幻の寿司。
アメリカの巻き寿司と言えばカニかまとアボカドの入った裏巻きの『カリフォルニアロール』が有名であるが他にも、カリフォルニアロールのカニかまをエビに変えた『ボストンロール』やらクリームチーズとスモークサーモンの入った『フィラデルフィアロール』等も定番である。土地の名前ではなく、生き物の名前で呼ばれる巻き寿司にはウナギ(またはエビの天ぷら)が入った『ドラゴンロール』やら、ソフトシェルクラブ*の唐揚げの入った『スパイダーロール』等がある。*ソフトシェルクラブとは 脱皮した直後の殻の軟らかいカニで 唐揚げ等にすると、殻まで香ばしく食べられ 大変に、大変に、大変に美味である。先日、街を歩いていたらとある寿司屋さんの外に出してあったメニューにあまり見かけない…というより、はっきり言って誰も今まで見た事のない…幻の…『ツチノコロール』が載っていた。メニューによると、Shrimp Tempura, Marinated Sweetfish Broth & Avocadoエビの天ぷら、漬け込んだアユのスープ(英語が間違っているのか?)そしてアボカド入り。やはり、幻の生物は謎だなと思いつつ…通り過ぎて、家路を急いだ。