DARKER THAN BLACK 流星の双子#12(最終話)「星の方舟」感想
イザナミとイザナギの出会いはもう止められない。「見たかった世界を見てきて」「星の方舟」(最終話)あらすじは公式からです。ゲート内で何がおこっているのか?黒は銀を見つけることはできるのか?紫苑を見つけた蘇芳は・・・?**********************************銀=イザナミ、シオン=イザナギ。二人の出会いは三鷹文書の通りゲートの中ではもう止めることができなかったのですね。銀の能力は契約者を殺し、始まる災厄はもう止めることはできない。シオンが実はスオウに託した思いに涙が出ました。☆シオンの願い「僕を連れ出してくれる?月が見たいんだ。」相応の対価を払ったシオンは衰弱していた。水族館から車椅子でシオンとともに外に出るスオウ。「契約者にしては感傷的」スオウのことをそういうシオン。スオウが社会生活を送るために都合の良いような思い出を考えてそれを記憶として植えつけただけなのに。シオンの願いではない。あくまでも「スオウの記憶」のため、と言うシオン。「一緒に旅をした仲間の影響かもしれない。」「仲間か、その言葉は僕にとっては新鮮だな。」イザナミの力は契約者を殺す。では、ノリオの母も?気付くとシオンが消えていた!!!☆鎮目の裏切り葉月と戦う黒・・・今回は葉月の圧勝!拘束されて対価のチッスにドキドキ!「オレはイザナミを殺す。」「BK201、イザナミはお前を待っている。」沢崎を殺したのは鎮目と知った葉月はそのまま黒を見逃す。未咲、マダム、猫はCIAの包囲を逃れてゲートの中心に向うが一緒にいたはずのジュライがいない!スオウのところへ・・・そう、ここは願いがかなう場所。踏み込んできたCIAのスミスは博士の死体の記憶からイザナミの場所を突き止めようとする。☆発動する力小林は銀の本体の場所に黒を連れてくる。遅かった。三号機関はイザナミを回収したあと、能力を封じたイザナミを封印するつもりだった。しかし、黒たちの狙撃でそれは不可能になってしまった。今、そこにあるのは抜け殻の肉体だけ。本体はもうゲートの中心にいる。☆実験体だったスオウ博士のドール・システムのある場所にやってきたマダムと未咲たちはそこでMEネットワーク・・・全ての人類の記憶がそこにあることを知る。天空に浮かぶ月は月ではない。それは人類が生きた証。シオンの計画に夢を託したマダムたちは、だからMI6もCIAも騙して博士とシオンを連れ出した。シオンの能力・・・人間のコピーを作り出すこと。でも、一つだけ問題があった。記憶の定着。MEによって植えつけられた記憶が流星核によってどのくらい長く定着できるのか。スオウの旅そのものが実験だったことを知る猫、未咲。☆ジュライの願い姿を消したシオンを探すスオウ。それを見守っていたジュライの観測霊はスオウを導く。ジュライの本体のところには死んだはずのオーガストが!!!MI6はCIAと手打ちをしたので、静観することになったという。「僕、スオウと一緒にいるのが好きなんだ。」「進化するドールか。いいだろ、好きにするがいい。」やってきたスオウと抱擁すると、スオウの願いどおり、シオンの居場所に走り出すジュライ!!!(可愛いですー!)☆始まった災厄ゲートの中心から光が溢れる!開き始める次元の扉。葉月はCIAを倒しつつ、やっと鎮目と遭遇!「オレと一緒で変態なんだよ!!!」鎮目のほうが変態なような気がします。スミスはまだ中心にたどりつけない焦りが!シオンを見つけたスオウ、ジュライ。「取引終了だ・・・。」「僕の作った世界を見てきてよ。」「お姉ちゃん・・・。」泣けるーーー!!!言葉では契約者として冷たいことしか言わなかったけど本当はスオウの「弟」でありたかったんですね。シオンの身体を抱きかかえるスオウの頭上には銀が!!!ジュライがいきなり倒れた!!!「ケリをつける」きっと黒もこうしたはず!!!力を発動してスオウは銃口を銀に向ける!!!割れるペンダントの流星核!!!☆そして新しい世界へ・・・「嫌だよ、やめて・・・!」MEで植えつけられた自分の記憶が飛ばされるのを感じて拒否するスオウ!!!二年前に生まれた時から後の記憶は全て自分のもの。走馬灯のように浮かぶ思い出。学校でターニャ、ニカと楽しく過ごした。父とシオンと離れたけれど、黒と出会って旅をして・・・契約者としてのあり方を叩き込まれた、殴られもした。草の鍋を食べてくれて、一緒に雪の道を歩いて「オレはお前のことしか知らない。」自分にとってのスオウは自分でしか無いと言ってくれた。消されたくない!!!指が引鉄を引きそうになった時、後ろからその手を止めたのは黒だった。「次に行く場所でお前にはこれは必要ない。」「僕たち、ずっと一緒だよね。」「オレはいつでもお前の側にいる・・・。」「黒・・・。」ううー、後ろハグの黒に悶えながら、この世界での命を終わるスオウに涙ですー!!!黒を見下ろす銀。「まだ間に合う。・・・私を殺して。」黒の口元に浮かぶ微笑!!!やっとゲートの中心にやってきた猫と未咲は何かを失うことを怖れながらも踏み込む!ここは願いがかなう場所。最後に銀と黒の姿は光に包まれて・・・!普通の学生生活を送るスオウ。暖かい両親に見守られる日だけど、何かが足りない。どこかで自分を見守ってくれている人がいる。「いつか会える日が来ることを信じてる・・・さようなら。」シオンやジュライ、他のドールたちの思念の集合体である月が遠ざかっていくのを見送るマダム。シオンの願いは成就した。ゲートが再び開き、姿を消す双子のドール。ゲートの中心で目覚めた新たな銀はやってきたCIA・・・スミスたちを悉く倒す。CIAや他の先進国に支配された日本で未咲、マダム、小林は「組織」として動き続ける。きっとBK201はどこかで生きていると願って。いつか、ゲートがあるこの世界では契約者が生きられない世界がやってくる。災厄、それはCIA他の欲望・・・人の欲望のことを示すことだったのでは。MEを初めとする能力を狙われた時から博士とシオンは計画を作り、ゲートが無い、契約者ではなくなった人類が生きる次元を生み出す。そのためにシオンは命を落とすことになってしまいました。自分が計画を遂行するためだけじゃない。父はずっとコピーだったけれどスオウのことを大事に思っていた。置き去りにしたスオウに今度は、新しい人生を両親と。その世界には自分はいない。悲しい願いに涙・・・。銀は何とか自分で覚醒を止めようとしたのですね。でも、それはかなわなかった。アンバーが読んだ未来は止められなかった。それなら。やってきた黒に願いを託して。総じて・・・2クールかけて、DVD収録の分も放映して欲しかったです。スオウを主役に据えて、そこから黒たちを見る視点になってハードさは一期と比べると大分、落ちましたがこれから一期を見ようという方には取り付きやすい内容だったのでは、と思います。銀の存在。契約者を殺すその力をFSB、CIA、MI6と各先進国が争うことになるわけだけど、銀=イザナミをずっと神秘的な存在にしないで、狙う理由はこれだ!というのを後半は明かしても良かったのではないかと。災厄もそう。なぜ、シオンがイザナギだったのか。そこも説明不足で残念な部分だったです。それからCIAの台頭が少し唐突に感じましたねェ。契約者は全部、他の組織だったので、初めに黒やマダムがCIAに協力していたとはいえ、最後のラスボスなら最初からもっと強い契約者を出しても良かったのでは。ストーリー部分で欠落しているところを感じたものの楽しく見ることはできました。さすがBONZさん絵と菅野さん音楽ですよね。そこは神!黒にはもっとさっさとヒゲを剃って欲しかったです!!!あと、もっとバトルね。もちろん、能力を失っていなかったらもしかすると銀との再会は有り得なかったかもしれないので仕方ないかもしれないですけど。終わり、というのにはまだ含みを持たせたDTB。「いつか会える」スオウみたいな期待を私も持ち続けてしまいそうです。