戦場のヴァルキュリア#26(最終話)「決戦」感想
マーモットに連行されたアリシアを救うためにウェルキンたちは決死の突入を図る!!!「決戦」あらすじは公式からです。アリシアを救出するため、ウェルキンたちは果敢にも巨大戦艦マーモットへ立ち向かっていく。鉄壁の戦艦に活路を見出し、決死の覚悟でマーモットへ突入する第7小隊。力のみを追い求めるマクシリミリアンを、もはや止められる者はいない。マクシミリアンの切り札“人造ヴァルキュリア”を前に、彼らは生きて帰ることができるのだろうか……。そして、愛する故郷と大切な人を守るために、ウェルキンが取った最後の行動とは。七ヶ月に及ぶ戦いに終止符が打たれる! *********************************ウェルキン、やる時はやる!!!と言う感想に尽きますかねー。ヴァルキュリア人の強さは半端じゃなかったですが、さらに巨大戦艦の登場、人造ヴァルキュリア!?何だかもう・・・!アリシアを救うためにマーモットに空いた横穴から侵入する第七小隊。ウェルキンが突入するというのを遮って、ラルゴ達は自分たちが引き付けるからウェルキンはアリシアを探して、と言われる。何のためにここに来たのか。納得してラルゴたちと分かれ突進するウェルキン!帝国軍の反撃が始まり、それぞれ分散して戦うホーマー、イーディ、マリーナ、スージー、そしてザカ、ロージー。ウェルキンの前には一人では太刀打ちできない人数の兵士が!そこに現れたのはファルディオ!!!無茶をする!とたしなめたウェルキンにウェルキンさえいれば無茶ではなくなる!と励ますファルディオ。形勢はそれぞれ不利になってきた。次第に傷を負い始める小隊の隊員たち!艦橋のマクシミリアンのところに引き立てられたアリシア。思い通りにはならない!というアリシアにセルべりアのように自分に従っていれば何でも手に入る、ただ一人のヴァルキュリアになったことを誇ればいい、と言い放つマクシミリアン。「やめて!私はただのアリシア・メルキオットでありたかったのに!」ただの人間には何の価値もないと言うマクシミリアン。アリシアはマクシミリアンにそれを恐れているのは自分、だから周りの皆を蔑んでいるのだ、仲間などいないのだと反論する。「可哀相な人・・・。」思わずアリシアの頬を叩くマクシミリアン!哀れむというなら見るが良い!艦内を進むウェルキンとファルディオ!しかし援護していたファルディオは脇腹に被弾!!!敵が迫っている!自分が食い止めるから先に行け、とウェルキンを促すファルディオ!後から自分も行く。だから「アリシアを頼んだぞ。」ウェルキンが去った後、視界がかすみ、そこに座り込むファルディオ。「やれやれ、どこまで見栄っ張りなんだ・・・オレは・・・。」必ずアリシアを救い出すように。ウェルキンに願いながら手にした手榴弾をセットするファルディオ!爆発!!!甲板に出たウェルキンが見たのは吊るされたアリシアと異様な槍と盾を持ったマクシミリアン!!!「人造ヴァルキュリア・システム。」最強の兵器で血筋などには頼らなくても最強の王になってみせる!!!槍と盾は無いがアリシアの力と比べてみる、とアリシアの縄を打って解放したマクシミリアン。ウェルキンは銃を構えて狙うが、逆に狙い打たれて吹き飛ばされる!駆け寄ってきたアリシアに「一緒に帰るんだ、ブルールに!!!」と説得するウェルキン!聖槍の力がエネルギー源ならきっと転送システムがあるはず!アリシアは気持ちを決めて、転送システムを見つけやすいよう動き回る!が、マクシミリアンの本気の一撃が!!!ウェルキン、必死でアリシアを庇う!!!「さて、お遊びはもう終わりだ・・・。死ね!」しかし、人造ヴァルキュリアが暴走し始めている!?アリシアは落ちていた鉄棒を拾って一撃!アリシアを吹き飛ばすと光が失せた槍に今度はウェルキンが鉄棒を叩き込む!!!マクシミリアンの足元にすがり、押さえつけるアリシア!!!「私の愛する人たちを守ってみせる!!!」アリシアのヴァルキュリアの力に耐え切れないシステムはマクシミリアンの肉体を駆け巡り、破壊していく!!!血管が浮き上がり、吐血するマクシミリアン!!!勝負は付いた。投降を促すウェルキンに、自分は虜囚にはならない、マーモットとともにここを墓場と定めるマクシミリアン。戦いでできた竪穴に身を躍らせ・・・爆発!!!アリシアのところに駆け寄ろうとしたウェルキンだが、アリシアはセルべりアと同じようにヴァルキュリアの力が暴走を始めていた。自らを焼き尽くすその光に巻き込まれれば、皆の、そしてウェルキンの命も無い!皆を守って、とウェルキンを止めるアリシアだが、その言葉を無視して炎を飛び越えアリシアのところにやってきたウェルキン!「君を置いていくわけないだろう?大丈夫、僕が付いてる!!!」でも力はもう止まらない。そういうアリシアに「僕はもう二度と君を離しはしない!アリシア、僕はずっと君の側にいる!!!」と宣言するウェルキン!手にはアリシアがパン屋になりたい気持ちを忘れないためのスカーフが。自分がもう今までの自分ではないと区切りを付けたあの日に捨てたはずの・・・。スカーフの事で自分の夢を語る時のアリシアがとても綺麗で。でも、自分はもう今までの自分じゃないというアリシア。アリシアはアリシア、「そんなアリシアの事が好きなんだ。」チッス♪ウェルキンの制服はヴァルキュリアの炎に焼かれ始めていたけれど光は一筋の線となって空にあがり、アリシアの光は消えた!!!スカーフを頭に結んであげるウェルキン。一緒に帰ろう!マーモットでは爆発が始まっていた。悲観的な思いで見守るオスカーたちだが、こちらにやってくる人影が二つ・・・ウェルキンとアリシア!!!そして、ついにガリアとの休戦協定がなり、七ヶ月の戦いは終結した。コーデリア姫が再び即位し、ダルクス人の名誉は取り戻された。解散する第七小隊。バーロットの元に残るラルゴ、そしてヤン。皆がそれぞれの郷里に戻っていく。ロージーのトラックで仲間のところへ戻るザカ。ブルールの丘で誓ったアリシアとウェルキン。今、その丘に二人で立って、自分達ができることをしよう、イサラの、そして皆の思いを受け継いで。そっと握られる手・・・。という事で最終回を迎えました。何というかツッコミどころ満載で。とにかく作品のカラーがシビアな戦争物になるのか、戦場ラブコメになるのかはっきりしない序盤、そしてイサラの死からアリシアの覚醒までいきなり厳しい展開になって、バランスがあまり良くないと感じましたねえ。序盤がユルかったせいも合って、第七小隊が厳しい戦いをしてきたようには全く思えなかったこと、ウェルキンの戦術とエーデルワイス号の突出した力だけで、後は素人も同然の実力と気分の第七小隊の皆さん。この部隊になんで百戦錬磨、プロの帝国軍が負けるのかとそこも気になりましたし。グレゴールの死、イサラの死、も確かにその場面では訴えるものはありましたが、だからって第七小隊全員の成長があったか、と思うとそうでも無いし。さらにもったいなかったのは帝国軍。描写が少なくて、グレゴール、イェーガー、そしてセルべりアは最期に至ってやっと過去話、感情移入する時間もないままに退場を迎えてしまいました。そして最終決戦兵器ですよねー。マクシミリアンが復讐だけでなく、その上の神たる存在を目指す過程描写も少なく、きっとあるだろうと思った力を求めるに至った背景も描かれないまま、セルべりア、マーモット、人造ヴァルキュリア・システム、と力技で押し捲るだけのキャラになってしまったのがとても残念でした。戦闘場面もあっという間に作戦行動は終わってしまうしで、シビアな戦場物を期待した部分はサクッと捨てなければならない事に。(苦笑)個人的にはゲームはなかなか評判が良いようなので、そこに若干の恋愛要素、ゲームでは1対1のキャラの絡みが多いのでアニメでは第七小隊全員のまとまり、成長が見たかったなあと思いました。作画はA-1 Pictures。それほど、崩れもなく独特の雰囲気を保って最終回まで迎えましたが戦場物、と断言しきれないところが迫力に欠ける部分が目立った原因でもあったのでは・・・。キャラではファルディオ、イェーガー(彼はどうも助かったようですが)が置き去りにー!!!退場するにしても彼らの心情をきっちり描いてくれるのを期待していたんですけど、そこもあっさりと。声優さんは皆さん、達者な方が多かったですからねえ。ヘタレなウェルキンのあたりから千葉さんの底力を改めて感じつつ、楽しんできました♪皆さん、お疲れ様でした!戦場のヴァルキュリア3【2009年12月下旬発売予定】戦場のヴァルキュリア ハンス ぬいぐるみ【コスパ】