日本の年収とアメリカの年収
もう5月に入りましたが、自分の会社でも4月から新卒社員が何人もいて、正直こいつ誰?っていう感じなんですけど、ちょっと今の人たちの初任給気になって調べてみたら18万後半から19万後半程度だった。これって30年前の自分が高卒の初任給とほとんど変わらない。変わらないどころか、当時は消費税も無かったし介護保険料やその他引かれる項目は少なかったので実質今の人たちの方が手取り額が少ないということです。ちなみに令和2年の日本の平均年収は¥433万なんだそうで・・・数年前までは¥445万とかの公表値だったはずなんですが、平均年収も下がってきているという現実。所得割合い別で書くと・100万以下・・・・・・・8.4%・100万~200万以下・・・13.8%・200万~300万以下・・・15.5%・300万~400万以下・・・17.4%・400万~500万以下・・・14.6%・500万~600万以下・・・10.2%・600万~700万以下・・・6.5%・700万~800万以下・・・4.4%・800万~900万以下・・・2.8%・900万~1000万以下・・・1.8%・1000万~1500万以下・・3.4%・1500万~2000万以下・・0.7%・2000万~2500万以下・・0.2%・2500万以上・・・・・・・0.3%こんな感じで圧倒的に年収300万台が多いのが日本。一方アメリカはというと2019年で平均年収が¥540万程度になっているそうですしかもこれはドル/円=104円で換算したレートなので今の1ドル=130円になってる現状ではさらに差が開いているということですね。しかもアメリカの平均年収って・2015年・・・・¥479万・2016年・・・・¥485万・2017年・・・・¥504万・2018年・・・・¥520万・2019年・・・・¥540万毎年のように上がっていってるんですね。これって日本も昔高度成長期やバブル景気の時も同じような現象があって、要はインフレで物価が上がれば賃金もそれなりに上がっていた時代がそうなんです。世界の先進諸国は自由経済の下にインフレが適度に進んでいてイギリスだとタバコが1個2000円だったりラーメン1杯が3000円とかする時代になっています。10数年前は韓国は日本の物価の10分の一・・・なんて言ってた時代もありましたけど今は日本よりも平均年収が上回ってしまいました。何が言いたいかというと、適度のインフレと当時に国民の賃金も上がっていかないとほかの国との物価や価値が相当置いていかれているという状況になってますよ~ってことです。別にラーメンが一杯¥1000円になってもいいんです。ガソリン1リットル=¥100円になってもいいんです給料が倍になっていればね。ドイツのアウトバーンのGSなんかは1リットル=¥300円になろうとしているらしいですそれが世界の標準的な金額になっている今は日本も初任給¥30万程度貰えるような経済国になってほしいですよね。6月からはまたカップラーメンでも食品その他値上がりが続くと言われています。日本の経済の問題はインフレじゃなく賃金が上がらないのが問題なのです企業の内部留保が過去最大とか言われているけど、これは日銀や政府の経済誘導の失敗に他ならない鶏が先か卵が先かじゃないですけど、やっぱり給料高い方がいい人集まるしやる気も出るというものです毎年しっかりとベースアップしていく経済になってほしいなと思っている。喫煙所で新人と話して思った感想。 乙。