Seawind / Seawind
シーウィンドのデビュー作。シーウィンドはボブとポーリンのウィルソン夫妻が立ち上げ、後にホーンアレンジャーとして超売れっ子になるジェリー・ヘイがホーンセクションを仕切った、LAの名バンド。本アルバムは1976年のリリースで、ハーヴェイ・メイソンがプロデュースした。1.We Got a Way2.You Gotta Be Willin' to Lose, Pt. 2 3.He Loves You4.Devil Is a Liar5.Love Song/Seawind6.Make up Your Mind 7.Praise, Pt. 18.Roadways, Pt. 1-2Bob Wilson (ds,perc) Pauline Wilson (vo,perc)Jerry Hey (tp,flh,frh,horn,vo) Kim Hutchcroft (ts,as,ss,brs,vo)Bud Nuanez (g,vo) Larry Williams (p,kb,syn,fl,vo) Ken Wild (b,vo) Harvey Mason ,Paulinho Da Costa ,Ralph MacDonald (perc, conga) etc. このバンドの良さは前にも書いたが、切れのいいリズム、変幻自在のホーンセクション、そしてハワイ出身のポーリンのパワフルなヴォーカルが魅力である。アップテンポの1で幕を開け、2曲目がさらにアップテンポという構成の妙。そして3曲目は一転抑え目な音でムードを高める。そして5曲目は壮大に。この5曲目の後半はインストなのだが、これが非常に素晴らしい。何気なく流しているようでいて、雄大な海岸の情景を心憎いまでに表現している。波の音が効果的。6はLPではB面トップにあたり、TOPバリのホーンセクション重視型ファンク調。そして7・8は締めくくりでしっかりと。シーウィンドは3年という短い活動期間に5枚のアルバムを残したが、私はこれがベスト。現在CDは廃盤状態で、中古盤でも驚くような値段がついている。万一オークションなどで安く見かけたら即買い。 You gotta be willin to lose(mp3)He loves you(mp3)音量にご注意ください