日常、百十七日目。
先日、母親といつものように長電話をしたが、2時間もくちゃべった後、切る間際に重い会話をした。内容は、とても重いおもーい、相続の話。あればあるで面倒な話である。うちはすでに兄に移行したものもあるのだが、生前相続は税金が高いのでできないものが多く、結局は父が死んでからの話になる。数年前から、兄が私に話をしたいと聞いているが、毎回機会を逃し、流れ流れになっていた。だから今年の夏、話し合いが開かれるのだ…。うーん、重い。それについて今回母が口火を切ったのだが、彼女の言い分としては自分のエゴばかりを考えず、先祖があっての自分なんだからそれを考慮し、家を代々続けていく事も考えて答えを出せ、という事だ。別に取り分は貰うわよ!とも思ってなかったし、要らないよ、とも思っていなかった。エゴを通す気もないけど、手伝える年頃から年中行事など家の仕事は手伝って来たから配分される立場であるとも思って来た。が、いざ、目の前に問題が浮上すると、分からなくなるもんだ。しかも、こういう面倒な問題は避けて通りたい質な私は勉強する気もない。(これがいけないのか。)しかし、理で攻める、広告業界の営業畑で戦う兄が相手じゃ、逆立ちしても勝てませんわな。(いや、勝ち負けの問題でもないんだが)兄が家の今の状況を懇々と数時間にわたって熱演してくれるのだろうがふんふんと真面目な振りをして聞かなくてはいけないのか。フラリとフランスに来て、親の面倒も見る訳でもなく、ヘロ~ンと生きている私には重い帰国となりそうだ。