刀語#10「誠刀・銓」感想
自分と向き合え。刃の無い太刀、残された鞘。「誠刀・銓」仙人 VS 無刀次なる刀に関するある情報を頼りに、陸奥の百刑場へと向かう二人。そこは、今は何も無い原っぱだが、とがめにとって因縁深い場所であった。そして二人はその百刑場で、誠刀・銓の所有者である彼我木輪廻に出会う。自らを仙人と呼ぶ彼は、とがめに対し、刀を渡すとある条件を言い渡す。(対戦相手)彼我木輪廻(ひがき りんね)奥州・陸奥の百刑場に住む仙人。対峙する人によって、老若男女、見える姿が様々に変わるという不思議な存在。自称300歳。***********************************「双刀・鎚」からお休みしていましたが、かなりお話が動いたので簡単に感想でも。「双刀・鎚」のこなゆきの辺りから「悪刀・鐚」の七実、日和号は除いて汽口慚愧と無敵の強さを誇った七花に弱点が出てきましたよね。とがめは、というと七花をとがめのほうが意識し出して慚愧の話では完全に焼餅を焼いていました。弱点の克服・・・それが今回の誠刀・銓をゲットできる条件。百刑場、七花にとってもとがめにとっても因縁ある場所。とがめの父は七花の父に殺された。燃え盛る城ともに父は最期に何を言い残したのか。七花は慚愧との勝負で剣を使うと途端に弱くなる。「剣の呪い」とまで言われたその理由が今回、明らかになりました。彼我木輪廻の容姿は七花、性格はとがめ。2人の思いが重なった輪廻はとがめが戦うことばかりを考えていてはダメ、七花には何故、戦うのかとがめへの気持ちをもう一度、確かめるように言う。(その言い方がまたムカつくんですよね!)単純に”とがめだから戦っている!”という答えを出した七花。父の幻想に苛まれながら、七花が輪廻と会話をした内容を聞いて最期に父が何と言ったのか思い出すとがめ。攻撃に特化した考えを持っていたとがめだけど刃無き刀では鞘もまた不要。目的のためなら目的も捨てる覚悟が必要と輪廻に諭されるとがめ。でも目的そのものは失くさない!と強気はそのまま。「父親が娘に言う言葉なんて決まっている!」その後、空を見上げた涙目のとがめの笑顔が良かったです。刀無き鞘。輪廻が教えてくれた意外な事実。完成形変体刀十二本というの最後の形はなんと「虚刀流」!!!“虚刀・鑢”!!!まさか七花が四季崎の刀だったとは!四季崎・・・彼の知識を多く持つ否定姫は彼の末裔!?変体刀十二本をとがめが集めるのも時間の問題になってきた。全てがそろえば悲願を達成できる。と意外な情報があれこれ出てきましたね。否定姫ととがめの因縁も何となく分かってきたように思います。四季崎の刃の呪い。真庭忍軍もあとは鳳凰一人になってしまいました。右衛門左衛門との一騎打ちも楽しみです♪刀語 第十巻 誠刀・銓TVアニメ『刀語』新オープニングテーマ::刀と鞘価格:2,000円(税込、送料別)