「中国は、このやり方なんです!」に注意
昔、私も、思い込んでいた間違い。「中国のことは、中国人のほうが知っているはずだ」ある意味正しいけれど、ある意味間違っている。私は、気づくのに、1年もかかってしまいました。中国人だって、知らないことは知らない。そりゃそうですよね。日本人だって、何人の人が日本での会社の設立方法をちゃんと知っているか。コンサルの仕事を始めて、痛感します。中国では、日本よりも、社内教育が少ない。そのため、個人で思い込んでいることが多いと感じます、「もう私は、この仕事を全て理解した」と。ひどいときは、2、3ヶ月で、思い込みます。一つの仕事が上手くいくと、専門家。一つ上手くいかないと、私には向いていない、となりがち。そこに、「転職が多い」という要素が重なるので、ちょっとやっかいなことになります。新しい会社に行ったときに、もう、「私は、そのキャリアがあります」と、なってしまうんですね。そして、外国人上司が、ちゃんと仕事をさせようとすると、出てくる言葉が、「中国は、このやり方なんです」。これが、コワいんですよね。外国人には判断しづらいので、妙に説得力があるように聞こえる。それで、やらせてみると…ヒエー!!ということが、よくあります。じゃあ、どうしたらええんかな…と思って調べていましたら、アメリカの採用方法を発見。(日本と中国だけでは、両極端の場合があるので、 第三国の事例は、参考になるんです)アメリカでは、こんなやり方なんですね。ある大手ハンバーガーチェーン。やり方は単純。日本のように入社テストや適性検査なんてしない。面接とキャリア、そして本人のやる気で判断する。仕事に対する適性がわからなければ、【店舗で数日間働かせて適性を判断】する。さすが、移民の国、アメリカ。いろんな人がいるだけに、わかりやすい!そりゃそうだ、書類審査と数十分の面接だけで決めなきゃいけないことは、無いんですから。ちょと気が楽になりました(笑)。