台風26号の災害を踏まえ、27号の備えコモゴモ。
今朝、NHKのニュースで、前回26号の災害を踏まえ、大島島民が2次災害の備え、続々島を離れ都内に避難。ただ島民によっては島に残る人も。そして25日~26日には27号が同じコースでやってくる。確かに、26号では大島が大変な災害であった。集中的な雨を予想していながら、予想をはるかに超える土砂災害のためか、大きな災害事故になってしまった。島民、被害を受けたご家族の心情は如何ばかりかとお察しします。大島は、東京から近く、割合に報道関係が早く訪れる事が出来た。多くを語れないが、その報道陣の多さから、救助に支障を起こすのでは?、そんな意見すら出る程の過熱報道と云う意見すらあった。この26号の被害は、その為に大島に集中したが、これは私の住む八丈島でも、決して少なくなかった。その被害はアチラコチラで聞かれる。屋根が飛ばされたとか、ものが飛んできて壁に大きな穴が開いたとか、それは怪我人こそなかったが、実際の瞬間最大風速は50メートルを超え、その爪痕を残した。そして、今回の台風27号を検証、予想してみたい。まず前回の26号と比べると、27号が発生した後に、その東に熱低が発生し、さらにその東に台風28号が発生したことだ。28号は、恐らく大きく東に逸れるので日本本土にはさほどの影響はないだろうか。しかし、熱低の方は速度を速め北北西方向に進むことが気がかりになる(これはあまり報道されていない)。それは、22日には八丈島の西に居て、前回26号からのアリューシャン列島あたりにある熱低と連携するように前線を広げる様子なのだ。(台風27号以前に伊豆七島の東に到達す熱低)(此方は米軍の27号予想コース、最新のに差し替えました)それは、偏西風に乗ってやってくる台風27号と刺激し合い、北九州を除く列島全てに雨を降らせるでしょうか。勿論、26号時に、大島に起きた局地的な豪雨は、何処に起きてもおかしくない状況になります(汚染水問題にも大きな影を落としそう)。この台風27号は、気象庁の総合データからの予想(一般的なTVなどで出される予想)と気象庁GSMモデル、米軍の台風予報、ヨーロッパ中期予報、等でそれぞれに微妙に異なります。特に今回27号の予報では、気象庁の予報に比べ、ヨーロッパ中期予報では1日ぐらい台風の進行位置が早まり、米軍の予報(気象庁GSMデータはほぼ同じになっています)は、さらに半日ぐらい早い予報なので、台風到達の予想時刻は異なります。(24日の午前・九州を除くほぼ全土で雨に注意が必要です)(24日の午後の予想・午前の方が雨が強く台風が近づくに従い雨よりも強風?)(八丈島直撃の可能性が)ただ、26号に比べると気象庁GSMモデルのデータでも、若干に南側を予想しています。これは八丈島直撃の可能性もあると云う事です。そして27号の風速ですが、今現在で920hPa、これがピークで、これからは規模が縮小されますが、それでも伊豆七島到達時点では、26号のときは960hPa。今回は950hPa相当と見られます(気象庁の予報では975まで縮小する予報で、そうなればやや安堵するが)。そして最大で30メートル瞬間最大風速が50メートルだったのですが、一部のシュミレーションでは最大で40メートル、瞬間最大風速は70メートルとなっていて、恐ろしいほどの風速予想が出ているのです。瞬間最大風速が70メートルであれば、当然に26号とは比べ物にならないぐらい吹くと云う事です。これは危機的でしょうか(たぶん、島内のアッチコッチに小規模な竜巻が発生する状況)。これは、あくまでも予報であり、其々同じ気象庁でもコンピュータ予想、GSMデータでも異なるので、それは外れることを願うばかりですが、もしかしたら、この八丈島でも避難勧告があって可笑しくない状況。我が家では飼い猫猫2匹、飼い犬のコーギー達2匹。我が家の家内に至っては、果たして避難所に犬猫を連れ込むことは可能か?、そんなことで苦慮すしている能天気さです。多少冗談っぽくなって、怒られそうだが、総括すると、報道では大島に偏重しているような台風情報だが、八丈島でも深刻であり、想像を超える事態になるやも。島民皆さんは、くれぐれも心して、この台風に備えて欲しいと云う事です。大きな災害と云うものは、全てに想定外であること。そして、自然の脅威と云うものは何時でも想像をはるかに超えると云う事です。この台風27号。ただただ、予想が外れることを願っています。(気象庁などのコンピュータシュミレーションなどを、各ホームページから引用させて頂きました、ありがとうございます。)