ぼるしち。
ポーランド出身の友人の家でボルシチをいただいてきた。日本では、ボルシチというと老舗のロシア料理店でさえトマトスープを出すことが多いけれどトマトが入っているボルシチは日本独特の料理であって本当のボルシチはトマトなんて、一滴も入っていないビーツのスープだ。アメリカでは、めずらしくはないのであちらこちらで食べたことがあったけれどポーランド系の家庭の味のボルシチは初めてだった。ボルシチは、ロシアを含む東ヨーロッパの多くの地域で食べられているけれど日本でお雑煮に、色々な種類があるようにビーツのスープであるという基本を除いて地方や、家庭によって色々な種類がある。友人のJちゃんの家のボルシチは発酵させたビーツを使ったボルシチで具のない、美しい、ルビーのようなスープだった。これに、餃子のような小さなピロシキを添えたり、中に入れたりして食べるのが正式な食べ方。クリスマスイブには、このボルシチを含め12皿の料理を作って食べるのがポーランドではお決まりだそう。クリスマスイブには、肉類を食べない習慣だそうでピロシキの中身は、キノコだった。