読書感想文『出稼げば大富豪』面白い!パワーを感じる◎
いやー、久しぶりにパワーのある本を読んだ感じです。少し前に、石田健さんがオススメされていた本で、本棚から、ふと手に取ったところ、夢中になり、3時間ほどで、読みきってしまった本です。貧乏博士課程の目指せ!金持ち修業日記調子ぶっこきシリーズ出稼げば大富豪内容は、博士課程に通う貧乏起業家の筆者さんが、バリ島で「バケラッタ級」の大富豪となっている「アニキ」(日本人)から教えを乞う、という内容。筆者は、修士課程を2つも出て、今は博士課程、奈良先端科学技術大学院大学という聞くだけでインテリそうなんですが、起業していて会社の年商が30万円。それに対し、アニキは中卒なんですが、バリ島で、不動産開発を中心に、23の会社を経営、地元民からも尊敬され、憧れられている。図式は、なんか、昔流行った『金持ち父さん貧乏父さん』に似てます。金持ち父さんの、読みやすくなった、最新バージョンみたいな感じです。いや、でもね。なんか、今の私自身と被るんですよ(笑)。学校で頑張って勉強して、先生の言うことを聞いて、「学は身を助ける」と、世間一般で言われていることを実戦、さらに、金持ち父さん貧乏父さんを始めとする「金持ち本」を真面目に読み込み、内容を真に受けて起業。バラ色の未来があると思いきや、「ゲゲゲ、起業って結構しんどいやん(涙)」的な・・・・。ほんと、筆者さん、まんま、今の私と同じ(笑)。しかも、本の中で、筆者さんが、アニキに聞かれる場面があるんです、「お前、今、どんな本読んでんねん」と。で、それで筆者さんが答えるんですが、「あー、その本、間違ってないけど、今の日本じゃダメや。 場所も違うし、時勢も違っとる」とアニキにダメ出しされるんですが、その本も、私には、「あー、たぶんあの本だ。俺も読み込んだなぁ」と、そんなとこまで、筆者さんとシンクロできる始末で。儲からない思考回路、バリバリなんでしょうね、私も(苦笑)。おそらく、コレ。→ロバート・アレンの実践!億万長者入門で、そんな可哀想な筆者さんにアニキが金持ち哲学を教授するわけです。『○○理論』、『××理論』というふうに20個くらい出てくるのですが、これが結構、的を得ていて面白いんですね。「だらだら睡眠を貪るな。白目を剥くまで 起きているから深い眠りで充実できる」という白目剥き理論とか、「スピードのある奴は儲けている。 仕事でスピード感を出すなら他人の3倍働け」というハイスピード理論とか(笑)。このアニキが、常に、物事の根本をトコトン考える性格で、自分なりに結論を出して、それが理論になっているので、妙に納得できるというか、「あー、そうだよね。 今まで、他人に言われたのをそのまま信用してたけど、 物事の根本って、アニキの言うとおり、なのかもしんない」というふうに思えてしまいます。(ま、私は基本的に信用しやすい性格なんですが。←失敗しやすい人。笑)アメリカから流れてきた「なんでも効率的にやればいい」的な流行があったじゃないですか。もう、ネットビジネスなら、完全に自動化して、余分な手間がかからないほど素晴らしい、という感じのやつ。それに対して、アニキは、疑問を呈しているんですね。このへんは、最近読んだ、日下公人さんの最新刊でも書いてあったので、余計にしっくり来たのかもしれません。今は、そういう『反アメリカ流』的なものがウケるのかもしれないですね。私自身も、そんな気分ですし。(まんまと、ハメられているのかもしれないですが。笑)まー、ほんでも、こういうパワーをもらえる本は、読んだ後は、ヤル気が出てくるので、今日は、朝から、こんな書評を書いているというわけです。アニキ!さっそく実戦してますよっ!(笑)出稼げば大富豪価格:1,680円(税込、送料別)