いよいよダービー
世間がそわそわしている。ワールドカップが近づいてきたことではない。それはいよいよ今月28日に競馬の頂点である「ダービー」が開催されるからだ。競馬に興味のない人でも「ダービー」という言葉はもちろん知っているであろう。ただ、詳しい内容を知らない人が多いのも事実である。競馬に詳しい人には退屈かもしれないが、一応「ダービー」の基本的説明をすると、ダービーというのは、毎年生まれる馬の中で、最強の1頭を決めるレースである。そもそも馬というのは、年がら年中子どもを産むのではなく、2月から4月にかけてが出産の時期となる。だからその時期に生まれた馬が、その年度の馬ということになる。日本ではその数は約10,000頭(最近はもう少し減っている)。その中でナンバーワンを決めるレースがダービーなのだ。つまり同世代チャンピオンだ。日本の、いや世界のホースマンはこのダービー制覇が究極の目標となる。そもそもダービーに出走するのもかなり敷居が高い。まあ、当然のことであるが。今回はそれをかいくぐった18頭が出走する。昨年は「ディープインパクト」が圧倒的な人気を集め、優勝した。今年は昨年とは一変し、混戦ダービーといわれている。今現在の天気予報では週末はイマイチだが、ダービーの舞台となる東京競馬場まで行く予定だ。既に前売り入場券も入手済みである。東京競馬場はとても美しい。競馬にあまり興味がない人でも結構楽しめるスポットだ。とにかくここの馬場の広さにはびっくりさせられる。緑のターフが果てしなく広がっているようだ。JRの府中本町から行くと、東西に長い競馬場の西側から東側を臨むことになり、より広さを際立たせる。ここは内馬場もよい。内馬場からスタンド方面を眺めると、メインレース前は恐ろしいくらいの人波が揺れているのがわかる。今週末のお勧めスポットである。さて、ダービーだが、私は「アドマイヤメイン」と心中してきます。