派を擁護する考え・・・いや、擁護する姿勢を見せたがる傾向にあるが、これが強すぎると時代遅れになって、世界から取り残される。ネットなどを使えない年寄りのためという防災無線放送の大音量しかりだが、東京ドームに限って言えば、年配の野球ファンはSuica(ICカード)を使わずに球場へ行くと思っているのか、と言いたい。Suicaが登場して20年以上が過ぎているのに、「時期尚早」とは何を寝ぼけているのか、と言いたい。その昔、パソコンで漢字が使えるようになった頃、第一水準の漢字、第二水準の漢字、という区分があった。使用できる漢字が次第に増えてきて、水準が上がっていったのだが、「第二水準が読めない人がいるので、第二水準を使わないように」という陰のルールが出来たりして、PCの普及を遅らせたことがあった。東京ドームのキャッシュレス化を時期尚早と言っていては、世界の笑いものになる。