ヒップホップ本
ワケありってコトで ヴィッキー ストリンガー ゆーこが読んでて面白そうだったので図書館で借りてみました。買春斡旋業、ドラッグディーラー、そして服役。自伝と言うだけあり、息もつかせぬドキュメント。その名もヒップホップノベル。ヒップホップと言えば、昔に比べてあまり聞かなくなったなぁ。PVに登場する金ピカホイールの高級車やら、ジャラジャラアクセやら、頭悪そ~な水着ギャルに食傷気味。金と女と車。それって幸運(ツキ)を呼ぶペンダントの広告?ブリンブリンにかりたてる環境とか心理とかが何となくわかった気がした。薬を買うために体を売る女性たち。金と女のことしか頭にない男たち。彼らにはそれなりの事情があり、誰でも同じ環境に身をおけば、そうならないとも限らない。ブタ箱や死と常に隣合わせじゃ刹那的になるのは無理ない。だから、贅を極め酒池肉林の日々。根深い貧困→尽きない物欲→犯罪にドップリという悪循環。グッチとかアルマーニなんかなくても生きていけるのになぁ・・。Easy come, easy go、悪銭身につかずやもん。全てを失った著者は刑務所生活で文筆活動に目覚める。出所後本を出版し、会社まで設立。やっぱビジネスセンスあるんやなぁ。ヒップホップ本を検索するとあるわあるわ。True to the Game, A Hustler's Wife, A Gangster's Girlなどなど、タイトルだけでも好きな人はウホウホ。(Bad Girlzって本が気になるー)翻訳されたら日本のヒップホップ少年少女の愛読書になるんちゃう?だってファッションだけって、あまりにも寂しいから・・。