メルトダウン。
タイトルが不謹慎かもしれませんが、真実なのでこの表題。東電や枝野官房長官が発言する多くの言葉の中に潜んでいる欺瞞。その欺く裏には触れたくない事実があるからだと思っています。要するに、地震によって制御棒が注入され安全に停止しているという嘘を隠すため今日の枝野官房長官の汗だくな会見を見た人は大勢いると思います。もう・・・隠し切れないんです。「空焚きじゃないのか?」という記者の質問の後、どっと吹き出てきた汗「燃料棒の損傷の可能性がある」「制御出来ている」「安定している」「格納容器は維持している」嘘は発言していないんです。非常に巧みですが、言葉を選んで嘘はついていないでも、肝心な圧力容器の状態については枝野官房長官もほかのチャンネルにゲストで来ている偉い専門家も一切触れないんですね。多分、圧力容器は底に穴が開いています。1号機から3号機まで3つともすべて。まあ・・それは自分の想像でして、裏付けはありませんが。でも、なぜ、海水まで注水して水位が上がらないのか?単純に穴が開いているからだと思っています。燃料棒が露出=そこが高熱になる=溶け出す=燃料棒の被膜のジルコニウムが溶け出す=水と反応して水素を出す=格納容器の配管とかから水素が抜けて建屋の上部に溜まる=何かに引火して爆発。溶け出した燃料はウラン235が混じった高熱の液体となって圧力容器の底に溜まる=中性子を吸収する燃料棒は近くに無いからそのまま徐々に臨界状態になる高熱に耐えられなくなった容器の場所から徐々に格納容器にポタポタ落ちて行ってるそんな状態じゃないかと・・・。そもそも、制御出来ているっていうのは燃料棒が入っている場所で50度とか60度付近で安定している状態を言います。燃料棒が溶融するような状態をいわゆる「メルトダウン」というのです。IAEAのレベルで現在レベル4といいますが、東海村の臨界事故でレベル4ですつまり制御出来ずに臨界事故になっているということです。もう、制御出来ていないんです。ただ、現場の人たちは一番理解していて必死に最悪の事態を避けるための努力をしているんです。圧力を下げるために放射能まき散らしてでもベント開放したんです。そうしないと海水の注入もままならないからなんです。そのベント開放も手動。海水の注入も手動。つまり放射能飛び散る格納容器に直に近づいて作業している人たちが大勢いるのです。放射能にはアルファ波、ベータ波、ガンマ波ありますが、防護服来ていればアルファ、ベータは結構何とかなるそうです。ですが、ガンマ波はどうしようもない。覚悟を決めて(酷い被曝を覚悟して)みんな作業をしているはずです。正直、11日の夜にディーゼル発電のバックアップが出来ない状態で福島第一原発の1,2,3号機全て海水の注入を決断すればこんなにひどいことにはならなかったんです。最初の地震から津波が来るまで約40分くらいですか。それまでには制御棒全部挿入完了で、あとは冷やすだけのはずだったはず・・炉心は冷却出来ればあとは何とかなるんですね。どんなに高波来ようとも、きちんと制御棒入って冷却材注入できていれば安定したはずなんです。現に福島第二原発の3号機はきちんと安定しているはずです。それなのに福島第一の1,2,3号機。それに福島第二の1,2,4号機これの不安定な状況はどうなんだろう。勝手な憶測ですが、非常発電機の整備不良?6基も不良なんてありえないきっと、一度に停止したら都市機能がマヒするという上層部の意向が働いてすぐに起動再開を指示した結果がこの状態を招いたんじゃないかと思う。現に震源地にもっと近い女川原発の3基はまったく問題ない。女川は人口の半分以上が行方不明なほど壊滅的な状況なのに地震後まもなくディーゼル発電の黒煙があがったという話がある。冷やせばなんとかなるんです。でも、溶け出した燃料棒の一部はもう・・・・制御不能になってるのは確かなんです。圧力容器に穴が開いていなければホウ酸ぶち込んで中性子吸収できれば臨界事故何とか回避できるはずなんです。一切情報が途絶えたままの福島原発の状況。何故にここまでテレビやニュースが原発について少ししか報道しないのか理解に苦しみます。不謹慎な表現ですが、現在万単位での死亡が予測。45万人以上の避難民がいる現状ですが、溶け出した燃料が臨界状態になったら・・・・・日本は保てません。家族に遺書メール送りながら原発に入った人も大勢います。勿論政府はみんな知ってるんでしょうけどパニック煽るだけなので一切公表しませんが、今日一日で米軍のヘリ搭乗員17人が被曝したというニュースが物語る通り、実際は非常に高レベルな放射能がすでに出ているのが事実記者も発言選びながらの質問にこの真実が隠されていると思います。スリーマイル以上チェルノブイリ以下の現状。 乙