OVA上映「翠星のガルガンティア ~巡る航路、遙か~ 後編」感想
4月4日から公開されているOVA上映「翠星のガルガンティア ~巡る航路、遙か~ 後編」を鑑賞してきました。【楽天ブックスならいつでも送料無料】翠星のガルガンティア 〜めぐる航路、遥か〜 後編<最終...価格:6,237円(税込、送料込)公式HPはこちら♪☆あらすじ強い絆を育んだマシンキャリバーのチェインバーとレドが別れを果たしてから半年余り。彼は船団ガルガンティアに残り、サルベージチームの一員として勤務しながら喪失した旧地球文明の痕跡を追い求める毎日を過ごしていた。ある日、元上官クーゲルの船団からリーマという少女がガルガンティアにやって来る。彼女と交流するうちに、波乱の満ちた過去を振り返り、改めて現在の自分と向き合うレド。そんな中、思わぬ事態が彼に降り掛かってくる。 (シネマトゥデイより)*******************************************ラストまでのネタバレがありますのでこれからご覧になる方は ご注意くださいね♪ちなみに前編の感想はこちら♪入場者特典はすでに第一週の最終日だったので配布が終了していました。なので、描き下し小説の冊子だけもらってきました。前編の感想で書いた「盛大なる前フリ!!」はまさにその通りで、OVAで家で鑑賞するなら前後編、続けて視聴することをお勧めしたいと思います。正直に言うと、やはり「ドラマ的には何も描くことはない。」で、レドの成長は本編で十分描かれてしまったので、今作品はリーマが彼の経験をそのまま追体験している、といえばそこまでの作品です。目新しいものを期待すると肩すかしを喰らいます。(^^ゞ)しかしながら、レドが全てを失って、空いた器に水を満たしていくがごとく前に進むことを決意したのとは逆に、リーマは失い、空いた器に罪という重石を入れて生きていく・・・そういうところはニトロさんらしい落とし穴的な結末だったかな。リーマを通じて、レドの成長を感じる物語であったと私は思っています。今回はガルガンティアの世界観が広がって初めて陸という場所が出てきます。クーゲル船団を受け入れたため、前編で出てきた船の修理や物資の補充で忙しいガルガンティアの皆さん。状況を打破するためにリジットは物資補給の拠点・竜宮城なる島に寄港することを決めます。妙な噂・・・物資が陸に流れているため、価格が高騰している?リジットはその確認も思案しつつ、交渉の席に向かう。レドは引き上げた船のデータをべベル、オルダム先生と調査中。解析が進むと氷河期にもマシンキャリバーのような人型のマシンが起動していたことが分かって衝撃を受ける。チェインバーと同じような科学的なマシンがあったとは、と驚く3人。クーゲル船団が位置する辺りの食堂でお腹を満たすエイミーたち。しかし、席を外したリーマには怪しい二人組の男が近づいてきて、何やら秘密の計画を企てている様子。自分達が動かなければ、上が動く。リーマは仲間が言う”強制的”ではなく、レドが”自発的”に自分達の計画に参加するよう促すと主張する。一人になったリーマはマシンキャリバー、「マズル」の操縦席に座り、コミュニケーションを図ろうとするけれど、「マズル」の言語を理解することができない。このままでは・・・。竜宮城を出発したガルガンティアだが、エイミーがリーマの仲間の男たちに攫われてしまう!自分が意図しない状況に事が動き出して焦りを感じるリーマ。何とガルガンティアに陸の戦艦が発砲してきた!!!反撃に出るガルガンティア!!!リーマは攫われたエイミーを何とかしようと単身、船に乗り込むけど追いかけてきたレドが同行する。仲間であるはずの味方の艦はマシンキャリバーを奪われることを恐れて撃ってきた!!!リーマを庇うレド。しかし、そこで起動したのはその船に固定されていた「マズル」!!!自分の行動に責任を感じて「マズル」を操ろうとするリーマにレドは同行する。レドの腰に下がっていたチェインバーのインターフェイスが反応してAI機能が拡張する!敵戦艦をことごとく撃破して、エイミーの救出に成功するレド。しかし、レドが「マズル」を降りるとリーマ一人では「マズル」を御しがたく、一斉砲撃を受けて海中に沈んでしまう。これでいい・・・・と思ったリーマに話しかけてきたのは「マズル」だった。操縦席を切り離して海中に沈んでいく「マズル」。ガルガンティアに戻ろうと言うエイミーとレドを振り切って、この戦いで日常の平穏を壊してしまった責任を取るというリーマ。ガルガンティアを離れ、海賊稼業に戻ったラケージとともに海の彼方に去っていくリーマ。というストーリーでした。分かっていてもマズルがリーマを操縦者と認識してコックピットを切り離すシーンで涙!!!やっと友達、とリーマが心を寄せることができたのにね。(;;)まとめて・・・ポイントはべベルの存在とレドの選択でしょうか。病気のためにレドの弟は銀河同盟の方針で処理されてしまい、彼はその事に何の疑問を持たずにこの世界にやってきたわけですが、べベルと出会って、失っていい命など無いと理解したわけですね。今回も、陸に行けばべベルの身体はもしかしたら良くなるかもしれない、という美味しい誘惑があったわけですが、エイミーたちとこの船にいるべベルが幸せなのだと”何が本人にとっての幸せ”なのかを考えるわけです。それは、そのまま時々、物資が困窮するガルガンティアで、生きる事も意味します。♪ありのままでー♪というあの歌が出てきますが(笑)、チェインバー、ストライカー同様にマズルがこの世界では過ぎたモノであることも気づかされます。宮崎監督の「未来少年コナン」に通じるものですね。リーマは「陸」の勝つ事が全ての満たされない生活から、暖かいガルガンティアの生活こそ幸せと感じる=レドの選択を理解することができるわけです。リーマを通して、レドの成長を感じることができました。男前だったのがラケージ!ピニオンに「おしとやかなお嬢様タイプが好み」と言われ、変装してお嬢様を演じきる事で彼に逆襲しましたね!(^^)ガルガンティアの用心棒も自分には合わないと感じて、自由の身を選ぶところがかっこいい!自由になったから罪人になるかもしれないリーマの引受人も勝って出て。「生きる事が罪と思う。それでも生きる事を選択するなら。」ラケージも仲間の命を踏み台にしてここまで生きてきたのでしょう。リーマをそれとなく導いて、いつか海の上で出会えたら。カッコイイ身の振り方でした!こういうカッコイイ女子がいるところもガルガンティアの魅力ですかね。リジットは酔っぱらってましたが。(笑)必ず君を守る。いかなる理由があっても、揺らごうともレドの心はそこにある。この世界で生きていく・・・良き少年少女の物語をまだまだ楽しみたいと思いました。二期は無い・・・らしいですけどね。(^^)【楽天ブックスならいつでも送料無料】翠星のガルガンティア 〜めぐる航路、遥か〜 前編 【特装...価格:6,630円(税込、送料込)fc2サイト記事はこちら♪TB URLはこちら♪http://kiraboshi714.blog55.fc2.com/tb.php/1874-41d7211a