アメリカ東海岸旅行(ボストン(4))
30年前のボストン訪問時、とても印象的だったのは今まで回って来たほかのアメリカの都市とボストンは違うなと思ったことだった。とても落ち着いたヨーロッパ的な風景があったのだ。下の写真は2003年に訪れたイングランド中央部ストラットフォード・アポン・エイボン(Stratford-upon-Avon)のチューダー様式の木造建築物である。真ん中にある看板には "The Shakespeare" とあり、レストランになっている。ちなみにこの町はシェエークスピアの生誕地で、近くに生家が記念館として一般公開されている。また、ハーバード大学の名前にもなった最初の寄進者ジョン・ハーバードの母親が住んでいた家もハーバード・ハウスとして残っている。以前は、このようなチューダー様式風の大きな建物がクインシーマーケットからよく見えていたのだ。そのようなことで同行の家内にも、ボストンはほかの都市とはちょっと違うのだよと見せたかったのだがダメだった。ガイドにも尋ねたのだが、そのような建物は知らないという。やはり、30年という歳月は如何ともしがたいものであった。最終日はボストン郊外フレミンハムのシェラトンホテル泊まり。朝、出発前にホテルの周りを探検。するとどうだろうホテルの外観がチューダー様式風なのだ。ちょっと木組みの感じが簡単でしかも左半分は予算が無くなったのか装飾が無い。如何にも現実的アメリカ的なのも面白い。ここへ来てやっと探していたものに会えたという感じだった。気を良くしてぶらぶら歩いてみる。秋とはいえ、まだいろいろな花が咲いていた。このバスでボストン空港に向かった。10月5日(木)午後3時50分ボーイング787機で成田帰着。7日間のアメリカ東海岸ツアーは解散となった。(アメリカ東海岸旅行記 完)