おふくろの四十九日
2月4日急に亡くなったおふくろも、今日24日で四十九日になります。仏法ではここで忌が明けるといい、お墓への納骨や四十九日法要をおこないます。でも今回のおふくろの葬儀は無宗教の家族葬儀でおこないましたので、法要はありません。先日の彼岸のとき、いまのお墓参りはしましたが、おふくろのお骨は新しい墓苑に墓を移してから納骨するつもりなのでしばらく家に安置しておくことになります。おふくろが亡くなってどう変わっただろうかと考えると、率直に言って家族の負担とストレスがなくなったのは確かです。「要介護5」という最重度障害で、自分で何一つ出来ない身体だったおふくろもきっと辛かっただろうから、ここで楽になれて良かったねと送り出したことで、我々には大きな悔いも悲しみもありません。昼は介護施設に預かっていただいていたとはいえ朝と夜は自宅にいるので、おむつやパットの交換(朝夜最低3回)や食事(朝夕)の世話も結構負担でした。ときには大量の尿をしておむつから溢れ下着やシーツがビショビショになり、その取り替えには最低30分はかかり、朝の忙しいときにはパニック状態になることもありました。また、デイサービスの車が迎えに来る8時半前後は、仕事に行く家族の朝食や弁当作りとも重なるため、妻もてんてこ舞いをしていました。おふくろが亡くなってからはそういうことがなくなり、到って静かで平穏な日々となりました。別におふくろが亡くなって喜んでいるわけではありませんが、ちょうどいい時期に逝ってくれたと思う気持ちもないわけではありません。みなさんは、この私の心情をご理解いただけるでしょうか。おふくろの厚生年金(1、2月分)、遺族年金(恩給)(1、2月分)、介護保険の過払い返還、後期高齢者健康保険過払い返還、健康保険からの死亡見舞金などは全部相続人の私の口座に振り込まれるので、その手続きが必要ですが、それもみんなおわり、ここでそれぞれのお金が入金されつつあります。以外と驚いたのは郵貯の生命保険。証書の金額がもらえるものと請求したら、その倍以上の金額が戻ってきました。「えっ、こんなに?」と思わずもらしたら、「はい、長い間の利息が付いたので・・・」との答え。これで墓苑購入やお墓の移転費用は全部OK。いや、残っておつりがくる(笑)。「おばあちゃんは、ちゃんと自分の最後のことまで面倒みて逝ったんだね」と感謝です。今年いっぱいは喪に服す期間なので、今年の年末に「年賀欠礼」の葉書(これもすでにギフト店で無料作成予定)を出すことが残っているだけ。これで家に飾っていたこの壇も崩してなくなります。