迷走するばらまき政策
決まったようです。定額給付金の支給額が。一律1万2000円、65歳以上の高齢者と18歳以下には8000円を加算し計2万円。すぐ計算した。わが家の5人家族だと・・・・・ 20,000円 × 3人(65歳以上)= 60,000円 12,000円 × 2人 = 24,000円 合 計 84,000円うっは~おいおい、これ単純に喜んでいいのかな?確かにここでポンとこれだけの臨時ボーナス(?)が出たら嬉しいことには違いない。でも、この財源は・・・・・みんな汗水流したなかから支払われた税金だ。それでなくとも日本は国民から莫大な借金をしている大変な財政難国家。ここで適切な景気対策は絶対必要ということは分っていても、こういう方法が果たして効果があるのだろうか?実際自民党のなかからも、所得制限の是非で侃々諤々(かんかんがくがく)の議論に発展中。こうした事態を招いたのは、麻生首相が先月30日の「全所帯に実施する」とした発言を、4日後に「豊かなところに出す必要はない」と修正したことによるもの。この政策、選挙目当てのばらまきでないことを願う。もっともこのお金をもらったからといって自民、公明に入れるという保証はないのだが・・・・・次の言、なかなか含蓄のあるもので感心してしまった。反主流色を強める中川秀直元幹事長は5日、自らのホームページで、古代中国の儒家、孔子の言葉「綸言(りんげん)汗のごとし」を引き、首相をこうあざけった。「汗はいったん出れば引っ込まない。王の言葉も一度出れば取り返しがつかない。短期決戦の選挙管理内閣ではなく長期持久の経済危機管理内閣としていくならば、精(せい)緻(ち)な政策のツメは不可欠である。『閣内不一致』『朝令暮改』と『誤解』されぬよう慎重な政策運営をお願いしたい」