鍛える脳はそこじゃない♪
さて,昨日は保育園参観日で講演会までありました。講演者はうちの園で昨年から導入してる見守る保育の提案者の藤森平司さん。藤森園長の視点・論点はこちら もともと建築を学ばれてたらしく、教育者というより建築家って感じがするクールな方でした講演会のテーマは「してあげる育児から見守る育児へ」では内容を…「会社が採用するときに求める重要視する事項とは?」…なんと思います。「英語力…2社」「学力…4社」8割以上の会社が…「コミュニケーション力」で、コミュニケーション力を鍛えることはできるらしいっす。コミュニケーション力を司るのは前頭葉後ろじゃないのよ。ちなみに記憶力は後頭葉らしいです。さらに前頭葉が司るのはコミュニケーション力だけならず工夫する力。1+1=□ に答えるのは 後頭葉。「なぜ、1+1=2になりますか?」 に答えるのは前頭葉。いうまでもなく これからの有名私立の試験は後者の「なぜ?」「どうして?」を問う問題にシフトしているようです。だから、賢くしたいからって早期教育で一人でブロックさせたりCD聞かせたりしても刺激されるのは後頭葉なんですよ。賢くしたいなら 前頭葉を鍛えなきゃ!ってことで 発達段階と前頭葉…「受容期」である0~2歳児…スキンシップ前頭葉がいちばん反応するのは お母さんがさわってるときだそうです。で、受容期の容器がいっぱいになったら「自己主張期」がやってくる。魔の二歳児ですね。なんでも「じぶんで!」ってやりたがる。自立の第一歩。一人遊びも始めちゃう。一人遊びの時も「見守られている」ことが実感できると集中してる。親は手を離して「みてるよ」って示すだけでいい。自己主張も 共感してうけとめる。どうしてダメなのか どうすればいいのか きちんと説明する。これをちゃんと抜けたら 「自己抑制期」 がきます。自己主張を受け止めてもらえる経験を通り過ぎたからこそ我慢する力が生まれる。この階段をきちんと踏んだらやっと 「他者支援力」 が生まれるんですって。誰かの助けになりたい。そういう気持ちが生まれる。これが女の子で6歳くらい。明日で3歳のななちゃん。 「自己主張期」からだんだん「自己抑制期」に移行してきてるのが分かります。(一番右はママと一緒にお仕事中)「おやつたべていい?」「ダメ」「ご飯食べてから?」だめな理由を自分で考えて 納得して 我慢してます。いじらしい……で、受容期を抜けた子どもたちの前頭葉をもっとも刺激する時間は…子ども同士で関わる時間。↓前頭葉刺激中(笑) その中でも もっともっと刺激するのは…「自分よりちっちゃい子になにか教えてあげる時間」だから子どもたちばっかで 遊ばせないと。しかも 異年齢で!ってことで、保育園は異年齢教育を行っております。さて、前頭葉の発達を一番阻害するのは 「過保護」だそうです。なんでもさきまわりして してあげちゃう。考えなくてもいいもんねえ。あくまでデータらしいですが 凶悪犯罪の生育歴で一番多かったのが「過保護な母親」と「無関心な父親」のペアだそうで。前頭葉の発達を阻害したまま 人とつながれない子どもが大人になって…あるいは 大人になる途中で…そして、前頭葉が発達してないことには気付きにくい。後頭葉が発達してることに安心して…(勉強はできてるから)賢くなくてもいい。人を信じて 人とつながれる子どもに…そう思って 塾にはやらずとも こんな活動↓に協力することは惜しまなかったのですが… ただいま うちで大学生~小4が7名集まってキャンプの話し合いしてます。(このあと親の班会でさらに大人3名 子ども1名が加わる…)3泊4日。大人抜きのキャンプに行くため何度も話し合います。13日はまたデイキャンプもあるみたい。…でもねえ、一石二鳥。前頭葉フル稼働で みんな賢い子に育つ♪工夫できる子に。「どうして」「なぜ」が考えられる子に。そして、そんな子がその気になれば 後頭葉はいつでも鍛えられる♪たいせつなのは 乳幼児期に 前頭葉をしっかり動かすこと。ちっちゃいころから 人とつながること。そして、遅すぎることはない。小学生になっても 中学生になっても踏み損なった段階があるならば その階段を踏みながら人とつながる機会をつくること。そのためには 大人同士がやさしくつながること。あらら、いつもと同じ結論でした♪見えないものを大切にしていることで前頭葉を刺激していると知ってちょっとお得な気分になったのでした♪意図してなかった英才教育の隙間をぬってお仕事片付けてるnamiママに今日も↓応援クリックいただけると喜びます♪楽天ユーザー以外の方はこちら↓からコメントいただけると嬉しいです♪メールもこちら↓から♪