自宅でイタリアワイン会 Part2
前回からの続き。いちおうオールドビンテージ編。ただ今回は、かなりアルコール摂取してしまい記憶が曖昧です。ということで、おおざっぱなコメントが多いのでご容赦のほどを。1974 Valpolicella Classico Superiore(Giuseppe Quintarelli)ヴァルポリチェッラ・クラシコ・スペリオーレ(ジュゼッペ・クインタレッリ)Veneto, Italia - 赤辛口\7,000, 尾張一宮・河野酒店, 2004年5月購入ヴァルポリチェッラでは、ダルフォルノロマーノと双へきのクインタレッリ。この74を飲むのは2回目。前回もおいしかった。でも、このくらい古くなるとボトルバリエーションもあるので不安を感じながら抜栓。うーん、やさしい古酒。酸化の兆候は一切見られず、きれいに熟成している。このくらい古くなると、品種がどうとか、地域がどうとかっていうのはないのだけど、落ちかかってはいるものの、まだピークの一端。印象的だったのは、良い意味での甘み。一部のワインは熟成による甘みが出るものがあるけれど、これものその一つ。そのやさしい甘みを核にして、なめらかになった体躯がまとわりつく。個人的には、今日一番だったワイン。クインタレッリのヴァルポリチェッラを探す>ヴァルポリチェッラ・クラシコ・スペリオーレ [1998] ジュゼッペ・クインタレッリ \8,694さすがに74は売っていないけれどお勧め。1971 Barbaresco Sori Tirdin(GAJA)バルバレスコ ソリ・ティルディン(ガイア)Piemonte, Italia - 赤辛口\40,000くらい, 2001年5月購入本日の本命。ガイアの中でもトップの区画といわれるソリティルディン。それもピエモンテのグレートビンテージの71年。いやが応でも期待が高まる。コルクは、やせていないけれどボロボロ。かなり苦戦して抜栓しました。複雑な要素はあるもののピークは越えている。このあとの怒濤の飲みによって味のディテールは定かじゃないのだけれど、いちおう楽しめる範囲だったのが、せめてもの救い。71年のガイヤだと思って飲めば感慨深い。10年くらい前に飲んだ方が良かったかも。それにしてもイタリアのオールドビンテージは難しい。ガイヤは50年代も含めて何回か飲んでいるけれど、いまだにブル・ボル古酒のトップクラスの古酒にあるような偉大なものに出会ったことがない。ガイア ソリ・ティルディン [1998]\30,429豚とソーセージのレンズ豆煮込み牛モモここで一息入れて戻り泡。NV Gosset-Brabant Cuvee de Reserve Grand Cru Brutゴセ=ブラバン キュヴェ・ド・レゼルヴ グラン・クリュ ブリュットChampagne, France - 白辛口\4,410, かわばた酒店, 2007年5月購入以前訪問したこともあるゴセ=ブラバン。ドメーヌは、ボランジェの正面にある。Ayらしい骨太な骨格。戻り泡としては、このくらいしっかりしたほうがよい。ボランジェが高価格化した今、この値段は魅力的。ゴセ・ブラバンを探す>【ドメーヌ・ゴセ・ブラバン】グランクリュ・アイ・キュヴェ・レゼルヴ[NV](白)\4,410それにしても、かわばたの値付けは安い。友人が作ってくれた「キウイのソルベ、ボンベイサファイアがけ」ここでジンを大量摂取したのが良くなかったのか。この日の後半は、だいぶ記憶が飛んでいる。1990 CAMPOFIORIN "ripasso"(MASI)カンポフィオリン "リッパソ"(マアジ)Veneto, Italia - 赤辛口\3,990, 銀座松坂屋, 2000年3月購入6人で8本目。カンポフィオリンのオールドビンテージ。ヴァルポリチェッラの親戚のようなワイン。リッパソは、マアジ独自の製法で、一次発酵したワインに、陰干しした葡萄を軽く圧搾して得た果汁を加え、二次発酵させる方法。タンニンは溶け込みシルキー。現行ビンテージならば2千円台のワインなので、複雑性は無いけれど、柔らかな古酒として楽しめる。カンポフィオリンを探す>1997 Recioto di Soave "I CAPITELLI"(ANSELMI)レチョート・ディ・ソアヴェ "イ・カピテッリ"(アンセルミ)Veneto, Italia - 白極甘口\1,869(ハーフ), 玉喜, 2000年9月購入アンセルミのデザートワイン。赤みがかったゴールドで濃いめの色合い。砂糖菓子。ハチミツ。酸味や苦みもあって、それほど強い甘みは感じない。芯はしっかりしているものの、柔らかい甘みで、なめらかでシルキーさが印象的。ちょうど飲みごろ。スケール感はないけれども、適度な熟成もあって今飲んでおいしいデザートワイン。この値段だったら十分合格点以上。コメントが細かいのは、残ったヤツを飲み直したから。(^^ゞ1997 Chianti Classico(Fontodi)キャンティ・クラシコ(フォントディ)Toscana, Italia - 赤辛口\2,100, よしや, 2000年4月購入リーズナブルなキャンティでは評価の高いフォントディ。朝起きたらグラス1、2杯分くらい空いてました。記憶にないので、後日再評価する予定。みんなの意見をちゃんと聞いていないけれど、人気があったのは、マッセト、ガイヤ、クインタレッリ。それにしても、この日は飲み過ぎたのだ。